災害資金と人員削減:大統領初の被災地視察は何を意味?

ハリケーン.ハービィの死者は2倍増加したことが報告されている今日、トランプ大統領はテキサス州のコーパス.クリスティを視察した。就任後、被災地の訪問は今回が初めてであることに加えて、災害関連ポストが多数空席になっている状況下で、歴史的に壊滅的であると言われている災害に直面している。トランプは災害に大切な部署による顕著なリーダーシップが多数空席になっているとの保守派メディアの批判に対して、政府を縮小するため意図的にポストを埋めていないと今朝ツイートで反論した。FEMAの予算削減提案及び計画的な人員削減政策下で、最初に直面している災害はトランプにとって何を意味しているだろうか?

テキサス州のハリケーンでの死者は少なくとも10人に増加したと報告された。水面の高さは最高約50インチに達し、ヒューストンでは今朝強制的に避難を命じられた人々が国家警備隊の援助を受け自宅を離れている。ハービィはルイジアナ州に向かっているようであるが、今日トランプ大統領は被害状況を視察するため、マラニア夫人および幾人かの関係者を伴い、コーパス.クリスティに到着した。 しかし、トランプは災害に直接影響のあるナショナル.ハリケーン.センター及びその他の部署の空席を放置している為、保守派のメデイアでさえその状況を懸念している。保守派ラジオ.トークショーの主催者、著者、フォックス.ニュースのゲスト.ホストであるロォウラ.イングラハムは、大統領が空席を埋めないため「自然災害がある時には特に危険である」と批判した。これに対して、トランプは今朝5:26AMのツイートで「私たちはそれらのポジションを全て埋めるつもりはない。それらの多くは不必要である。政府の規模を縮小する」と反論した。

一部は過去の政権から続いているパターンであるが、トランプ政権下で災害に直接関連のある重要なポストは多数空席になっている。例えば、 ① 最近大統領補佐官に就任した元国土安全保障省の長官ジョン.ケリーの後継者はまだ指名されていない。② ナショナル.ハリケーン.センターのディレクターは 5月以来、ディレクター代行が責任者である。③ 全米天気予報局は7月連邦雇用委員会に局長の空席を掲示したが、その後雇用の進展はない。④ 天気予報サービス、沿岸科学研究、ハリケーン及びその影響に関する専門家である海洋科学大気管理局の局長はまだ指名されていない。⑤ FEMA副理事は指名されたが、まだ承認されていない。

ワシントン.ポストによると、多数のリーダーシップの空白に加えて、気象サービスには慢性的な職員が不足している。それらの空席は数年間継続しており、気象サービスの従業員を代表する全国気象サービス従業員組織による批判の対象となっている。政府会計検査院(GAO)は5月の監査で、当局122の地方天気予報事務所の多くの空席は、職員が「時には重要な任務を完了することができないままの状態であった」ことを発見した。また、GAOは職員が「空席の仕事を補う努力に起因するストレス、疲労、および気力低下を経験した」ことを発見した。先月、上院歳入委員会は商務省に次年度の資金調達をするための報告書で気象サービスを批判し、議会は人員を満たすために十分な資金を提供しているにもかかわらず「継続的な人員不足を非常に懸念している」と述べた。しかし、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の広報官クリストファー.バカロは、同局は気象サービスの空席を埋めるため「積極的に雇用している」と語った。 彼は「ハービィの準備ができている」と述べ、「ヒューストンとコーパス.クリスティの事務所は完全に人員配置されている」と電子メールで語った。トランプ政権が指名する必要のある主な空席に関する詳細な雇用状況は不明であるが、地元当局は災害から「人命と財産を保護する」ことを強調しているため、一時的に救済活動家を多数雇用した可能性がある。

一部の批評家は、まだハリケーンは終わっていないため、早すぎるとして「タイミングが悪い」と批判しているが、今日マラニア夫人と共にコーパス.クリスティを訪問しているトランプ大統領は、可能な限り早いスケジュールを計画したとホワイトハウスは報告した。最初、サンアントニオを訪問することを考慮していたが、最も深刻な影響を受けた湾岸地域から30マイル離れているため、嵐の影響から比較的軽い被害を被ったコーパス.クリスティに決定した。救済活動が続いているヒューストンでは、新たに数千人が避難を強制された。ヒューストンのダウンタウンにあるコンベンション.センターは収容限度5,000に対して9,000人に増加した。トランプは今日、地元の消防署でテキサス州共和党知事のグレッグ.アボットに加えて、州及び連邦当局の役員らと会い、救済活動についての説明を受けた。大統領の隣に座ったアボット知事は コンベンション.センターでの状況に関する懸念を和らげようとした。トランプは「これは本当のチームだ。私たちはこれまで以上のことをしたいと思っている」と語り「テキサスはどんなことにも対処できる」と激励した。

行動が遅れたため鋭い批判に直面したジョージW.ブッシュの2005年のカトリーナ以来、災害に対する大統領の行動は政治的になっている。オバマ前大統領も対処に遅れたブッシュの失敗を意識していた様であり、トランプ大統領も同様である。今後も降雨による水量が増加すると予測されているヒューストンではヘリコプターやボートを利用した救済活動はまだ続いている。また、ニューヨークを含む他州からのボランティア活動家は援助に参加している。トランプにとって、壊滅的なハリケーン.ハービィは主なテストになると言われている。その理由は、複数の災害関連部署での重要な空席を意図的に埋めていないため、リーダーシップに欠けていることがどれほど効率的であるどうかを大統領が直接知る機会になるからである。また、被災地視察の経験をする大分前にFEMAに対する6.67億ドルの削減を提案したが、ハービィの救済に必要な推定資金が判明すれば、その提案が適切であるかどうかを知る結果になる。加えて、先週フェニックスでの集会で再度、メキシコ国境での壁建設を強調したため、その資金と救済資金のどちらが重要であるかなど、幾つかの側面でトランプの判断力が試される本格的な機会に直面している。

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