今月、同性結婚を検討し合法化する動きが活発になっている。同性結婚の法的状況は少なくとも5つのカテゴリーに分類することが可能である。現在、同性結婚を完全に許可している地域はワシントンD.C と19州であり、わずか6 州のみが完全に禁止している。
5月 9 日、アーカンソー州の巡回裁判所の判事は、同州の同性結婚禁止は憲法違反であると判定した。10日には、結婚許可申請が殺到したが、14日、同州の最高裁は結婚許可書の発行を一時的に停止した。この州では巡回裁判所の決定を上訴する可能性はあるが、幾つかの州でも似たような状況である。アイダホ州では13日、同州の連邦判事が同性結婚の禁止を違反であるとして結婚許可証明を発行するよう要請した。この州でも上訴の可能性がある。
5月19日、オレゴン州の連邦地区裁判所の判事は、2004年に同州の有権者が投票により、同性結婚を禁止した事は憲法違反であると決定した。 この判定に対して上訴の動きはない為、合法化されたとみなされている。また、同州当局は、結婚許可証明を直ちに発行する準備を進めていると言われている。5月20日、ペンシルベニア州の地区裁判所の判事は同性結婚に対する国家の法定禁止は違憲であると判定した。同州の知事及び司法長官は同性結婚を禁止する州法を擁護することを拒否し、上訴しない事を明らかにした為、ペンシルベニアは完全に合法化したと考慮されている。
50州およびワシントンD.Cを含む全米の同性結婚の状況は(1)完全に合法化している州、(2)法律及び憲法で完全に禁止している州、(3)裁判所が禁止を憲法違反であると判定しているが、上訴の可能性があり、判明していない州、(4)法律および憲法で禁止し、シビル.ユニオン(結婚と類似したパートナーシップ)を特定しているか又はしていない州、(5)法律のみで禁止している州の5つのカテゴリーに分類されている。
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(1)完全に合法化している州は、1.ワシントン、2.オレゴン、3.カリフォルニア、4.ニュー.メキシコ、5.ミネソタ、6.アイオワ、7.イリノイ、8.メイン、9.ニューヨーク、10.ニュー.ハンプシヤー、11.ロード.アイランド、12.コネチカット、13.マサチューセッツ、14.ニュージャージー、15.バーモント、16.デルウェア、17.メリーランド、18.ペンシルベニア、19.D.C、20. ハワイである。(上記地図:紺色)
(2)一方、法律と憲法で完全に禁止している州は1.アラスカ、2.アリゾナ、3.モンタナ、4.ミズリー、5.ミシシッピー、6.テネシーである。(上記地図:赤色)
(3)地方裁判所が合憲を宣告していても上訴の可能性がある州は、1.アイダホ、2.ユタ、3.テキサス、4.オクラホマ、5.アーカンソー、6.ミシガン、7.オハイオ、8.ケンタッキー、9.バージニアである。(上記地図:黄金色と濃茶色の斜線)
(4)法律と憲法で禁止し、シビル.ユニオンを規定しているか又はしていない州は、1.ノース.ダコタ、2.サウス.ダコタ、3.ネブラスカ、4.カンザス、5.ルイジアナ、6.アラバマ、7.ジョージア、8.フロリダ、9.サウス.キャロライナ、10.ノース.キャロライナである。(上記地図:濃茶色)
(5)単に法律で禁止している州は1.ワイオミング、2.インディアナ、3.ウェスト.バージニアの3州のみである。(上記地図:ピンク系)
ネバダとコロラドの2州(赤と青の斜線)はシビル.ユニオンまたはそれに近い規定を定めている。また、ウィスコンシン州(水色と濃茶色の斜線)は、同性カップルを保護するパートナーシップも限定している。米国は同性結婚に関しては、近年かなりオープンになっている為、今後5年以内に全米の50%以上は完全に合法化することが予測される。