バックグランド.チエック拡大法案を上院は拒否

11日に圧倒的な支持を得て、上院司法委員会で論議することが確定し、最初の難関を通過したバックグランド.チエックの拡大法案は、かなり妥協した複数の上院議員による超党派の銃規制法案であったが、昨日の投票は54 対 46で上院議会の通過に必要な60票を獲得できなかったことが判明した。

この法案を論議することに賛成した多くの議員らは、予期されていたとおり、法案そのものには投票しなかったものと思われる。この投票結果が判明した後、オバマ大統領はニュータウンの家族、副大統領ジョー.バイデン、他の関係者と共にホワイトハウスから遺憾を表明した。90%の国民と大半の有権者は、 バックグランド.チエックの拡大を支持しているのに、議会の誰が国民を代表しているのか? 銃の暴力で愛する家族を失った多くの犠牲者の悲しみは、この法案と無関係なのかと怒りを露にした。更に、「概して、ワシントンにとってかなり恥の一日であった」とし、「もし、議会がアメリカの人々に耳を傾けることを拒否した場合、実質的な影響は有権者からその答えが出る」と指摘した。これは「まだ1回目のラウンドに過ぎない」と述べ、これからの努力はまだ終っていないと諦めない姿勢を表明した。

また、オバマ氏は 「この妥協案を支持するどころか、銃のロビーやその同盟者らは法案について意図的に嘘をついた」とホワイトハウスで記者団に語った。ホワイトハウスのローズ.ガーデンに集っていたニュータウンの犠牲者の家族の一人は、「失望したが、まだ敗北はしていない」と述べた。暗殺に直面し、奇跡的に一命を取りとめたアリゾナ州の元女性議員ガブリエル.ギフォーズの夫である元宇宙飛行士マーク.ケリーは、反対票を投じた上院議員は「アメリカ人の意思を無視して、強力な企業の銃ロビーのリーダーに従うことを選んだ」と失望を表明した。同じく、落胆した関係者らはいずれも、もし、ニュータウンのような襲撃事件が再度起きた場合、その事件を「防ぐ為の努力を何もしなかった」として、投票しなかった議員らは責められる結果になると指摘している。

銃ロビーの代表である全米ライフル協会(NRA)の強力な圧力により、約90%の共和党議員はこの法案に反対したと言われている。NRAは、バックグランド.チエックの拡大法案は、最終的には政府が銃購入者の記録を管理する「全国的な銃登録や政府による銃の押収につながる」と言っている。それに対して、オバマ氏は昨日「嘘を言っている」と記者団に語った。しかし、NRAは、選挙献金を受けている議員らに猛烈な脅しをかけているため、腐敗した政治体制での厚い障壁を崩すことの困難さと銃保持の権利を主張する側の威力を改めて痛感する。大半の共和党議員らは、上院で通過した銃法案は全て、共和党がコントロールする下院議会での検討を意図的に遅延させ、弱体化させる計画があるようだ。しかし、一部の共和党議員を含む複数のグループが各自の銃規制を提案しているため、オバマ氏が警告した通り、銃規制論争と規制の動きはこれで終焉した訳ではない。

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