ニュージャージ州のクリス.クリスティ政権が巻き起こした危機的な道路閉鎖は、現在圧倒的に論争的であり、9日から始まった連邦政府の調査は当分続くと思われる。10日に公表された約1,000ページの文書にはクリスティ氏の認識と関与を明白に示す証拠はないと言われている。しかし、クリスティ政権の人間関係のあり方や独裁者的又は攻撃的な彼の性格が表面化している。
ジョージ.ワシントン橋の2つの通路閉鎖は9月9日に始まり 4日間続いた。初日は行方不明の4歳の子供を警察が捜査していたため更に交通が遅れたことも報告されている。また、児童を乗せた満員の通学バスは交通渋滞で長時間立ち往生したことが報告された。更に、1年間の失業後就職した初日の通勤で、職場に到着するのが40分遅れたとの苦情がその男性の妻から寄せられた。これらは苦情の一例に過ぎないが、閉鎖は非合法であるとの見方もある。従って、職権の乱用があったかどうか、本人が指揮したのかどうか、違反はなかったかどうか、クリスティ氏を召喚する必要があるかどうかを検討するため調査は来週も引き続き行われるようである。
AP通信によると、政府役人の通信記録の文書をどのように保存し公開するかどうかに関する公的記録書類の法律は、各州によって規定が異なるようであるが、公開された文書から、公式ビジネスの用件に個人用の電子メール.アドレスおよびデジタル.サービスが利用されていたことが判明している。また、クリスティ氏は、先日の記者会見でクリスティ政権の機関であるポート.オーソォリティの関係者は道路閉鎖に関与していないと述べたが、実際には関与した疑いがある。しかし、これらの文書にはクリスティ氏が直接2つの通路閉鎖を決定または指揮した形跡を示す証拠はない。しかし、混乱を招く原因となった無意味な閉鎖が行われたことに対して、側近がそのようなことを決定できる雰囲気が出来上がっていたとする報道が目立っている。
それらは初めて、クリスティ政権の特異な体質とクリスティ氏の性格に焦点をあてる要因になっている。ワシントン.ポストによると、長い間クリスティ氏を知っている人達の証言から、クリスティ氏は、彼の政権に身近な家族的関係を求め、彼に対して「決してノーとは言えない危険な文化を築いた」と言われている。また、公表されたクリスティ氏の側近たちが交換したメールは「彼らの前に立ちはだかる人物に対して暴力的な侮辱の行動があった」ことを明白にしているという。フォートリー市を含む地区の民主党州上院議員ロレッタ.ワインバーグ氏は、「このようなこと(道路閉鎖)を可能にする雰囲気をクリスティ氏が作った」と述べている。ニュージャージ州で「クリスティ氏と働き衝突した」人達は、クリスティ氏は「親しいグループだけを頼りにし信頼する」人物であり、「異常なほど攻撃的なリーダー」であるという。また彼らは、「彼(クリスティ氏)は忠誠を尽くす人には報酬を与えるが些細な侮辱でも罰する」と述べている。
更に、クリスティ氏にはいじめの本質があると言われているが、2004年から2006年まで同州の知事を務めたリチャード.コーデイ氏は「彼はゆっくりと確実に生涯いじめの人生を生きていることは外から見ているすべての関係者が気付き始めている」とインタビューで語ったという。コーデイ氏はクリスティ氏の「2人の指名に素早く対応しなかったため警察保安プログラムの融資を取り上げられた」経験があるという。また1982年から1990年まで同州の知事であり、2002年にはブッシュ政権で国家調査委員会の共和党委員長であったトーマス.ケイン氏も「もし貴方が彼を攻撃すれば、彼はもっと厳しく貴方を攻撃する」と述べている。
文書が公開されたため、一般の国民が知らなかったクリス.クリスティ氏の意外な性格的側面にスポットをあてている傾向も一部あるようだ。その理由は、クリスティ氏が2016年大統領選挙の最も有力な共和党候補者であるためである。肥満性の指導者はおっとり型かまたは攻撃的な性格のどちらかであると良く言われるが、多くの有力者の証言および彼の言動の記録は否定的な側面から、クリスティ氏が攻撃的な人物であるとのイメージを強調している 。マイナス.イメージが表面化すればするほど、大統領候補としての資質が問われる可能性が高くなるため、クリスティ氏は既にハードルに直面している。