多少混乱や異論があったものの、上院議会は昨日夕方、 数年ぶりに実現した超党派の交渉によるライアン.モォリー予算法案に投票し、64対36票で予想どおり通過させた。下院は12日に332対94の票差で通過させたため、両院議会はクリスマス休暇前に論争的な予算法案を通過させたことになる。オバマ大統領は近日中に署名することが期待されているが、議会は来年早々、債務限度問題に取り組む必要がある。
今後2年間予算問題に関しての論争はないことが期待されているが、議会は来年 2月7日までに債務限度引き上げを決定しなくてはならない。上院少数派の共和党リーダー、ミッチ.マコーネル氏はすでに、共和党は無条件で債務限度引き上げに同意することはないだろうと発言している。例えば、ポール.ライアン氏は 論争的なキーストーン.パイプラインの認可を得るため、債務限度引き上げを交渉の機会として利用すると述べている。又、機会があれば、債務上限の交渉に再度オバマケア融資の停止を利用すると発言をしている共和党議員もいる。
一方、ホワイトハウスはこのような条件なしのクリーン法案を更新することを要請している。共和党が同じ主張を繰り返すことはなく、すでに認可した政府の支出に対して、期限どおり支払いをする議会の義務を遂行することを求め、債務限度の引き上げの交渉には応じないことを明確にしている。共和党は10月、連邦政府の一部閉鎖を終えるため債務限度を引き上げることに同意したが、今回は、すでにマコーネル氏やライアン氏が暗示している通り、引き続き共和党の脅しがあった場合、債務限度の決定は難航する可能性がある。従って、予算交渉は一段落したものの、未解決の債務限度の問題に関しては、幾分危惧感は残っている。