ソシャルーメディアは米国を弱体化するロシアの武器

フェイスブックに続き、ツイッター(Twitter)も200以上のアカウントがロシアにリンクしていたことが報告されている。ロシアは米国選挙の干渉において、ソーシャル.メディアを武器として、広範に利用したようである。議会はフェイスブック及びツイッターを含む複数の関係者に公聴会での証言を要請した。加えて、テキサス及びカリフォルニアでの離脱運動もロシアが関与したことが報告された。なぜ、米国は離脱運動のターゲットになったのか?

ツイッターは2016年の大統領選挙の期間中、ロシアにリンクした悪意のある虚偽情報を掲載した200以上のアカウントを発見したことを議会調査当局に報告したことが昨日判明した。ツイッターが公表した声明文によると、2016年の米国選挙におけるロシアの干渉に関する調査について、ツイッター公共政策担当の副大統領コリン.クロウエルは上院及び下院情報委員会のメンバーと会見したことを報告した。同社は「民主主義の基礎となる選挙プロセスの統合性を深く尊重している」と述べ、今年の夏ネットワーク上での虚偽情報や不正操作と戦うため、幾つかの作業の概要を説明した。その調査の結果201のアカウントはロシアから運営されていたことを発見した。これらの特定されたアカウントは「スパムに対する禁止条項に最も違反していた」ものである。米国諜報機関は2017年1月、ロシア政府と強く結びついているロシア国有テレビ局RT(Russia Today)が2016年のアメリカ選挙に干渉し、アメリカの民主主義の信頼性を弱体化したと主張したという報告を発表した。ツイッターのアカウントを定期的に保持しているRTは今年の調査で、2016年米国の広告に274,100ドルを出費した。@RTcom、@RTAmerica、及び@ActualidadRTの3アカウントは、米国市場を確実又は潜在的にターゲットにした1,823件のツイートを促進した。これらのキャンペーンは主流メディアのフォロワーを対象とし、主にニュース記事に関するRTツイートを促進した。

テキサスの離脱運動は、ロシアにリンクしたフェイスブックのグループが、反移民や反クリントン集会に参加するよう依頼したことが報告されている。9月14日のビジネス.インサイダーによると、そのような集会は昨年11月にテキサス全域で計画されていたことを関係者が報告した。テキサス.ナショナリスト運動の代表者ダニエル.ミラーは「彼らがこれらのテキット(Texas=Texas とExitを合わせた造語)の集会を始めることを決定した時、彼らは手を差し伸べ、我々に参加することを希望しました。そして、我々はありがとう。でも、結構ですと言いました」と語った。Heart of Texasと呼ばれるフェイスブックのグループは昨年夏の時点で225,000人のフォロワーを抱えていた。フェイスブックは先週、それぞれお互いに提携しロシアに運営されているアカウントとページを削除した。

ロシアは西洋の離脱主義者グループを育成する長い歴史を持っている。 たとえば、カリフォルニア州のグループであるイエス、カリフォルニアは、12月にモスクワで、ヨーロッパと米国の離脱運動を推進しながら、クレムリンの支援を受けているロシアの極右派ナショナリストと協力し12月にモスクワに当座しのぎの大使館を設立した。しかし、テキサス.ナショナリスト運動の事務局長ネイサン.スミスはネオ.ナチスと欧州の過激派グループが参加した極右派の会議のため2015年にモスクワを旅行した。彼は、米国の政治情勢に影響を与えるためエスカレートしたロシアの顕著な努力にリンクしていると思われるフェイスブック.ページによる広範な抗議に参加するよう連絡を受けたと語った。

ロシアは長い間、西洋諸国の離脱を促進しているが、ナショナリスト運動が台頭している国、人種及び政治的に分裂傾向があり、その社会体制が弱体化している国はロシアのターゲットになりやすい。ロシアは米国を含む世界の民主主義国を崩壊し、弱体化した国または州を離脱させる運動を推進する一方で、少しずつ隣接国を併合する事で自国を大きくする野望を抱いていると言われている。テキサスやカリフォルニアもその離脱運動のターゲットになった可能性がある。オバマ大統領は2016年12月、ロシアは経済的に米国より遥かに小さく弱い国である為、米国に挑戦することは不可能であるが、プーチンがヨーロッパを弱体化する努力をしているように、米国がメディアを攻撃し、暴力を奨励し、人々を差別する傾向が目立つようになることも含めて米国が自国の価値を放棄した時、その危険性はあると述べた。

2016年の選挙ほどロシアがソーシャル.メディアを広範に利用し、米国を集中的にターゲットにした前例はない。ロシアはヒラリー.クリントンを打破するため、ロシア資金によるフェイスブックの広告を通して2015年12月ロシアのRT10周年記念行事に参加した最初の安全保障顧問で、現在捜査の対象になっているマイケル.フリンと同じテーブルにいた2016年の第三党の候補者ジル.スタイン及び、民主社会主義者のバーニー.サンダーズも支援していた。2016年の選挙前オバマ政権はこれらの事実を把握していたため、オバマ大統領は昨年11月フェイスブックのCEOマーク.ザッカーバーグに警告したが、彼はその警告を拒絶した。彼は27日に公表した声明文で 「狂った」考えであるとのコメントを後悔しているとして謝罪を表明した。彼はロシアが如何にソーシャル.メディアを武器として操作したかを最終的に認識したことを認めている。特別捜査官ロバート.ミューラーは現在及び過去のホワイトハウス(WH)職員にインタビューしている。そのメンバーは現役のコミュニケーション.ディレクターであるホープ.ヒック、解雇された大統領補佐官ラインス.プリーバスとWHの元報道官ショーン.スパイサー、WHの弁護士ドン.マガーン、クシュナーの弁護士ジァシュ.ラファエル、WHの弁護士補佐ジェイムス.バーナムの6人である。スパイサーは就任中、彼が関与したほぼ全てのイベント及びコミュニケーションを記録していた為、特に注目されている。フェイスブック、ツイッター、 グーグル(Google)は下院情報委員会で10月、上院情報委員会で11月初旬に公聴会で証言することを求められている。

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