疾病対策予防センター(CDC)の報告によると、米国の低所得者の幼児の肥満および極端な肥満度は近年初めて減少したことが判明した。
この研究は、米国連邦政府が資金を提供している小児栄養監視システムによるもので、母子保健栄養プログラムを受けている50%の幼児を対象にしている。調査の対象となったのは30州の2歳から4歳までの2,750万人の子供たちで、1998年から2010年までの期間に収集したデーターに基づいている。
調査によると、2003年から2010年までの肥満率は15.21%から14.94%にわずかながら減少した。同じく、蔓延している極端な肥満率は2.22%から2.07%に減少した。1998年には13.05%であった肥満率は2003年には15.21%に増加し、極端な肥満率は1.75%から2.22%に増加していた。しかし、2003年から2010年の間に肥満が減少し始めたことを示唆している。極端な肥満が大幅に減少した人種グループはアメリカン.インディアンとアラスカ先住民を除く全てのグループである。最大の体重減少があったグループは2歳の子供達とアジア及び太平洋諸島の子供達である。
小児栄養監視システムは1973年に開始されているが、この報告の調査期間は2010年までの12年間である。食事と運動のバランスによる健康的な生活リズムを奨励する連邦政府の母子保健栄養プログラムが効果を発揮したものと思われる。この世代の肥満は糖尿病や心血管疾患など重大な健康上のリスクが多大であるため、極端な変化ではないが、この世代で肥満が減少したことは、これらのプログラムの運用が肯定的であることを証明した調査結果である。