共和党献金グループの融資低下傾向

共和党の複数の最大献金グループは、今年から共和党に選挙資金を融資することを劇的に減少させている。また、多大な資金を融資することにリスクがあるとの懸念を示し、今後、強硬派と合理派との分裂がある共和党に対して、もはや資金提供の意欲がないことを表明している。

18日のAPによると、共和党の最大献金グループであるアメリカン.クロス.ロードズとビジネスのロビー組織であるU.S.チャンバー.オブ.コマースは、昨年の秋に共和党リーダーを辱めた強硬保守派に対して、リスクを背負ってまで大きな資金を提供する意欲がないことを表明している。「勝てるはずだった」2012年の大統領選挙で「恥ずかしい落選」をし、今年は政府閉鎖を誘導した共和党の派閥が「多くの共和党支持者に懸念を残している」という。シカゴ地域の共和党募金活動家であるリサ.ワーグナー氏は「政府閉鎖の影響で彼らは神経質になっています」と、これら最大の献金グループの心境を語っている。

また、共和党と民主党は資金面で逆転していて、民主党の方が「厄介でコストの高い選挙に現金を備蓄することが可能な状態」になっている。一方、上院共和党候補者を援助するため、テレビ広告に支出した資金は2年前に比較すると60 %減少しているという。また、共和党は2012年の上院の選挙で民主党のライバルの2倍である1,140万ドルを支出した。しかし先週、共和党支持グループはテレビ広告に480万ドルを費やしただけである。上院少数派の最も強力なリーダーであるミッチ.マコーネル氏が右翼および左翼両側からの挑戦に奮闘しているケンタッキー州では支出があるが、民主党の退職議員がいるアイオワ州などでは共和党に望みがあるにも関わらず、資金は提供されていない状態である。

共和党の献金グループは、近年続いている共和党の敗北で多額の損失があったため、成功しない選挙に莫大な資金を提供しても意味がないため、 慎重にならざるを得ないと述べている。勝利を期待して選挙に多額の融資を行い、結果的に多大な損失に直面した心理的影響は多大であると思われる。2012年、共和党は上院議会で共和党の議席を増やすことにも失敗し、大統領選挙でも共和党の候補者であったミット.ロムニー氏に献金した富豪層は、選挙後多大な損失をしたことを悟り、責任のなすりあいがあったことで知られている。保守派の億万長者であるコーク兄弟が後援しているアメリカン.プロスペリティは、最近、市委員会の保守派の候補者を支持するため、郵便箱や電話線をアイオワ州に供給したが、その資金は全て失ったという。

共和党の主な選挙献金グループは今後、強硬路線の保守派にたいしてリスクの高い投資をする意思はないと表明しているため、2014 年の議会選挙での支出も劇的に減少させることが予測される。極端な政府閉鎖の原因となった共和党の分裂化が共和党支持者に与えた心理的影響は想像以上であったことを示唆している。しかし、共和党献金グループの融資低下傾向が2014年の選挙に直接どのように反映するかは不明である。

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む