主要先進国の国民は、米国が世界経済をリードする立場を取り戻した事も含めて、オバマ大統領が米国を向上させていると見ている。ピュー.リサーチ.センター(PRC)は主要なヨーロッパ諸国の10カ国、主なアジア太平洋諸国の4カ国、カナダおよび米国での調査を通して、これらの国は全てオバマ大統領のリーダーシップに確信的であることを発見した。また、米国対中国の好感度の調査では、日本を含むほぼ全ての国が圧倒的に米国を好んでいる調査結果を伝えた。更に、これらの国の国民がオバマ大統領、ヒラリー.クリントン、ドナルド.トランプに対して、それぞれどのように感じているかも判明した。
29日にPRCが公表したピュー.グローバル組織の調査結果によると、これらの国でオバマ氏は前大統領のジョージW.ブッシュより外交政策で高い評価を得ており、国際的に人気があることを示唆した。上記のグラフ1は、2001年から2016年の期間での外交政策で正しい行いをしているかどうかを評価した。調査対象のヨーロッパ諸国5カ国は全て、2001年のブッシュ政権より2009年オバマ氏の就任後から高く評価している。また、2008年には評価が極度に低下した前ブッシュ大統領最後の年に比較し、オバマ大統領最後の年である2016年には著しく向上した。
| 年 | ドイツ | フランス | イギリス | スペイン | ポーランド |
| 2001 | 51% | 20% | 30% | 26% | 47% |
| 2008 | 20% | 18% | 22% | 10% | 50% |
| 2009 | 91% | 90% | 85% | 70% | 56% |
| 2016 | 86% | 84% | 79% | 75% | 58% |
上記グラフ5カ国を対象にした世論調査で中国と米国のどちらが世界第一の経済大国であるかの認識度を調査した結果である。下記表はその年度別の中国と米国の中間対比率であり、オバマ大統領は2016年就任最後の年に世界経済大国第一の地位を取り戻したことを示唆した。世界の国民は2010年から2014年の期間に中国が世界の経済をリードしたと認識した傾向があり、2016年にはヨーロッパの国民は米国が世界経済第一の立場を取り戻した事を認識している。以下は5カ国の中間値を示す。
| 年 | 中国 | 米国 |
| 2008 | 29% | 44% |
| 2010 | 44% | 40% |
| 2012 | 57% | 28% |
| 2014 | 49% | 34% |
| 2016 | 35% | 40% |
以下の表は、中国対米国の好感度を比較したものである。日本を含む16カ国は圧倒的に中国より米国を好んでいることが判明した。カナダ、ポーランド、イタリア、フランス、イギリス、日本の国民は圧倒的に中国より米国を好んでいるようである。
| 国名 | 米国 | 中国 |
| カナダ | 65% | 45% |
| ポーランド | 74% | 37% |
| イタリア | 72% | 32% |
| スウェーデン | 69% | 37% |
| フランス | 63% | 33% |
| オランダ | 63% | 46% |
| ハンガリー | 62% | 45% |
| イギリス | 61% | 37% |
| スペイン | 59% | 28% |
| ドイツ | 57% | 28% |
| ギリシャ | 38% | 57% |
| 日本 | 72% | 11% |
| オーストラリア | 60% | 52% |
| インド | 56% | 31% |
| 中国 | 50% | |
| 米国 | 37% |
次にヨーロッパ諸国の10カ国は、オバマ大統領、ヒラリー.クリントン、ドナルド.トランプに対してどの程度確信を持っているか又は確信がないかを調査した。その率の中間値は下記の通りであり、3人の中でオバマ氏が最も信頼されていることを示唆した。一方、トランプに対する国民の確信の無さは驚異的に高い。
| オバマ | クリントン | トランプ | |
| 確信がある | 77% | 59% | 9% |
| 確信がない | 22% | 27% | 85% |
ISIS戦略による空爆を展開している中東諸国では評価は異なるため、全世界の国民が普遍的にオバマ大統領の二期を通して全面的に高く評価している訳ではない。しかし、調査の対象となった「全15カ国で、50%またはそれ以上の国民はイラクとシリアのISISに対する米国主導の軍事行動を支持する」と答えた。29日に公表された調査は前ブッシュ大統領よりオバマ氏はもっと高い国際的評価があったことをPRCは発見したと述べている。ブッシュ政権下では彼の外交政策に対する反対、反米の風潮は世界の多くの国で広範に上昇した。オバマ氏の2008年11月の大統領選の時期には米国に対する世界のイメージは著しく向上した。この変化は特にブッシュ大統領に対する評価が厳しかった西ヨーロッパで劇的であったが、その後のオバマ氏に対する見解は顕著であると同組織は分析している。
PRCは2016年4月4日から5月29日までに16カ国の20,132人を対象にこの新たな調査を実施した。総体的に、主要ヨーロッパ諸国およびアジア諸国は、オバマ大統領が就任した2009年まで経済および世界のパワーもブッシュ政権下で弱体化していた為、オバマ氏は最後の年である2016年の現在までに約8年間に渡って米国を向上させたと評価している。