政治家にとって金力と信用のどちらがより大事?

今日正午頃、上院議会の両党の交渉は合意に達したことが公表された。下院も今夜、上院超党派の法案に投票する可能性が高いことが伝えられている。オバマケアを盾にとって政府一部を閉鎖した先導者である極右派の上院議員テッド.クルーズは、最近数ヶ月で政治資金を2倍増やしていたことが判明した。しかし、夕方予定されている上院フロアーでの投票を阻止する勢力を失い、彼は政治家としての信頼を失う結果となった。

ほとんどの政治家にとって政治献金または選挙資金の寄付を受けることは普通であるが、テッド.クルーズ.ヴィクトリー委員会(TCVC)の報告によると、特にクルーズは7月初旬から9月末までのわずか3ヶ月間の第三四半期に個人の資金集めの成果による寄付金は$797,450に達し、前期の4月初旬から6月末までの$410,030に比較して約2倍に増加したという。現在、政治活動の支出を差し引いた残金は$378,696であるという。この個人の寄付金の他に、クルーズは強力な上院保守派ファンド(SCF)にも連なっていて、今期の資金サイクルに$1,600万を使うことが報告されている。15日、SCFは新たな資金集めのため送ったEメールで、上院の共和党少数派リーダーであるミッチ.マコネール氏は、民主党多数派のリーダーと債務限度引き上げの交渉をしたことを攻撃した 。そのグループは、マコネール氏は共和党の中で「降参を先導している」と批判している。

政府へ融資するCR法案および債務限度引き上げの交渉中であるここ数ヶ月間で、クルーズの資金集めの金額は突出していることを示唆している。保守派の政治資金組織にはSCFを含めて代表的なものが複数あるが、クルーズは、オバマケア廃止運動を全国的に推進することで、 個人又は組織の支持者が寄付していると言われている。2016年大統領選の資金集めの動機もあると思われるが、オバマケア融資停止の提案に失敗すると次に1年の延期を提案し、政府を一部閉鎖に追い込んだ。その結果、政府は莫大な損失を受け、数百万の労働者を経済困難に陥れたため強力な支持者を失った。

16日のUSA TODAYによるとヒューストン.クリニクル (HC)はクルーズを支持したことを後悔していると公表した。HCはクルーズの故郷にあるテキサス州の新聞社であるが、 同社は少なくともある特定の推薦があったため昨年11月の総選挙で支持の決定をしたという。しかし、同社は、昨年再選に立候補しなかったが20年間上院の共和党議員であった ケイ.ベイリー.ハッチソンの例に従い、クルーズは「ワシントンで混沌とした過度な党派作りに貢献した」と述べ、 今支持していることを後悔していると表明した。HCはテキサス州で最大のローカル紙の一つであるため、的確にクルーズの行動を見ていたと思われるが、クルーズが上院議員として就任する1年前までは、これほど共和党の派閥は表面化していなかったため、派閥先導の張本人であると見ているようだ。

クルーズの他にランド.ポール、ミッシェル.バククマンなど主なティーパーテー議員らは、ワシントン内部で著しく評価を失ったばかりでなく、有権者からも支持を失ったため、今日の上院議会の投票を阻止できるような状況ではない。次期大統領選への出馬の意欲を持ちながら、選挙資金集めを開始し、オバマケア廃止を戦略に政府を一部閉鎖したことは多大な失敗であった。穏健派の共和党は、40回以上も撤廃に失敗したオバマケアをターゲットにしたクルーズの希望は「ファンタシーであると知っていていた」とCNNの政策アナリスト、グロリア.ボーガー氏は述べている。クルーズは、「オバマケア戦略は効果がない」と融資停止の戦略が失敗に終った頃、一度表明したことがある。それでも、諦めることができなかった一因には、オバマケアに改革しなければならない欠点もあるからだと考える。しかし、その戦略を間違うと、好調な時は献金も増えるが、一度信用を失うと政治生命を失うことと同じである。政界では新人のクルーズは、 闘争好きで恐れを知らない議員であるが、恐らく、ここまで米国の金融機関や世界の専門家が米国の債務不履行の危険性を警告するとは予測していなかったのではないかと思う。クルーズの一連の行動は、 結局、政治家にとってお金と信用のどちらがより大事なのかを考えさせる機会を与えている。

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