
By Bloomberg
北朝鮮による最近の連続的なミサイル発射実験、特に29日北朝鮮のミサイルは北海道上を超えたとのニュースに脅威以上の懸念が拡大している。この直後、米国を含む国際社会の反応は更に緊迫化している事を示唆した。北朝鮮への対応について、トランプ大統領は最初から軍事行動の必要性を強調し、国防総省の長官ジェイム.スマティスは交渉などの外交を重視している点で意見が異なっている。安倍晋三首相は早くから日本の平和憲法改正を公表し、一部の政治家はもっと強力な軍事力をアピールしている。今日米国はハワイからミサイル防衛テストを成功させた。この驚異的な米国の軍事活動は何を意味している?
日本は世界第二次大戦後、国の哲学として平和主義を維持してきたが、29日北朝鮮が日本北部にミサイルを発射したことは日本が「軍事制約を除去する」ことを促進する印象を与えた。安倍首相は既に日本の平和憲法を改正すると公表したことが5月初旬に報告された。火曜日に日本が直面した脅威は、この憲法改正をもっと推し進めるかもしれないと推測されている。ミサイルは太平洋に無害で上陸したが、安倍首相はこれを「前代未聞の危機および深刻な脅威」であると表明した。火曜日の平壌による最新のテスト後、東京池袋の近所を歩いている宮副一郎は「私たちはこの平和が永遠に続くと信じているように非常に長い間平和的に生きています。日本は敗者のような弱い姿勢を示しています。我々は、より強力な軍隊を持たなければなりません」と語った。しかし、大半の日本人は日本が再度攻撃的な軍事国になることには疑問を感じている。ニューヨーク.タイムスによると、幾つかの世論調査は約50%またはそれ以上の回答者は安倍首相の憲法改正の方針に同意していない。一方、首相官邸の世論調査では、自衛隊に興味を持っている人の割合は、1980年代後半の約55%から2015年には71%に上昇した。
昨日トランプ大統領および安倍首相は40分の電話会談で、両氏は国連安全保障理事会の緊急会議を呼びかけ、その状況について話し合うことに合意した。国連安全保障理事会15人のメンバーは昨日約4時間の緊急会議を行い、北朝鮮の最新のテストへの対応について議論した。29日北朝鮮は、日本の北海道を超えて弾道ミサイルを発射したことを「非合法な行動」として非難したが、北朝鮮に対して「厳しい措置を講じる準備ができているという表明はなかった」と29日のニューヨーク.タイムスは伝えた。国連大使ニキー.ヘイリーは「世界は北朝鮮に対して団結しています」と述べ「米国はこの無法が続く事を許さないでしょう」と語った。ヘイリーは、トランプ大統領は「全てのオプションはテーブルにあると言っている」と述べている。
30日のCBSニュースによると、マティス国防長官は30日、韓国国防相との会談中、北朝鮮との外交を放棄することに関して、トランプ大統領の最近のコメントに矛盾する見解を表明した。トランプは今朝午前5:47のツイートで「米国は25年間、北朝鮮と話し合い、強要するお金を支払っている。話すことは答えではない」と述べた。これについて尋ねられたとき、マティスは北朝鮮が日本北部に向けた弾道ミサイル発射実験後、米国が金正恩(キム.ジョンウン)と会談する準備をテーブルから外すとの考えを拒否し、「話すことは答えではない」とのトランプのツイートに同意しない意思を表明した。米国が北朝鮮にどう対処するかについては具体的ではないが「私達は共に協力し続けます。そして、今日韓国国防相と私が議論している我々の国家、国民、利益を保護するため責任を共有し、既に非常に強い協力関係において可能な全ての分野を探しています」と語った。
30日のニューヨーク.タイムスによると、今日米国はハワイの海岸からミサイル防衛テストを実施し、日本上での北朝鮮の「大胆なミサイル発射試験」の翌日、中距離弾道ミサイルを傍受した。国防総省の一部であるミサイル防衛庁のサム.グリーブス将軍は「我々はこの重要な新機能を開発するため艦隊と緊密に協力しており、これはミサイルを傍受するための能力を進化させる上で重要な里程標である」と述べ「脅威に先立ち、弾道ミサイル防衛技術を開発し続けます」と語った。米国は定期的にミサイル防衛システムのテストを実施しており、スタンダード.ミサイル6ミサイルのうちの1機が中距離弾道ミサイルを成功裏に傍受したのはこれが二回目であり、テストは長い間計画されていたとグリーブス将軍は語った。北朝鮮による火曜日のミサイル発射は北海道上を通過し、海上に上陸したため、日本政府が日本国民に警告を促す結果となった。この攻撃的行動は「火と怒り」の挑発的な発言をしたトランプ大統領に対するキム.ジョンウンによる「直接的な挑戦」であると見られている。
米国大統領と国防総省長官の北朝鮮に対する態度に一貫性はないが、複数の専門家はトランプには北朝鮮に対する解決策はないと指摘している。トランプは数週間前「火と怒り」の発言で北朝鮮を威嚇し、先週フェニックスでの集会では北朝鮮は米国を「尊敬し始めた」と述べ、昨日は「話をすることは答えではない」とツイートした。特にツイートでの発言は単なる言葉のゲームであり、米国最高指揮官としての言動ではない。少なくとも、日本や韓国が脅威に晒されている時、重要なアジアの同盟国が重大な危機に晒されることなく、問題を解決できる方法を真剣に考えている印象は与えていない。トランプは面倒な交渉より軍事行動の方が簡単であると考えている傾向がある。長官マティスは常識的であり、穏やかであり、攻撃的な人物ではない。いずれしても米国はミサイル防衛テストに成功しているが、驚く事に、米国は北朝鮮からのミサイルを停止させる技術開発が進んでいる事を示唆している。ミサイルに対する反ミサイル.システムの精度については不明であるが、トランプが先制攻撃することで北朝鮮を激怒させるような挑発的な戦略を好んでいるとしても、非常に冷静な国務長官レックス.ティラーソン及び長官マティスは外交による解決を常に望んでいる。