大統領選で両候補者のいずれかを支持する有権者は、いずれも彼らが支持する候補者に多大な懸念があるが、ヒラリー.ヒリントンまたはドナルド.トランプを支持する有権者は両候補者に対する明白な対比意識がある。トランプの支持者は彼がクリントンとはまるで異なり、クリントンの支持者は彼女がトランプには見られない要素があると見ている。政策及び候補者の人間性が主な支持の理由であった過去の大統領選と異なり、今年の支持者は彼らが支持する候補者に対して嫌悪感もあり熱意に欠けることを示唆した。正確性で定評のある複数の機関は、全てクリントンの勝利を予測している。
21日に公表されたピュー.リサーチの報告によると、トランプ及びクリントン支持者の1/3は 彼らの候補者に対して否定的な印象を持っており、懸念している側面もあることを示唆した。彼らがいずれかを支持する主な理由は、クリントンはトランプではなく(32%)、トランプはクリントンではない(33%)からである。トランプの支持者が彼を支持する二番目に高い理由は彼が「政治の部外者であり、変化を齎す」(27%)と信じているからである。クリントンを支持する二番目に多い理由は「 経験があるため物事を成就する」(32%)との期待があるからである。両候補者を支持する三番目の理由はいずれも政策課題であり、トランプ支持者の26%、及びクリントン支持者の22%は彼らの政策課題に同意している。
両候補の支持者はいずれも彼らの候補者に何らかの懸念があることを表明した。例えば34%のトランプ支持者は彼の気質が心配であると答えた。44歳の女性は率直に「私は彼を嫌いです。傲慢で自分勝手です」とトランプの性格について表現した。65歳の女性支持者は「彼は、彼が望んでいるものを得るためには何でもすると言っている子供のような性格です。実際の経験はなく、健全なアドバイスを求めていません。彼自身の方法以外の手段を拒否します。大統領には良くない特性です」と厳しい批判をしながらもトランプの支持を表明している。73歳の女性は「彼についての否定的なコメントに対する彼の反応の仕方は酷いです。私は彼のほとんどのことが好きではありませんが、私はヒラリーに我慢できません」と語った。
クリントン支持者の17%は「不正直で秘密性」があるとの懸念を表明した。彼女の支持者の一人で45歳の男性は、クリントンは「 あまりにもガードされ、透明性が十分ではないです」と述べた。38歳の男性は「彼女は私が望んでいるほど人々を鼓舞しません」と語った。36歳の女性は「彼女は良い大統領になると思いますが、彼女の信頼性が心配です」と述べた。53歳の男性は「それらのE-メールや人々が彼女を歪曲して見ている彼女に対する中傷が心配です。彼女は欠点があるかもしれませんが、トランプに対して彼女は素敵です」と述べた。
調査の参加者は、テロリズム、経済政策、及び移民など政策課題でクリントンよりトランプを支持する傾向が高く、リーダーシップや政治的経験など別の側面ではトランプよりクリントンを高く評価した。しかし、いずれも彼らの政敵に対する嫌悪感が高いことが顕著である。
| 支持理由 | クリントン | トランプ |
| テロリズム政策 | 48% | 78% |
| 経済政策 | 58% | 76% |
| 移民政策 | 46% | 64% |
| 別の候補者が嫌いである | 64% | 67% |
| リーダーシップ能力 | 67% | 59% |
| 彼は政府部外者である | 47% | |
| 彼女は政府で経験がある | 79% | |
| 人種関係の見解 | 55% | 28% |
| 党の指名者である | 43% | 28% |
| 候補者の性格 | 32% | 18% |
| 初の女性大統領になる | 29% |
上記のチャートはテロリズム、経済、移民問題などの政策課題でトランプのアピールはクリントンより肯定的なインパクトが強いことを示唆した。一般的米国民は、特に不法移民に厳しい政策をアピールしているトランプを支持していることを明白にしている。しかし、人種問題が多い米国でクリントンはトランプより遥かに良く対処すると考えているようである。リーダーシップにおいて、トランプよりクリントンを高く評価し、圧倒的国民は政治的未経験者より政治的経験を重視したことを示唆した。 加えて、クリントン支持者の大半は変化を期待することより、彼女の知識、問題の理解力、経験をかなり重視している傾向が高いことを示唆した。候補者の性格はいずれも良好に評価されていないがクリントンの気質はトランプより12%ポイント多く許容されている。トランプの支持者は彼の気質に失望しながらも、クリントンより率直であると考えている傾向がある。
彼らは支持する候補者をさほど好んでいないが、彼らの候補者の政敵をもっと嫌いであることが主な支持の理由であり、通例の大統領選には見られない特異性の傾向があることが調査結果で目立った特徴である。つまり、彼らが支持する候補者に対する情熱や期待は欠けるものの、政敵の当選を阻止することが第一の支持理由であることを示唆した。調査対象者の57%は選挙キャンペーンに苛立っていると答え、55%は嫌気がさしていると答えた。この調査は、今年の大統領選の指名候補者は国民に広く支持されていない点で「異常」であるとの専門家の共通のコメントと一貫性がある。3,941 人の投票登録者を含む4,538人を対象に8月16日から9月12日までインターネット.パネル及び電子メールを介して実施されたこの世論調査は信憑性が高い。
11月8日後の選挙で、クリントンが勝利する可能性が高いことは最も正確に予測することで知られている3つの機関の更新記録が重要な参考になる。
| クリントン | トランプ | |||
| 当選確率 | 選挙人数 | 当選確率 | 選挙人数 | |
| N.Yタイムス | 75% | 234 | 25% | 164 |
| FiveThirtyEight | 57.2% | 283.0 | 42.7% | 254.7 |
| プリンストン | 72% | 300 | 28% | 238 |