上院は今夜緊急に、下院で昨日通過した債務限度引き上げのクリーン法案を通過させた。オバマ大統領の署名を待つばかりである。上院共和党の多くは、テッド.クルーズのフィリバスターに反対し、クリーン法案に投票する前にクローチャー投票を行った。
クローチャーはフランスの国民議会制度に由来するシステムであるが、米国は1919年からフィリバスターを終えるため法案投票前の投票として採用している。これは、手続き投票とも呼ばれている。上院は、このクローチャー投票を行い、67対31票差で、テッド.クルーズのフィリバスターを阻止する事に成功した。上院少数派リーダーのミッチ.マコーネル氏を含め、上院の共和党リーダーは民主党側に付き、フィリバスターに反対し、クリーン法案の投票を援助した。クローチャー投票後のクリーン法案の投票では55対43の票差で通過した。二つの投票数結果に格差がある理由は、フィリバスターに反対する議員が必ずしも法案に同意するとは限らないからである。この結果から、クリーン法案に賛成票を投じたのはほとんど民主党であることが理解できる。
しかし、下院および上院での素早い行動と投票の結果は、ティーパーティ議員の圧力より、民主党および正統派の共和党の勢力が強いことを示唆している。債務限度引き上げ法案で今年状況が変化している主な理由は、共和党が2014年の中間選挙を意識しているためであるが、幸運の風向きは民主党側に方向転換していることを暗示している。