日米の生活習慣病には幾つかの共通分野あり

毎年、心血管疾患は米国の最も深刻な健康問題であり、冠状動脈性心臓病や脳卒中は、死亡の主要因である。脳卒中は深刻な長期的障害の主な原因でもある。ジョンズ.ホプキンスは心臓の健康に関する5つの事実および心血管疾患に関する統計的な現状を紹介した。幾つかの疾患を含めて、特に心血管疾患は日米共通の生活習慣病である。

  1. 米国の死亡の38%は、心臓病や脳卒中によって引き起こされ、この国の心血管疾患が最も一般的な死亡の原因である。
  1. ほとんどの心血管疾患は、高血圧またはアテローム性動脈硬化症、脂肪プラークの蓄積および血管内の他の細胞によって引き起こされる。アテローム性動脈硬化症は、動脈の内側壁にプラークが蓄積することによって引き起こされる動脈の肥厚や硬化の一種である。プラークは、脂肪物質、コレステロール、細胞老廃物、カルシウムおよびフィブリンの堆積物で構成され、中.大型動脈に発生し、動脈壁が肥厚し硬くなる。アテローム性動脈硬化症を引き起こす原因は(1)高コレステロール及びトリグリセリド.レベル、 (2) 高血圧、(3)喫煙、(4)  一型糖尿病、 (5)肥満、  (6)  運動不足、(7)  高飽和脂肪食などが挙げられる。
  1. 最も心臓に不健全な行為である喫煙は、心臓発作のリスクを倍増する。喫煙はコレステロールや血圧を上昇させ、炎症、凝固、動脈および不整脈(心臓のリズムの問題)の狭窄を引き起こす原因になる。
  1. 心臓に最も健康的な運動は心臓発作や脳卒中のリスクを低減する。30〜45分間の運動を週に5回続けると、気分、 「良い」コレステロール、インスリンと酸素を使用する体の能力を上昇させながら、体重、血圧、「悪玉」コレステロール、ストレス、疲労を低下することが可能である。
  2. 心血管疾患は、若い年齢で始まるが、運動および他の健康的な活動はどの年齢でも心臓の健康を向上させることを可能にする。

また、上記図表が示している通り、 AからEまでの5つのカテゴリーは心臓病のリスクであることを示唆している。

A=Age (年齢): 男性は45歳以上、女性は55歳以上

B=Blood pressure (血圧): 140/90以上

C=Cholesterol (コレステロール): LDL 100以上、総コレステロール.マイナスHDL130以上 、更に Cigarette smoking(喫煙)も心臓発作のリスク要因である。

D=Diabetes(糖尿病): 空腹時血糖値が125mg/dl以上、およびヘモグロビンA1C 6.5%以上

E=Exercise (Lack of)運動不足 : 特定の運動はしなくても、毎日30分以上歩く機会のある人は運動不足ではないと言われている。

ホプキンスの調査によると、米国では8,400万人が何らかの心血管疾患で苦しんでいて、1日約2,200人、平均40秒毎に一人が死亡している。全ての心血管疾患者のほぼ3人に1人が死亡している。推定1,500万の米国成人は、冠状動脈性心臓病を患っている。米国成人の約7,800万人は高血圧であり、推定2,000万人は糖尿病患者である。心不全は500万人以上の米国成人に影響を与えている。 また、心臓病は男性の疾患であるというのは誤解であり、実際には心血管疾患は、女性(及び男性)の第一の死因である。心血管疾患による死亡の約3分の1は75歳前に起きている。米国では平均40秒ごとに1人が脳卒中で苦しんでいる。脳卒中は、神経学的疾患のため入院した全ての患者の半数以上を占める深刻な長期的障害の主要因である。女性は男性より生涯脳卒中のリスクが高い。 米国成人の約20%は喫煙者であり、年間1,930億ドルの経済に貢献していることになるという。米国成人の推定68%は、過剰体重または肥満である。以前の傾向と比較すると、心血管疾患による死亡率は減少しているが、糖尿病や肥満に苦しむ人が増えている。

厚生省によると、心血管疾患、糖尿病、脳卒中、高血圧、肥満、脂質異常症は生活習慣病であり、日本人の約3分の2はこのような病気が死因であるそうである。米国は生活習慣病を寿命疾患または文明疾患と呼ぶことがある。それらの中には、アルツハイマー病、関節炎、アテローム性動脈硬化症、喘息、癌、慢性肝疾患または肝硬変、慢性閉塞性肺疾患、二型糖尿病、心臓疾患、メタボリック症候群、慢性腎不全、骨粗しょう症、脳卒中、うつ病および肥満などが含まれている。従って、日米の生活習慣病には幾つかの分類に共通点がある。高血圧、糖尿病、肥満などは全て心血管疾患に繋がるが、日本が欧米型の食生活になっていることがこれらの現代病に共通した要因であると思われる。

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む