2019年の新上院議会で最も注目されている共和党議員は、明日3日に宣誓を行う2012年の大統領選で、共和党の指名候補者であったミット.ロムニー(ユタ州)である。ロムニーは1日、ワシントン.ポストにオプエドを寄稿し、ドナルド.トランプの大統領職は12月に急降下したと述べた。また、国内外での米国大統領のリーダーシップの重要性を強調し、多数修正するべき問題があるとし、米国上院共和党議員としての彼の政治的立場を明白にした。トランプに対する態度は風見鶏的側面があるロムニーの公的声明は、明らかにトランプからの独立を示唆している。
ロムニーは1日オプエドを投稿し、その最初の段階で、ドナルド.トランプを共和党大統領に指名することは「私の選択ではなかったことが良く知られています」と述べ、12月、大統領職は降下したと指摘した。それらは、2018年の中間選挙で、米国下院議会の民主党は41議席を追加し、多数の共和党知事は議席を失い、壁建設の資金で連邦政府の労働者を人質に取っているような状況に追い込み、株式市場は記録的な下落を繰り返し、シリアとアフガニスタンからの米軍撤退の決定により、トランプ政権の中で最も世界的に信頼されていた国防総省長官ジェイムス.マティスの辞職に繋がったからである。そのような状況で、大統領職は降下していると指摘したロムニーは大統領が「大統領職を真剣に捉えてない」とし、正直および誠実性に欠けているとトランプを批判した。
加えて、世界のリーダーシップの重要性を強調した。ロムニーは、2017年1月トランプが就任して以来、米国大統領のリーダーシップの評価は極度に低下したことを指摘した。2016年のピュー.リサーチ.センターの世論調査を引用し、ドイツ、イギリス、フランス、カナダ、スウェーデンの84%の人々はアメリカの大統領は「世界情勢に正しいことをする」と信じていた。しかし、2017年には16%に低下したと述べ、世界は米国をみているので「トランプの言動に狼狽している。アメリカはリーダーシップが注目されており、米国の経済や軍隊の強さもその一部である」と書いた。現在、米国のリーダーシップに失望している幾つかのアジア諸国、特にフィリピンは経済および軍事力で「我々のライバルである中国に益々傾注している」と指摘した。また、世界のリーダーシップに対する米国以外の選択として「独裁的、退廃的、および残忍な中国とロシア」にそのリーダーシップを譲っていると述べた。ロムニーは、世界はアメリカのリーダーシップを必要としており、米国の歴代大統領がそうであったように「それを提供することがアメリカの関心事である」と述べている。
また、国内のリーダーシップの破綻も修正しなくてはならないと述べ、その修正は「恐れと怒りを悪用することで種族組織を促進することより、むしろ我々を強くする政策を促進する政党が含まれる」と述べた。また、米国のリーダーは、必然的な失敗にも関わらず、報道の自由、法律の規定、強い教会、および責任のある企業と組合など「極めて重大な制度を擁護しなくてはならない」と主張した。しかし、ロムニーは企業に対する減税、過度な規制の削減、不正貿易慣行がある中国への対抗、刑事司法の改革などは長年共和党が取り組んできた課題であるとし、一部トランプの政策を支持していることも示唆した。また「私たちは財政基盤を修復し、バランスのとれた予算の進路を設定する必要があります。私たちはアメリカの奉仕に最高の才能のある人たちを、アメリカの経済に最高の創案者を惹きつけなければなりません」と述べた。ロムニーが「バランスのとれた予算」と表現した時、2017年12月の大幅な減税法案により、2019年の歳入と赤字の見積もりでは約1.8兆ドルの赤字が見込まれている政府予算のバランスを図るため、社会保障やメディケアなど安全ネット.プログラムの削減をアピールし、2012年の大統領選でロムニーのパートナーであった下院議長ポール.ライアンの政策を支持していることを示唆している。
加えて、現在のリーダーシップ下の外交政策で修正しなければならない点について「私たちの腕が他の国々と繋がっているとき、アメリカは最強です。私たちは不統合な結合ではなく、統一された強いヨーロッパを望んでいます。 私たちは、相互の安全と繁栄を強化するアジア諸国との安定した関係を望んでいます」と述べ、アメリカ優先主義で同盟国を疎外している大統領の外交政策の状況に懸念していることを示唆した。ロムニーは、オプエドの後半で「私は政党の内外を問わず、あらゆる大統領と共にいるように行動するつもりです。私は国および私の州に最も利益がある政策を支持し、そうではない場合、反対します。私は全てのツイートまたは誤りについてコメントするつもりはありません。しかし、私は分裂的、人種差別的、性差別的、反移民的、不誠実または国内の民主的制度を破壊するような重大な陳述や行動には声を出します」と宣言した。
ロムニーのトランプに対する態度には風見鶏的側面がある。例えば、2016年3月には激しい攻撃で彼を詐欺師と呼んだ。しかし、2017年のトランプ就任後、ロムニーはトランプ政権下で国務長官になることを希望していた為、複数の国務長官候補者の一人としてトランプと面談したこともある。また、当時の大統領補佐官ラインス.プリーバスを伴って、3人で食事をしているビデオの記録もある。今回は新年早々、トランプの国内外でのリーダーシップを批判している。ロムニーは明日3日から始まる第116回米国議会で、新上院共和党議員としての抱負をワシントンポストに公表したが、辞職したアリゾナ州の共和党議員ジェフ.フレイクに似たような側面がある。フレイクも公的にはトランプを頻繁に批判しながら、トランプが進めた政策または議題には、結局投票するという側面があった。ロムニーは、辞職した強固な保守派でベテランのユタ州出身の上院議員オリン.ハッチの推薦により、譲られた議席を獲得した。ロムニーの公的コメントはトランプに対する彼のイメージに注意しながら、トランプから独立した主流派の声になることを示唆している。