脱税の容疑で調査されていたニューヨーク出身の共和党議員マイケル·グリムは先週有罪を宣告された。彼は、今年早々選挙資金違反の容疑でも連邦調査の対象になっていた。その後、連邦税法違反の容疑など複数の法的および倫理的問題のある人物が11月の中間選挙に勝利した為、特に注目されていた。彼は辞職に追い込まれていたが、有罪が宣告された最近、遂に辞職を表明した。もう一人は、下院議会で議長を除いて多数派の2番目のリーダーに選出されたばかりのルイジアナ出身のスティーブ.スカリースである。 30日、彼はかって白人至上主義のグループに関与していたことを認めた。これは辞職を表明したグリムより論争的であり、共和党の政治的なダメージが懸念されている。
グリムは今年早々から選挙資金に関する連邦法違反の疑いがあったが、顕著なスキャンダルは1月28日、この連邦法違反の調査に関して議事堂階上のバルコニーでインタビューしたNY1の記者に、小さな声で「突き落とすぞ」と脅迫した。その時の様子と会話は隠し撮りされていて、その録画が紹介された為、各方面から辞職を迫られていた。また最近、脱税の有罪が宣告された為、下院議長ジョン.ベイナーとの相談後、来週月曜日に辞職することを表明した。有罪が宣告される前から、彼に辞職を説得するよう圧力を受けていたベイナーは「辞任は名誉ある決定である」と述べ、辞任を奨励している。少なくともグリムのケースは1年続いた騒ぎを終える。一方、スカリースは下院議会のリーダーの一人であるため論争的である。
スカリースは30日記者会見で、州議会の共和党議員であった2002年に、人種差別と反ユダヤ主義の団体である事に気付いていたことを明白にし「後悔している」と語った。ベイナーはスカリースに対して 「判断の誤りであり、それは間違いで不適切であったことを認識したことは正しい」と擁護的な発言をしている。つまり、下院議会のリーダーとしての地位からスカリースを引き下ろすことは示唆していない。しかし、共和党一部の有力者はリーダーとしては不適切であり、任務は不可能であると主張している。新議会が目前に迫っている時期にタイミングが悪いが、過去にも人種差別に関与したリーダーは、降格された歴史があるため、スカリースをリーダーシップの地位から除外するかどうかが注目される。
共和党全国委員会の元会長であったマイケル·スティールは、スカリースはリーダーシップの立場を失うかもしれないと予測している。 2002年、当時上院多数派リーダーであったトレント·ロットは、元人種分離主義者の上院議員ストローム.サーモンドについて賞賛的なコメントをした後、彼を降格するというエピソードがあった。2008年の大統領選挙キャンペーンで、共和党大統領候補であったアリゾナ出身の上院議員ジョン·マケインのコンサルタントを務めたジョン·ウィーバーは、スカリースは「特に、人口統計的に分割している国を統治できることを、アメリカ人に見せようとしている我々の党のリーダーシップに奉仕することはできない」と電子メールで主張した。下院少数派のリーダーであるナンシー.ペロシのスポークスマンは「深く厄介な事件である」と述べた。ベイナーは過去に法的または倫理的な問題があった4人の共和党議員に素早く対応したと、今回評価されている。