昨日、下院情報委員会の共和党は民主党の同意を得ず、ロシアとトランプ陣営との共謀の証拠を発見することは不可能であったと結論を下し、一方的に調査を終了すると突然宣言した。同時にトランプの司法妨害の可能性を調査している特別捜査官ロバート.ミュラーは、この一部の捜査に関しては結論に達しているが、告訴を待つ可能性があると報告された。キャンペーン当時トランプの顧問であったロジャー.ストーンは、ウキリークスのジュリアン.アサンジと接触があったことが今日報告されている。これらの一連の最新ニュースは何を示唆している?
特別捜査官ロバート.ミュラーは、トランプ大統領のロシアとの結びつきに関する調査の一環として、トランプが司法妨害を犯したかどうかほぼ結論に達したと12日報告された。しかし、捜査に対する圧力を緩和するため、他の部分の捜査が終わるまで、その結論を公表することを待つ可能性があると見られている。現在、公的にはトランプ陣営または関係者であった少なくとも 5人の人物がミュラー.チームの捜査に協力し、加えて、現役または元ホワイトハウスの職員も密かに情報提供に協力している可能性がある。その中で、ミュラーは想像以上に多数の情報を集めていると見られている。12日午前中報告したブルンバーグによると、結論の公表を遅らせる理由は、ミュラーが司法妨害の判例でトランプ個人に最も近い人物を告訴した場合、証言者は他の捜査に協力しなくなるか、またはホワイトハウスのプレッシャーが極度に高くなるため、トランプがそのすべての捜査を閉鎖する危険性があることを「計算している」と見られているためである。ミュラーは既にトランプの長男トランプ.ジュニアも含めてインタビューを行ったが、トランプによる司法妨害の発見を「秘密にする戦略」を用いる可能性があることを、現役及び過去の米国関係者が匿名で語った。司法妨害の調査の明確な結果がトランプやその家族に対する告訴につながる場合、トランプはミュラーを解雇する措置を講じる可能性は非常に高くなる。また、トランプに対する告訴はトランプ及び彼の「同盟によってより広範な調査が停止されるように圧力をかける」危険性があることをミュラーが認識しているためである。
このような状況とは対照的に、下院情報委員会の共和党は民主党の異議があったにも関わらず、トランプ陣営と2016年に大統領選を干渉したロシアとの共謀の証拠を発見することはできなかったため、彼らの議会調査を終えると公表した。共和党の議会調査の先導的役目を果たしたメンバーの一人であるテキサス出身の共和党米国下院議員マイケル.コナウェイは12日議会内のフロアーで彼は70 人以上の証言者にインタビューし、複数国にも調査官を派遣した結果「結論」に達したと述べ「ロシア人は2016年の選挙に対して積極的な措置を講じており、将来的にそうするだろうと我々は考えている」と述べたが「私たちは、彼らがトランプを助けようとしているという説話には同意しない」と語った。
しかし、下院情報委員会の民主党上級メンバーであるアダム.シフは、この結論は党派的で一方的であることを明白にした。シフは幾つかのインタビューで、この党派的結論は多数の共和党が国を保護することより、党を保護しようとしているためであると悲観的に語ったが、捜査の中心は特別捜査官の結論が最も重要であると指摘した。下院情報委員会は、現在ミュラーに告訴され、捜査に協力しているトランプのキャンペーン議長であったポール.マナフォート、元国土安全保障顧問のマイケル.フリン、エネルギー関連の顧問であったジョージ.パパドプロスを含む他多数のメンバーとのインタビューも予定したが、それを実現することは不可能であった。 調査の結論が党派的に分裂している場合、下院情報委員会がこれ以上調査を持続しても無意味であるため、いずれこのような結果になることは予測可能であった。
そのような状況下で、選挙期間中から不可解な発言をしたトランプの顧問であるロジャー.ストーンは、ウキリークスのジュリアン.アサンジに会ったことが公表された。ストーンは、アメリカの政治コンサルタントであり、ロビー活動家及び陰謀論者であり、共和党の政敵の研究を利用することで知られている。ストーンはトランプ.キャンペーンも含めて、これまでの記録では多数の虚偽ニュースや陰謀説を拡大することで政治的経歴を積み重ねている。2015年8月には顧問としてトランプ.キャンペーンを辞職したが、常にトランプを援護していた。ストーンは選挙期間中、民主党キャンペーンの議長であったジョン.ポデスタの盗まれた電子メールをウキリークスが公表する数日前にツイートでそれを予告し「ヒラリー.クリントンは終わった」と宣言するなどの不可解な言動があったため、彼も注目されていた人物の一人である。
民主党陣営のコンピューターがハッキングされたことは2016年初夏に報告されたが、親ロシア派であり、ロシアに協力していると言われるウキリークスは2016年7月の全国共和党大会の時期及び10月に、盗まれた電子メールを公開した。10月の公開は性的暴力を自慢しているトランプの声が録音されたハリウッド.ビデオが公開された直後である。ハッカーに盗まれたポデスタ及び民主党全国委員会(DNC)の電子メールがウキリークスに漏らされた背後に誰がいたのかも含めて、様々な疑問が提起された。米国の情報当局は、ハッカーはロシアのために働いていたと公表した。13日のワシントン.ポストによると、最近大陪審での証言を召喚されているサム.ナンバーグはストーンがアサンジに会ったことを明確にした。ナンバーグはマンハッタンに拠点を置く公共関連のコンサルタントであり、2016大統領選でトランプ.キャンペーンの政治顧問であった。彼は2018年3月ロシア調査に関する証言のために大陪審によって召喚された。彼の証言に対して、ストーンは「冗談」または「誤解」であるとして否定している。しかし、彼はハックされたポテスタのメールが公開されることを事前に知っていたことを示唆する発言をし、少なくともウキリークスとの接触があったと見られている。ストーンは8月のツイートの意味はパナマ文書の公開に伴い、ポデスタが法的問題に直面することを指摘したと主張している。しかし、ストーンはDNCの電子メールの背後にあるロシア関連のハッカーであるGuccifer 2.0と連絡を取り合っていたことを認めている。 また、彼は仲介を通してアサンジと意思伝達があった。
従って、もし彼がポデスタの電子メールについて、公開される前に実際に論議していた場合、非常に深刻な法律問題に直面することになる。これは「共謀の証拠を発見できなかった」と下院情報委員会の共和党が一方的に結論を述べたこととは正反対の事実が潜んでいる可能性があることを示唆している。2016年6月トランプの長男を含めて、ヒラリー.クリントンを汚すための情報を提供されるとの約束でロシアの大統領に近い弁護士及び彼女に同伴した複数のロシア人に会ったことをジュニアは昨年ニューヨーク.タイムスに告白した。また、以降時期のトランプ側近の多数の人物はロシアの外交官に会うなど、トランプ陣営には不自然な動きがあったことは明白である。最近、エリック.プリンスは次期トランプ政権の密使として、トランプ及びプーチンとの会話を促進するための秘密のチャンネルを構築することを目的に、ロシア政府に直結するロシア人と非公開の会合をセイシェルで開催したことが複数の関係者の証言によって判明している。今日出版された、二人の調査記者マイケル.イシコフとデイビッド.コーンの新作ラッシャン.ルーレットは(Russian Roulette )は、2013年にミス.ユニバース関連の仕事でロシアを訪問したトランプによるロシア大統領プーチンに対する異常な敬愛に基づく発言があったことを詳細に描写し、トランプとプーチンとの接点に焦点を当てている。また、2016年にロシアによる米国選挙の干渉について、ジュニアがクリントンを汚す情報を求めて、複数のロシア人に会った事実、以降時期から既にロシアに対する制裁を解除するため、トランプ複数の側近らによる一連の秘密の行動があったことを説明している。これらは非常に重大な共謀の類であるため、一部の批評家は、トランプ陣営による多数の秘密的行動は米国に対する謀反であると指摘している。