経済学者や専門家は、日曜日NBCニュース番組のインタービューで下院予算委員長のポール.ライアン氏が語ったことは「全てが完全に間違っている」と批判し、特にアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)またはオバマケアについて反論し、その理由を具体的な数値で説明している。
ライアン氏が「米国民はオバマケアを好きだとは思わない」と述べたことに関して、「ライアンの下院共和党の同僚は ACAを40回以上撤廃しようとしたが全て失敗している。ライアンは明らかにあきらめていないようである。しかも予算合意では130万人の労働者の長期失業保険を削減することで国防総省の契約労働者の数ドルを蓄えようとしている。また軍人及び連邦政府労働者の年金を削ることを正しい方向だと思っている」と指摘した。また、ワシントンの議会はライアンには 「実質的に間違いが多い歴史がある」ことを忘れてライアン.モォリー予算法案を支持するようであるとザ.プログレッシブは述べている。
また、彼のゴールであるオバマケアの撤廃は10年間で数百億ドルの負担がかかるため、赤字を削減することにはならないと指摘している。今年5月超党派の議会予算研究所(CBO)はオバマケアの撤廃はアメリカの納税者に2022年までに付加的な 1,090億ドルの負担がかかるとライアン氏に直接説明したという。CBOはこの法を維持すると2022年までに2,100億ドルの赤字を減少させると述べ、「ライアン氏と彼の共和党は納税者に平手打ちを食わせることになる」と指摘している。更に最悪な事に、ACAの解体を目指す共和党に再び焦点を合わせるライアンの計画は、議会が廃止の投票を行う必要があるため数千万ドルを費やすことになるという。
CBSニュースによると、昨年CBS が最初の33回のACA撤廃の投票に下院議会で利用された時間を計算したところ、合計80時間または約2週間かかり、そのコストは1週間あたり 2,400万ドルであるという。これはオバマケア撤廃のための1回の投票に約145万ドルを費やすため、納税者の約4,800万ドルが費用になると説明している。つまり、2011年から下院共和党は約5,380万ドルをACA撤廃の費用に支出したことになる。セント.ジョーンズ大学の経済学者チャールス.クラーク氏は、ライアンのように自分は経済を理解していると思っていても実は完全に間違っている人間は問題であると述べている。
民主党でコントロールされている上院議会の多くの議員は、労働者の長期失業保険や軍人の支払いが削減されているライアン.モォリー予算法案に懸念を示しているため、投票することに幾分葛藤があるようだ。しかし、今週は投票が期待されているが、一部の共和党議員さえこの件を懸念している。17日、上院の共和党女性議員ケリー.アヨット氏は、「内容の修正が不可能である」ため、手をつけずに投票しなくてはならないが、「国のために戦っている軍人は本来優先されるべき」であり、このような不公平な法案箇所は「修正する必要がある」と記者団に語った。非営利シンクタンクの経済政策研究所は両氏が合意に達したことが発表された10日に「優先順位が間違って設定されている」と指摘している。自由裁量予算を2014年と2015年に制限し、基本的に「2011年以来、財政の特徴である悲惨な軌道を何も変えることはない」予算法案であると述べている。更に、「 強い経済回復を今目指すことより10年間の赤字を削減し、国が必要な公共投資を無視し続け、数年間の国内支出を微調整している」と批判している。