近年自動車の安全機能は向上しているにもかかわらず、致命的な自動車事故は9年以来増加している。2016年には全米で2年連続して致命的な車両衝突が発生し、一年間で37,000人以上が 事故死した。主な要因はスピード違反、シートベルトの非着用、オートバイ利用者が増加していることである。注意力散漫による事故の主要因は運転中の携帯電話の使用であるが、これに関する規定は州によって異なる。
国道交通安全管理局(NHTSA)が6日に公表した全米の交通事故のデーターに基づく統計によると、2016年全米の道路で37,461人が事故により死亡し、2015年の同時期に比較して5.6%増加した。 2016年に米国道路を走行した車両のマイル数は前年より2.2%増加した。死亡事故につながる主な要因は:⑴ 車両の数が増えている。⑵ スピード違反、飲酒運転、シートベルト非着用などの無謀な行動に関連した死亡者が増加し続けている。スピード関連の死者(10,111人)は4.0%、飲酒運転による死亡(10,497人)は1.7%、 シートベルト非着用による死亡(10,428人)は4.6%増加した。⑶ オートバイと歩行者による死亡者数は、前年比で1/3以上増加した。オートバイ運転者の死亡(5,286人)は2008年以来、最大の増加を示す5.1%である。⑷ 一方、注意力散漫に関連した死亡(3,450人)は2.2%減少した。また、居眠り運転の類による事故死(803人)は3.5%減少した。⑸ 歩行者の死亡(5,987人)は 1990年以来、最高に達し9.0%増加した。⑹ 自転車の死者(840人)は1991年以来、最も高く1.3%増加した。これらの交通事故死による94%は深刻な衝突が要因である。
携帯電話が登場した初期、多数の州で運転中の携帯使用を禁止していない州が多かったため注意力散漫による事故は圧倒的に多かった時期がある。しかし、カリフォルニア州を含む多くの州は、携帯電話が運転席に近い位置に固定されているなど、ハンド.フリーを義務づけている。カリフォルニアのように複数のカテゴリーによる規定のある州でさえ、規定に違反し片手で運転しながら携帯を握っている人を今でもほぼ毎日見かける。これは運転中のハンドヘルドと呼び、50州、 特別区、及び米国領土を含めて何らかの条件で、ハンドヘルドを禁じている州及び米国領土は以下の通りである。
⑴ 全人口層に禁じている州:カリフォルニア、コネチカツト、デルウェア、イリノイ、メリーランド、ネバダ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューヨーク、オレゴン、バーモント、ワシントンD.C、ワシントン、ウェスト.バージニア、ハワイ、グアム、プエルトリコ、バージン.アイランド、 ⑵ 20歳以下の未成年にハンドヘルドを禁止している州はアラバマ、アーカンソー、メイン、バージニア、⑶ 運転の初心者に禁じている州:ルイジアナ、オクラホマ、⑷ その他の州:ニューメキシコ(地区によって異なる)、テキサス(学校区のみ)、ウィスコンシン(工事中の地帯のみ)はそれぞれ、慎重に運転するべき場所でのハンドヘルドを禁止している。加えて、運転中にインターネットまたはテキスト.メッセージ又は両方の利用を禁じている州はアラバマ、アラスカ(両方)、アーカンソー、カリフォルニア、コロラド(両方)、アイオワ(両方)、テネシー、テキサス、バージニア、ワシントンの10州である。ほとんど、又は全く規制がない州はフロリダ、ミズリー、モンタナだけである。規定が非常に甘い州を加えると、多くの州でまだ徹底されていないが、注意力散漫に関連した死亡が減少した背景には5年前に比較して、運転中の携帯電話の利用に関する安全規定が向上したことも一因である。