海外の留学生は米国の経済に貢献

昨年から今年にかけて米国に留学する外国人学生、および海外に留学するアメリカ人学生の人口が記録的に増大していることが判明した。しかし、 国際交流の機会に恵まれている学生はわずか10%以下である。海外からの留学生は過去10年間で40%拡大し、米国の経済に著しい貢献をしている。

11日に国際教育研究所(IIE)が発表した報告によると、2001/02年に海外から米国に留学した学生数は582,996人であり、2012/2013年は819,644人に増大した。これは、10年前に比較すると、米国の短大や大学で勉強する外国人学生は40%増えたことを意味している。また、その率は過去3年間で着実に増大しているという。また、2011/2012年に比較すると2012/2013年に米国の大学に入学する外国人学生の数は55,000人増大した。 その中でも中国とサウジアラビアからの学生が増加している。2012/2013年に米国の大学および大学院に海外の留学生が入学した率はかろうじて4%程度の増大があり、一方、米国の学生が海外に留学する率も3%増大し、283,000人に達した。海外に留学するアメリカ人学生は1991/92から2011/12までの過去20年間で3倍以上に増えているため記録的な増加であるという

IIEは米国へ留学する外国人学生および、米国から海外へ留学するアメリカ人学生が増えることを奨励し「文化的な違い、歴史的な経験、共通の価値観、人間の属性を理解することの重要性」を強調している。米国の大学に留学する海外の学生は「もっと優秀な教授や著名な研究所などに出会う利点があり、海外に留学するアメリカの学生は、教室及び地域で出会う彼らのユニークな展望や知識のある学生達から本格的に学ぶ機会がある」と述べている。アメリカの学生に人気がある留学国はイギリス、イタリア、スペイン、フランス、中国の順となっている。また、 ラテン.アメリカと中国に留学する学生が増え、2011年3月の地震と津波後、 同年秋からプログラムを開始した日本への留学も跳ね返りがあったという。

IIEのホームページのFast Facts Open Doors 2013と表示されている欄に紹介されているデータによると、2012/2013年に米国に留学する学生が多い国は1位が中国であり、28.7%(235,597人)、2位がインドで11.8%(96,754人)、3位は8.6%の韓国(70,627)、4位がサウジアラビアの5.4%(44,566)、5位はカナダの3.3%(27,357)、6位は台湾の2.7%(21,867)、7位が日本の2.4%(19,568)である。

2012/2013年に海外の留学生が多いトップ5州は、1位がカリフォルニア(111,379)、2位がニューヨーク(88,250)、3位がテキサス(62,923)、4位がマサチューセッツ(46,486)、5位がイリノイ(39,132)である。更に、同年に海外の学生数が最も多い大学のトップ5は、1位が南カリフォルニア大学(9,840人)、2位がイリノイ大学( 9.804)3位はパーデュ 大学 (9,509 )、4位は ニューヨーク大学(9,362)、5位はコロンビア大学(8,797)である。

海外からの留学生が増大することは米国経済に著しい受益があり、米国商務省の報告によると全50州で、年間約 240億ドルの貢献をしているとIIEは述べている。米国の学生がヨーロッパに興味を抱く傾向は過去からさほど変化はない。アジア諸国では、世界経済大国第二に成長した中国がベスト5にランク入りし、日本は10番目にランクされた。米国の小、中、高レベルの教育システムは問題が多いが、大学.大学院などの高度レベルの教育システムはまだ評価される部分が多いことも近年米国への留学生が増えている一因であると思われる。このような状況下で米国の移民改革法案は、数学、科学、技術などを学び卒業する外国人学生にたいして永住権を与えることを提起しているため、6月27日に上院で通過した移民改正法案が下院でも通過すれば、米国の経済にはかなりメリットがあることを示唆している。

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