食品値段の上昇傾向は続くと予想

カリフォルニア州は全米で深刻な旱魃を経験している州の一つであり、過去数年間続いている旱魃は食品の値段を上層させる要因になっている。しかし、食品値段の上昇傾向は、旱魃に加えて様々な要因がある為、米国農務省(USDA)は2014年および2015年も引き続き、歴史的な平均レベルで上昇すると予測している。

国立旱魃緩和センターが24日に公表した最新の旱魃地図によると、カリフォルニア州は全域が旱魃の影響を受けていて、其々の地域は異常な旱魃、極端な旱魃、厳しい旱魃の分類のいずれかに属している。テキサスやオクラホマも全般的にひどい旱魃に直面していて、異常な旱魃または極端な旱魃に分類されている区域も一部あるようだ。最新の調査ではカリフォルニア州がもっとも深刻であり、全米で最大規模の農産物を生産する同州は野菜や果物の値段に主な影響を与えている。

25日USDAの発表によると、旱魃の影響による食品値段の上昇は、旱魃の厳しさの程度、農業面積と農産物生産計画にもよるが、特に野菜や果物は収穫に利用可能な水の供給状況も影響を受ける。カリフォルニア州は全米で最も高い果物と野菜の生産地であるが、同州の旱魃だけが総体的な食品値段上昇の原因ではない。例えば、フロリダ州では、柑橘類の作物の病弊が発生し、オレンジの収穫に損害を与えた。 2013年12月は南部カリフォルニアで氷点下の気候が続きオレンジの収穫を著しく減少させた。また、2013年冬の極端な寒さにより家畜および牛肉の卸売市場に影響があった為、総体的に肉類の高値が続いた。更に、テキサス及びオクラホマ州も例外的な旱魃に直面し、肉の値段を上昇させる要因になっている。肉の値段の高騰はカリフォルニア州の野菜や果物の値段上昇よりもっと深刻な場合もある。例えば、インディアナ州では豚流行性下痢ウイルスにより多数の豚が死亡し、豚の供給が著しく減少した事が5月に報告されている。

従って、食品値段の上昇傾向は長期的になる可能性がある。USDAの「2012年から2015年までの食品価格指数」は、2014年および2015年にスーパーマーケットで値段が上昇する率を予測している。例えば、2014年には肉類は総体的に4.0%から5.0%の範囲で上昇し、2015年には3.0%から4.0%上昇する。その中でも、牛肉は2014年に5.5%から6.5%上昇し、2015年には3.0%から4.0%上昇する。豚肉は2014年に5.5%から6.5%上がり、2015年には3.0%から4.0%上昇する。また、鶏肉などの家禽類は2014年に3.0%から4.0%上昇し、2015年には2.5%から3.5%上がる。魚介類は2014年に3.5%から4.5%上がり、2015年には2.5%から3.5%上がる。また、野菜と果物類は2014年に2.5%から3.5%上昇し、2015年も 同じ率で上昇する。2015年の食品価格は、総体的に今年より幾分落ち着く傾向があるが、歴史的な平均レベルで上昇するようである。

食品価格のインフレーションは歴史的な平均レベルに近づいている。食品価格の高騰は2008年には記録的な率で上昇し5.5%であった。2009年には1.8%で大幅に減少し、2010年には0.8%まで減少した。しかし、2011年には3.7%まで再度上昇した。2012年には3%に減少したものの2013年には3.5%に上昇した。今日USDAが発表した予測によると、2014年の食品価格に関する現在の見通しは、スーパーマーケットでの値段が、2013年度のレベルで2.5%から3.5%まで上昇すると予測していて、これは正常な食品価格のインフレーション率であるという。

近年の食品値段のトレンドとして、総体的な食品の値段は、年間平均3%以内の範囲で上昇している。気候的な影響で野菜や果物類は上昇傾向にある。また、一部の地域でウイルス感染により多数の豚が死亡し供給が減少した為、値段が上昇し、それに伴い牛肉の値段も上昇している。また、ある一定の種類の魚介類の供給が減少し肉類の値段が上昇した為、一般的に魚介類の値段も上昇傾向である。食品値段の上昇傾向は、旱魃に加えて、局地的な異常気象、家畜の病弊など地域で発生している様々な複合的要因によるものである。

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