サム.クロービス(右)は米国農務省の科学者主任として、トランプ大統領に指名を受けていたが、キャンペーン中、ロシアとの会合計画に関与し、科学者としての経歴はないことが暴露された為、今日指名から辞退した。驚くことに、特別捜査官ロバート.ミュラーの捜査は、トランプ.キャンペーンを援助した人々がトランプ政権の重要な職務に雇用されていた実態を暴露する結果になった。トランプの忠実な支持者であるという理由だけで、実際にその職務に要求される資格、知識、経験を含むアカデミック.バックグランドには無関係の人々が雇用されている状況を浮き彫りにした。クロービスはその顕著な一例であるが、一部の大使指名、農務省、エネルギー省、住宅都市開発省でその幾つかの前代未聞の例が紹介されている。
今週公表された裁判所記録は、クロービスは選挙期間中トランプ.キャンペーンの主な顧問の一人であり、月曜日に有罪を公式に認めたトランプ政権の外交政策顧問であったジョージ.パパドプロスにロシアの役人と会うことを奨励したことを明らかにした。2日のワシントン.ポスト(W.P)によると、2016年8月クロービスはロシア関係者との「記録外」の会合を組織するようパパドプロスに奨励した。クロービスは、キャンペーン中、パパドプロスと他の外交政策顧問も「実行可能ならば、旅行をすることを貴方に奨励する」と述べたことを裁判所記録は明白にしている。最終的にはその会議は行われなかったが、それは調整の努力がなかったことを意味しない。現在、米国農務省(USDA)の上級顧問であるクロービスは昨日「ワシントン内の政治情勢は、私がこのポジションをバランス良く公正に配慮することが不可能になりました。貴方と貴方のチームに対する絶え間ない攻撃は日々増加する血球のように見えます」とトランプに手紙を書き、今月9日上院議会の聴問会で科学者主任として 任命を受ける機会を辞退した。今日、ホワイトハウスの報道官サラ.サンダーズ は「クロービス氏の指名辞退の決定を尊重します」と述べ、トランプが彼の辞退を受け入れたことを確認した。しかし、クロービスの手紙は「私は献身的で忠実な支持者のままで、貴方と農務長官に喜んで奉仕し続けます」と書いているため、USDAの上級顧問に残ることを明確にした。
トランプ政権に雇用された人の履歴書を記録するAmerican Oversight (アメリカの監督)と呼ばれるグループはその監督の一環として、トランプ.キャンペーンに携わった人々のバックグランドを調査し、その職務とは無関係の経歴の人々が採用されていることを発見した。彼らはすべて、トランプ.キャンペーンで奉仕していた報酬として雇用されたことを示唆している。クロービスは科学者主任の指名を辞退する前、科学者としての経歴はないことが報告された。W.Pの記者であるダナ.ミルバンクは、法律に照らし、この指名は「著名な科学者でなければならない立場である」と指摘した。加えて、クロービスは「経済学の教授」であると言われているが、実際には「経済学者ではない」と述べ、クロービスはトランプ.キャンペーンの顧問であり、その前は「トーク.ラジオのホスト」であったと説明している。
トランプは昨日、彼が所有するマー.ア.ラゴ.クラブの会員であるロビン.バーンスティーンをドミニカ共和国大使に任命した。米国でスペイン語を話す個人は圧倒的に多いが、基礎程度のスペイン語を話すだけであるバーンスティーンを指名した。次に、バチカンの大使として、最近任命が確定したカリスタ.ギングリッチはトランプ仲間のニュート.ギングリッチの妻である。彼女は子供の本を書くことや教会の合唱団として歌うなどの背景があるとミルバンクは述べた。
エネルギー効率化と再生可能エネルギーに関与するエネルギー省に配属されたシド.ボーディジはトランプ.キャンペーンで働く前の2013年から2015年まで、ニュージャージー州シーブルックのマイニキ.カー.ケア (Meineke Car Care)支店のマネージャーであった。その以前はタイヤ.ショップ.サービス支店長であった。ミルバンクは「 彼の立場でボーディジの資格(エネルギー省の技術部門の局長)があるかどうかどうか分からないが、彼はそのマフラー( 消音器)に多額を支払わないことを知っている」と述べ、彼はイスラム教徒を「蛆虫 」と呼んでいたことが判明した後、仕事を失ったと説明した。
ビクトリア.バートンは、退職した元脳外科医である住宅都市開発省(HUD)の長官ベン.カーソン下で議会関係の職務に従事している。バートンはトランプ.キャンペーンで働く前にオフィス.マネージャーであり2013年から2015年にはバーテンダー及びバーのマネージャーであり 「バートンが所有する住宅政策の専門知識は間違いなく貴重です」とミルバンクは皮肉を述べている。HUDの地域管理者としてトランプが雇用したリン.パトンは以前トランプのゴルフ.トーナメントを手配し、トランプの次男エリック.トランプの結婚式の手配、その他のことをしていた人物である。
USDAの秘密の助手であるクリストファー.ヘイガンはトランプ.キャンペーンで働く前の2009年から2015年までに、ニューヨーク州ライ地域のウエストチェスター.カントリー.クラブでカバナ.アテンダントと呼ばれるクラブの顧客にサービスする接待業に従事していた。彼の履歴書は「タイムリーかつ秩序ある方法で顧客のニーズを特定し対応した。ミルバンクは「USDAの誰かがタオルを必要とする時があるか分からないのでこれは重要です」と冗談を述べている。USDAの秘密の助手でもあるニック.ブラスキーはトランプ.キャンペーンに参加する前トラックの運転者であった。彼は同時にオハイオ州のバトラー.タウンシップの保管人であり、彼は履歴書に受講した科目を記載しているが学位を取得していない。USDAの秘密の助手でもあるデイビッド.マシューズは、香りのあるろうそくを開発しながら、トランプ.キャンペーンに参加する前に「法律事務所の受付」として働いていた。
トランプ政権の高位職にいる他の人はほとんど知られていない。彼らの中には、反クリントンの本の著者、クリスチャン学校の図書館員、数人の不動産ブローカー、造園者など「多くの人は、職位の教育資格を満たしていないようである」とミルバンクは報告した。トランプ政権の多くの職員はトランプ.キャンペーンに協力した人々が彼の政権下で雇用されているため、その職務に必要な知識や経験より愛顧や忠誠が基本であることを示唆した。トランプは大統領就任直後、次の後継者が確定する前にオバマ大統領が指名した長官及びその他の高官をほぼすべて解雇した。歴代の大統領は後任者が確定するまで前政権の労働力を保持することが慣例であるため、これも前例にない。ミルバンクは教育資格を満たしていない人々がその職務についていると指摘しているが、その有名な別の例はエネルギー省である。
2016年大統領候補者の一人で元テキサス州の知事であったリック.ペリーがエネルギー省の長官として指名された時、その立場の資格は前任者と比較した場合、顕著な格差があった。例えば、2013年5月から2017年1月までオバマ政権下でエネルギー省の長官を務めたアーネストJ.モニーズ はスタンフォード大学で修士及び博士号を取得した非常に著名なアメリカの核物理学者であった。一方、ペリーはテキサスA&M大学に通い動物学の学士号を取得したが、エネルギー省で必要な核及び物理学の背景はない。学歴や経験が必ずしも重要ではないが、適材適所の概念が強調される意味は一理ある。なぜなら、高度な専門知識を要するエネルギー省の長官の仕事は、核に関する科学者との交流もあるはずであり、常識的な観点から、核や原子力の知識に加えて、その立場の資格がない場合、その責任を全うすることは困難であると想像できる。事実8月、ホワイトハウスは彼を誰かと入れ替えることを考慮していると頻繁に報告された。木曜日の今日NBCニュースは、ペリーがアフリカの村の生活を救う可能性がある電力をもたらす方法について話しながら「化石燃料は性暴行を防ぐのに役立つ」と述べたことを報道した。