ラスベガス大量殺戮事件の犯人スティーブン.パドックの素顔が紹介されている。彼は老いた母に優しい普通の男性であり、パイロットの免許さえ保持し、不動産投資に成功した裕福な人物であるが、数回離婚を繰り返し、アジア系のガールフレンドはいたが一人暮らしの生活を続けていた。また、彼の父は銀行強盗で逃亡生活を送った家族背景がある為、彼の弟エリックは父の犯罪背景が多数の人々を殺害する理由に結びついているとの考えを否定した。驚くことに、昨夜ホテル及び彼の自宅から合計42の銃器が発見された。自宅からは爆弾材料の化学品も発見されたが、法務執行当局はISIS及びテロリストとの結びつきを否定している。この事件は、急速なスピードで銃弾発射を可能にする完全自動銃が米国で初めて大量殺戮に利用された可能性がある。この重犯罪状況と犯人に対する証言からの印象は一部異なる側面もあり、犯人像を知れば知るほど、犯行の動機は益々不可解であり混乱に満ちている。
ラスベガス警察の昨夜の更新報告によると死者は59人、負傷者は527人に増加した。病院で治療を受けている約半数は危篤状態である。サンライズ病院及びメディカル.センターは火曜日の午前中、襲撃直後に搬送された68人の患者のうち33人は危篤状態にあると報告した為、死者数は増加する可能性がある。また、ホテル二つの部屋から23の武器及び自宅には19の武器と爆弾の材料である特定の化学品が発見された。昨夜のワシントン.ポストによると、ホテルで発見された23の武器はほとんどが強力な銃であり、襲撃に集中的に利用されたと思われるAK-47タイプのライフルは完全自動銃であった。AK-47を完全自動銃に改造することは非合法である。ノースイースタン大学の犯罪学者ジェイムス.アラン.フォックスは米国で完全自動銃が初めて利用されたかもしれないとし、米国で自動銃が利用された例を記憶していないと述べた。自動銃は1986年、議会が銃器所有者保護法を制定して以来、購入及び使用を広範に禁止している。警察当局は合計42 挺の銃器を押収したと今朝報告したが、ネバダ州メスキートにある銃とギターの店主が提供した記録によると、パドックは20以上の銃器を数年間で合法的に購入していた。またパドックは必要な全てのバックグランド.チェックに通過している。早いスピードで発射し、高い場所からの襲撃でミュージック.フェスティバルに参加していた22,000人をターゲットにした計画的で残虐な大量殺人事件には完全自動銃が米国で初めて利用された可能性が高い。
しかし、この残虐な行動と彼を知る人々の証言には深い隔たりがある。CNNの取材報告によると、スティーブン.パドックはハリケーン.イルマの影響で停電した9月中旬、フロリダ州オーランドに住む90歳の母の様子を知るため電話し、彼女を援助するため歩行器を送ったと彼の弟エリックは述べた。エリックは、スティーブンは一人でバーに行って飲むこともあり、100ドルのハント.ビデオ.ポーカーで遊び、母にクッキーを送る普通の男性であると語った。また、彼の兄は多数の人々を銃殺するような人間であるとは絶対に考えられないと述べ「何か信じられない悪いことが兄に起きた」と語った。しかし、彼は兄が銃器を保持していることを知っていたが、ハンターであったかどうかは知らないと述べた。エリックの子供達はスキート射撃にスティーブンと一緒に出かけた事があった。エリックとスティーブンは頻繁に話す機会はなく、離れて暮らしているためお互いに知らない側面はあるが、スティーブンは一人暮らしの自由気ままな生活であったとエリックは語った。スティーブンの最初の結婚は1977年から1979年まで続き、1985 年に再婚し、1990年には再度離婚した。彼の二回目の妻はカリフォルニア州ロスアンゼルス郡に住んでいるが、スティーブンとの接触はなかったと当局は述べている。
また、連邦当局は彼がパイロットの免許も保持していたことを確認した。合法的に飛行するためには医療証明が必要であるが、彼は飛行機を操縦していた。エリックは、彼らの父ベンジャミン.ホスキンス.パドックは銀行強盗の犯罪歴があり、1969 年6月 10日から1977年 5 月 5日までFBIの「最大のお尋ね者」であったことを告白した。彼らの父は1969年に刑務所から逃亡し、1978年にオレゴンで逮捕されるまで逃亡生活をしていた。エリックは、彼の父は数年前死亡し「彼(父)は私の母と一緒にいることはなかった」と語った。また、エリックは彼の父が逃亡している時生まれたと述べた。しかし、エリックは彼の兄スティーブンが父の犯罪傾向性を真似ているという考えを否定し「彼は私の兄です。それは空から小惑星が落ちてきたようなものです。私たちは言葉にならない完全なショックを受けているだけです」と語り、事件との関連性については何も語らなかった。一方、昨夜クラーク郡の保安官ジョセフ.ロンバルドはスティーブンの自宅から19の銃器と数千の弾薬、爆発物の材料である多量の硝酸アンモニウムを発見したと報告した。
2013 年から2015年までフロリダ州メルボルンでスティーブンの隣に住んでいたダン.ジュディは「何か印象があるなら、銃が何であるかを全く知らない男だと言えます」と語った。しかし、弟は兄が銃器を保持していることを知っているため、これは事実に矛盾している。スティーブンは自宅に長く居ることはなく、時々ガールフレンドと過ごし、時には一人で過ごす事もあった。彼はラスベガスでギャンブルを楽しむ投機家であるとジュディは述べた。弟のエリックは彼の兄は成功している不動産の投資家であり、アパートや家屋を所有していたと語った。複数の投資家は昨日リノ地区でスティーブンに関連のある 2〜3の不動産物件を探していた。その不動産の住民はFBIが月曜日に立ち寄ったとCNNに語った。デル.ウェッブ.パークウェイの住民の一人はスティーブンを見た事はないが、最近夏頃彼のガールフレンドを見たと語った。
スティーブン.パドックは事件の数日前に100,000ドルをガールフレンドの母国であるフィリピンに送金していたことが今日新たに判明したが、誰宛に送金されたものであるか不明である。しかし、この女性は明らかに法務執行当局の関心の対象になった。パドックは襲撃前の数日間のギャンブルで10,000ドルを失ったと報告されたが、頻繁にギャンブルに出費すると言われている彼は浪費家である事を示唆している。また、1日ラスベガスのマンダレー.ベイでの襲撃には豪華なスウィート.ルームを含めて隣室の二つの部屋を利用したことが判明し、このスウィートルームで発見された銃器を含めて23挺は、問題なくホテルに持ち込まれたことを示唆した。米史上最大の大量殺戮事件の犯人は精神的疾患の記録はなく、いかなる暴力犯罪グループとのつながりも発見されていない。幾つかの発見はこの脅威的な重犯罪が単独で行なわれたとは信じ難いほど不可解である。