比較的に保守系の4州(インディアナ、ウェスト.バージニア、オハイオ、ノース.キャロライナで行われた昨日の予備選は下院議会の共和党が2018年11月の中間選挙で苦戦する可能性が高いことを浮き彫りにした。比較的保守派のこれらの州で、共和党上院議員は多数派を失う危険性があるとの多大な懸念は表明されていない。これらの州の予備選で幾つかの顕著な特徴がある昨日の選挙結果は何を示唆しているだろうか?
9日のワシントン.ポスト(W.P)の結果報告によると、4つのすべての州で、特に下院議会の共和党は好ましい戦いの結果を見ていない。インディアナ州では民主党の米国上院議員ジョー.ドネリーに挑戦した共和党の州下院議員マイク.ブラウンは、二人の共和党議員に勝利した。ウェスト.バージニア州の予備選では、再選に直面している民主党の米国上院議員ジョー.マンチンに挑戦した共和党の米国下院議員エヴァン.ジェンキンは、同州の共和党司法長官パトリック.モリッシーに対抗して敗北した。オハイオ州では、民主党上院議員のシェアロッド.ブラウンに挑戦した共和党議員ジム.レナッチは、ロボコールを録音したトランプ大統領の応援を受けていたが、未知の候補者4人に対して、47%の投票結果しか得られなかったため、芳しい結果ではなかった。ノース.キャロライナでは共和党の米国下院議員ロバート.ピッテンジャーは、大金を支出したにもかかわらずバプテストの元牧師マーク.ハリスに敗北した。これらの4州での予備選では現役の共和党下院議員5人が敗北したため、2019年には「議会に戻ってこない」とWPは報告している。加えて、オハイオ州知事選の予備選では、16年間下院議会に奉仕し、2008年には大統領選に立候補したことがある共和党のデニス.クシニッチは、2012年から2017年11月まで消費者金融保護局(CFS)のディレクターであった民主党候補者リチャード.コードイに敗北した。
最初4州の予備選で早速5人の下院共和党議員が敗北したこの傾向は、11月の中間選挙で下院議会共和党の競争状況が深刻であることを示唆している。W.Pによると、その理由は①米国民によるワシントン嫌いが顕著になっているからであり、特にノース.キャロライナ州でピッテンジャーの敗北は今後続く予備選期間中、現役の議員らはワシントンから距離を置くことに更に努力する必要があることを明白にしている。加えて、民主党は同州シャーロット地区の座席を拾う「妙な可能性」を高めている。②「議会を支配する共和党と並行したトランプの選挙は、有権者の不満を完全に満たしていない共和党の特徴として残っている」からである。③民主党は共和党に比較し、党派を超えて心から有権者にアピールする戦いを展開している。
予備選の顕著な特徴として、インディアナ州では副大統領マイク.ペンスの弟グレッグ.ペンスがインディアナ州第6区の完全な共和党地区で共和党予備選に勝利した。2016年、同州の予備選でトランプは19%ポイント、ウェスト.バージニアでは42%ポイントもリードし勝利した。ウェスト.バージニア州の上院予備選にはエネルギー会社のCEOであったドナルド.ブランデンシップが2018年の中間選挙で米国上院議員に立候補したが、彼の会社が引き起こした事故で約30人が死亡したため、2014年11月、連邦大陪審は連邦鉱山の安全衛生基準に違反した容疑でブランデンシップを起訴し、彼は有罪判決を受けた。そのような背景のある人物は上院議会に立候補する資格はないとして、上院多数派リーダーのミッチ.マコーネル及びトランプ大統領の圧力を受けていたため、彼は劇的に敗北したことが注目された。また同州の議会第3区では民主党の元米国上院議員リチャード.オジェダが楽勝した。ノース.キャロライナの議会第9と13区では穏健派の民主党が極左傾向の挑戦者を打破した。同州一部の地区では2016年の共和党予備選での投票数より、昨夜ダン.マククレィデイに対する投票数は超過した。
結論として、3人の共和党米国下院議員は上院議席の競争に挑戦し敗北したが、上院では顕著な惨敗を避けることが可能であった。その3人はインディアナ州のルーク.メッサーとトッド.ロキータ、及びウェスト.バージニアのエヴァン.ジェンキンである。ウェスト.バージニア州で米国上院議員ジョー.マンチンは、11月の中間選挙でリベラルな挑戦者との競争で苦戦する可能性がある。オハイオ州の共和党ジム.レナッチは予備選に勝利したが、トランプ大統領の大きな支持を得てキャンペーンを行ったにもかかわらず、複数の無名の挑戦者に対して、50%を獲得することができなかった。ノース.キャロライナ州で共和党議員ピッテンジャーが敗北したことは、11月の議会選挙で共和党に影響を及ぼす可能性がある。今後予定されている予備選は7月末までに少なくとも25州の候補者が競争に入る。昨夜、最初4州の予備選で複数の共和党米国下院議員が敗北したことは2018年の中間選挙で下院共和党が苦戦する兆候があることを示唆している。また、オハイオ州では主流派が支持されやすい傾向がある。今回多数の女性が予備選に挑戦しているため、これは2020年の総選挙でも同様の傾向が続くことを示唆している。