オバマ大統領は、本日、ホワイトハウスから緊急の記者会見を行い、選挙キャンペーンより緊急事態に備えた対応をすることの方が重要だとして、ハリケーン・サンディの災害に対処するため、予定していたキャンペーンを中止する意志を語った。
オバマ氏は、暴風や洪水は予想以上になると述べ、州や地元の警告を良く聞き、避難命令が出た場合、速やかに従うよう呼びかけた。また、緊急命令に迅速に従わない場合、致命的な結果になると警告した。更に、現時点では、選挙のことはあまり心配していない。それより、災害地の救済が最優先であるとし、災難に遭遇する人達や、災害が及ぼす経済や交通のことが心配であると述べ、選挙の事は来週何とかなると話した。
サンディは、前代未聞の被害をもたらすのではないかとの不安が高まっている。現在、23州が警戒体制に入っていて、アトランテック市、ニュージャージ、ニューヨーク、ロング・アイランド、ノース・キャロライナなどが強風に見舞われている。CNNニュー スによると、現在、10州で350万世帯が停電していて、今後更に6000万人が影響を受けると予測されている。東海岸地域の州はほとんどが休校やビジネス休業になっている。各種の交通機関は遮断し、全米で約9000の飛行便がキャンセルされたようだ。しかし、予測をはるかに越えた被害が拡大する恐れがあるようだ。
本日、オハイヨ州でキャンペーン中のロムニー氏は、支持者に、ハリケーンの被害者に寄付することが彼の勝利になると語った。ロムニー氏は、その後のウイスコンシンでのキャンペーンを中止し、ライアン氏はフロリダでのキャンペーンをそれぞれ中止した。とりあえず、明日のキャンペーンを中止したオバマ氏も、緊急事態に備えた対応に追われるはずであるが、両党の候補者は全員、当分著しい予定変更が余儀なくされている。このハリケーンは、すでに選挙に多大な影響を与えていて、まさに予期しなかった投票日8日前の驚愕した事態に直面している。