ブラドリィ.マンニングの判決について

今日30日、東部時間午後1時から25 歳のブラドリィ.マンニングの軍法会議での判決が読み上げられた。ほとんどの罪状については有罪であったが、最も重大な罪状については無罪であることが判明した。最終的な刑罰に関する聴聞は明日から開始し、8月末までに終了することが予測されている。

マンニングは2008年に陸軍に入隊し、情報分析者としての訓練を受け、その後イラクに派遣された。また、軍隊では当時、同性愛者であることを公開することは禁じられていたが、 マンニングは自分が同性愛者であることを隠さなかったため、いじめの対象になったと言われている。2010年5月、外交公電文書およびビデオを含む2009年と2010年初期のイラクおよびアフガニスタン戦争に関する700,000以上の書類をウキリークスに漏洩した容疑で逮捕され、軍隊規約に基づいて、21項目の犯罪容疑で告訴された。その中で最も重い罪状は、敵に情報、資金、武器を提供するなど「敵を援助する」ことであり、これが有罪であった場合、終身刑が言い渡されると言われている。同年6月から裁判が開始され、以後3年間、軍事刑務所での拘束および軍法会議が続いた。

連邦政府は、マンニングを米史上最大の情報を漏らした裏切り者と見ていたようである。彼の弁護士は、マンニングは内部告発者であるが裏切り者ではないとし、米国の軍隊および外交政策の問題を広範に討議する機会を望んでいただけであると弁護している。29日の『ロイター通信』によると、テキサス工科大学法学部の教授リチャード.ローゼン氏はマンニングがウキリークスに流した情報はアルカイダやタリバンにも知られることを知っていたかどうかであり、これが重要であると述べている。もし、その部分が無罪であった場合、罪はかなり軽くなるはずであるとの見解を述べている。

マンニングは米国陸軍上等兵であるため、軍法会議での裁判を受けているが、マンニングに続く最大級の内部告発者であるエドワード.スノーデンは一般の米国市民として、帰国した場合、米国司法省の司法長官エリック.ホルダー氏に民間の裁判を公約されたばかりである。スノーデンが米国への送還を恐れている理由のひとつは、マンニングが拘留中独房に留置され、長時間起立を強制され、時には裸にされるなどの虐待を受けていたとマンニングの支持者が主張しているためではないかと思われる。マンニングの自殺を恐れた当局が、安全のため裸にしたとも言われている。スノーデンが逮捕された場合、同じような虐待の運命に直面する可能性があることを人権保護団体は懸念している。

ロイターは、マンニングとスノーデンのケースはインタネット技術の開発により、早く世界的に情報を共有できるようになったため、機密保持は困難であることを示唆した例であると伝えている。また、世界的に有名になったウキリークスの組織には、匿名の秘密情報提供者が多数存在すると言われているため、機密を維持することは困難な時代である。いずれにしても、マンニングは今日、スパイ、情報の盗難など他多くの有罪判決を受けたが、最も大きな容疑については無罪であった。明日から始まる刑の宣告に関する聴聞で新たな証拠が提起される可能性もあるため、 終身刑になるか、それより軽い刑を宣告されるかは予測不可能であるようだ。

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