特別捜査官の捜査下に置かれているトランプ政権の最初の安全保障顧問マイケル.フリンと彼の子息は、非常に深い犯罪に関与しているようである。フリンは彼の子息に対する告訴を強く懸念していたと以前から報告されていた。フリンの弁護士はホワイトハウスのトランプの弁護士チームとの情報共有を停止したことが昨夜報告された。この状況は、フリンが捜査に協力していることを示唆しているため、なぜトランプはFBIディレクターのジェイムス.コミを解雇してまで、執拗にフリンを保護しようとしたのか、その理由の解明に近づいていることを示唆している。加えて、トランプに重大な危機が迫っていることを示唆していると報告されている。
マイケル.フリンは、彼自身および彼の息子の罪状を軽減するためには、特別捜査官ロバート.ミュラーの捜査に協力する以外に方法はないと推測されていた。フリンの弁護士はトランプ大統領の弁護士グループとのコンタクトを停止した。そのような状況は、被告が捜査官に協力し始めた場合に起きる状況であると言われている。最初に報告したニューヨーク.タイムス(NYT)によると、捜査の内容を公式に語ることはできないため匿名で語った 4人の関係者は、フリンの弁護士が特別捜査官との交渉状況をもはや議論することは不可能になったと最近大統領の弁護士チームに通知した。この状況はフリンが捜査官に協力し、又は刑罰の交渉をしていることを示唆している。フリンの弁護士はロシア関連の調査において、これまで特別捜査官ミュラーの捜査に関する情報をトランプの弁護士と共有していた。しかし、あるクライアントが検察官と協力し、別のクライアントはまだ捜査下に置かれている時、倫理的または利益相反の問題があるため、その合意を停止したと4人の匿名者は語った。フリンの弁護士によるその通知は、フリンが捜査に協力していると断言できないが、「それでも、その通知は著しい犯罪の容疑がかかっているフリンと彼の息子はミュラー氏との協力について、少なくとも議論を開始したとトランプの弁護士に信じさせている」と報告している。フリンは「トランプに忠実である」と見られているが、幾つかの金融取引に巻き込んだ彼の息子マイケル.フリン.ジュニアに対する検察官の精査に関し「捜査官が告訴するとの深刻な懸念を友人に表明」していた。
ロシア大使に会い、その会話の内容について、副大統領マイク.ペンスに虚偽の報告をしたことが判明した直後、トランプの最初の国家安全保障顧問として就任したフリンは約1ヶ月後に解雇された。これは「トランプ側近の人々はロシア人との取引を隠していたという疑惑を煽る」結果になった。その後、トランプは解雇したフリンを執拗に保護する動きがあった。その当時、彼を調査していたFBIディレクターのコミに対する調査停止の要求、及びそれを拒否した彼に対する解雇は、超党派の圧倒的な支持を得た特別捜査官ミュラーを雇用する結果になったことはご承知の通りである。フリンと同時進行で行われている捜査下に置かれている人物は、コミに対する解雇を強く促進した大統領の娘婿であるジャレッド.クシュナーである。NYTによると「ミュラー氏が調査している相互の影響の中には、政権移行中ロシア大使と「非公式の会談」を持ったクシュナーが含まれている。
従って、フリンに対する捜査はホワイトハウスにとって危機的である。24日のワシントン.ポスト(WP )によると、フリンが捜査の対象になっている理由は以下の通りである。⑴ 選挙期間中から一市民としてロシア政府との接触があった。⑵ 退職した上級クラスの軍人であったフリンは、事前に承認を受けることを要求する法律に違反し、 2015年後半、ロシアでのスピーチでロシアから多額の手数料を徴収した。⑶ トランプ.キャンペーンの顧問に従事しながら、トルコの利益を促進するためトルコ政府の同盟国から50万ドル以上を受けた事実も隠していた。⑷ 彼は後に外国政府の代理人として遡及的に登録したが、正規の登録規定に違反する「重罪」を犯した。 ⑸ 彼はロシアからの支払いを財務開示書類に記載することを怠り、それについて捜査官に嘘をついた可能性がある。⑹ 政権移行中、彼はトルコの支払いを秘密裏に受けながら、トルコが反対していたイスラム国(ISIS)に対する軍事作戦を遅らせることに従事した。⑺ フリンは追放されたトルコの聖職者ファスゥラ.グレンをペンシルベニア州で誘拐し、トルコに戻すための「奇妙な計画を企てていた」と伝えられており、1,500万ドルがフリンの息子に支払われたと言われている。
WPによると、「フリンが捜査官に協力しているとしたら、トランプは多大な問題に直面している」ことになる。なぜなら、フリンは「自分よりもっと重要な誰かに関して、ミュラーに提供する情報を持っているからである」と分析されている。数ヶ月前、フリンは議会委員会で証言するよう召喚された時、告訴を免れるとの条件を提起したが、委員会はこれを却下したため、聴問会は中止された。当時、多くの専門家は彼には語ることが多数あると分析した。捜査官にとって、フリンよりもっと重要な人物は限られており、それは「クシュナーとトランプ」だけである。従って「トランプ大統領はなぜマイケル.フリンを徹底的に保護するのか」との疑問の答えに近づいているとWPは述べている。トランプが「偉大な男性」であると称賛していたフリンに対する解雇の理由は簡素過ぎる「奇妙な説明」であった。
加えて、⑴ フリンを解雇した翌日、トランプはコミとの個人的会話で、フリンに対する捜査を停止するよう要請した。⑵トランプは米国情報局長のダン.コーツに対して、コミに介入しフリンの調査を中止するよう要求した。⑶ フリンが解雇された数ヶ月後、調査が加速するにつれ、トランプはフリンと接触し続けた。フリンは4月の夕食会で 「私は大統領から『強く生きろ』とのメッセージを受けたばかりだ」と友人に語った。⑷ フリンを解雇した後も彼を公的に称賛し、5月トランプはメディアに対してフリンを批判した彼の職員を叱責し、彼のスポークスマンは、フリンを賞賛する声明を発表した。これらの行動は全て「トランプに対するフリンの証言の阻止を確認したかった事とほぼ同じである」と分析された。もし、そのような状況がある場合、「フリンは多数の法律上の問題を抱えているため、スキャンダルに関連性のある全ての人物に関して知っている情報を捜査官に提供する」動機はあると分析されている。当時、オバマ政権下のFBIはロシア大使の接触をモニターしていたため、トランプ政権開始直後、司法長官代理を務めたサリー.エイツはホワイトハウスを訪問し「フリンはロシア大使館との接触ついてFBIに嘘をついた事を報告し、彼はその嘘のため恐喝の影響を受けている」と警告した。 その18日後にフリンはホワイトハウスを去る運命になった。エイツはトランプを保護することを拒否したため、彼女は1月30日に解雇された。
要するに、マイケル.フリンは「複数の方法で複数の法律に違反している」ため、長期的投獄を含む深刻な犯罪によるその罰則を軽減するためには、捜査官ミュラーに協力しているか又は交渉している可能性があるということである。またフリンは「複数の調査に関するクシュナー、トランプ、その他の者に対するケースに使用可能な情報を持っている可能性がある」と推測されている。また「彼はロシア政府とキャンペーンとの関係、またはコミを解雇した司法妨害のケースに関連する事情を知っているかもしれない」と言われている。トランプに近い人物が捜査の対象になり、そのニュースが焦点に達すると、トランプ及びホワイトハウスは、決まって同様の反応を示すことが報告されている。最新の例は、10月30日キャンペーン.マネージャーであったポール.マナフォートが告訴され、エネルギー政策関連の顧問であったジョージ.パパドプロスが有罪を認めたと報告された直後である。この驚きの展開に対して、トランプを含むホワイトハウスの関係者は、彼らとはほとんど付き合いはなかったと述べ、トランプと彼らとの距離を置くことに努力した。WPは、今回のフリンのニュースについてもホワイトハウスは突然態度を変える可能性があると警告した。例えば、トランプはコミに対して、フリンは「良い男性である」と述べ、彼の調査を停止することを迫っただけでなく、幾つかの機会にフリンを褒めていたため「尊敬できる男性」であると言わず「彼を非難する」など、態度に変化があった場合、それは突然トランプの感情が変わったことを示唆していると指摘した。
いずれにしても、これほどの多数の犯罪容疑で捜査下に置かれているフリンは、キャンペーン中の集会で、個人電子メールを削除した政敵のヒラリー.クリントンを「投獄しろ」と唱えていた。1年以上経過した現在、彼が如何に偽善者であり、本人自身が置かれている現在の立場がどれほど皮肉な状況であるかを初めて明白にしている。