1990年代以来の顕著な雇用拡大と賃金上昇

11月は大幅に雇用市場が拡大し 321,000 の仕事を追加したが、失業率は5.8%で前月と変化はなかった。雇用市場は専門職及びサービス業、小売業、健康、製造業で増加した。幾分賃金の上昇もあり、オイル価格が2010年以来の低水準になった為、景気活性化傾向の楽観的な状況が報告されている。オバマ大統領は1990年代以来の雇用拡大であり、総体的に賃金も伸びているため歓迎の徴候があるとし、米国の労働市場のペースの早さを強調した 。

5日に労働省が発表した11月の雇用情勢は、著しく良好である。成人女性の失業率は5.3%、成人男性の場合5.4%で先月より幾分増大したが、10代の失業率は17.7%でさほど変化はない。人種別には白人が4.9%、黒人は11.1%、ヒスパニックが6.6%、アジア系アメリカ人は最も低い4.8%であった。27週間以上の長期失業者は280万人で、全失業率の30.7%を占める。過去12ヶ月間で、長期失業者は120万人減少した。民間労働市場の参加率は11月に62.8%で4月以来変化は無い。11月の雇用人口率は59.2%で変化はないが、1年間で0.6%上昇した。経済的理由またはフルタイムの仕事を探すことが出来なかったアメリカ人は690万人でこれも前月と変化はない。現在、仕事を探すことを諦めている人は698,000人いるという。

業種別による11月の雇用拡大数は下記の通りであり、過去1年間の平均を著しく超過した業種は、専門及びサービスと小売業である。

業種別 11月の雇用拡大数 過去1年間の平均
専門及びサービス 86,000 57,000
会計及び簿記サービス 16,000
人材派遣業 23,000
経営及び技術コンサルタント 7,000
コンピューター及びデザイン 7,000
建築及びエンジニア 5,000
小売業 50,000 22,000
自動車及び部品 11,000
衣類および装飾業 11,000
スポーツ、ホビー、書籍、音楽 9,000
無店舗の小売業 6,000
健康産業 29,000(年間で261,000増大)
製造業 28,000(年間で171,000増大)
財務および保険 20,000(年間で114,000増大)
輸送業 17,000(年間で143,000増大)
建設業 20,000(年間で213,000増大)
専門契約業 21,000

労働時間および残業時間も僅かな伸び率があり、全ての民間非農業部門の労働時間は週平均0.1時間増加し、34.6時間であった。また製造業は0.2時間上昇し、41.1時間であった。工場労働者の残業時間は0.1時間増加し、平均3.5時間であった。生産及び非管理部門の労働者の週平均労働時間は変化がなく33.8時間である。また、総体的に賃金も幾分上昇し、民間非農業部門の平均時給は11月に9セント上がり$24.66である。年間の平均上昇率は2.1%である。民間生産部門及び非管理部門の従業員の平均時給は11月に4セント上昇し$20.74である 。

321,000の雇用拡大があった11月は過去12ヶ月の平均224,000を遥かに超過する成長率である。商務省は11月のGDPを最初の3.5%から3.9%に修正した。しかし、労働省は賃金がまだ停滞ぎみであると指摘しているが、民間非農業部門の平均時給は11月に9セント上がっている為、収入の増加に加えて、連続的なガソリン価格の低下、およびショッピング.シーズンの11月及び12月はさらに景気が向上した(する)との楽観的な見方もある。5日のニューヨーク.タイムスによると、ほとんどの経済学者は、連邦準備(FR)又は中央銀行は2015年までに利息を上げると予測している。また、11月はオイル価格が2010年以来初めて1ガロンあたり$3以下に低下した。オイル価格は、今後も引き続き低下げすることが予測されている。今週月曜日の平均価格は1ガロン当たり$2.77で2013年12月の$3.26に比較するとかなり安くなっている。これは平均的な所帯は年間で約$600を節約できると推定している。

オバマ氏は5日、ホワイトハウスで国防総省の長官チャック.ヘーゲルの後任者を紹介するため閣僚との会合を行った。冒頭で、ビジネスが30万以上の雇用を創出したことを報告し、米国は経済危機からの回復に長い道のりがあったが、これは1990年代以来の増大であると述べた。 また、総体的に賃金も上層しているため、アメリカ人にとって歓迎のサインであるが、アメリカ人の賃金がもっと早い速度で上昇するためにはやるべきことが沢山あると語った。米国は過去4年間、引き続き米国民を就労させている為、ヨーロッパ、日本、他のどの先進国よりも早いペースで労働市場を拡大していると述べた。

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