昨日カリフォルニアを含む8州で予備選が行われた。今朝大半の選挙結果は判明している。その選挙結果は予測通り、民主党が11月の中間選挙で米国下院議会の多数派を取り戻す可能性があることを示唆した。下院議会435の議席中、民主党が多数派になるためには23の共和党議席を取り戻す必要があるが、昨夜の選挙結果は引き続き民主党にその希望を与えている。なぜ、カリフォルニア州の予備選は11月の選挙を予測する上で鍵を握っているのか?
2016年の大統領選でヒラリー.クリントンが勝利したカリフォルニアは予備選では党派に関係なく、投票数の最も多かった二人の候補者が11月に競争することになる。その2名は、一人は共和党、別の一人は民主党であることが多く、最終的に両党の対抗になるが、二人とも同じ党内の競争になる場合、投票数が割れる厄介な問題がある。両党候補者の対抗になった場合、11月の選挙では、民主党に投票する可能性がある若い世代がもっと投票するため予備選より、投票率は幾分上がる。オンライン紙バックスによると、州の選挙結果と全国的な選挙結果との間には系統的な関連性がある。つまり、民主党が全米で平均4.5%ポイントを獲得できる場合、民主党は議会の支配権を獲得するのに良好な条件になる。昨夜の予備選の重要な7つの競争で、民主党は2016年の選挙より平均5%ポイント増加した為、安全圏を確保した。これは「多数派になるには十分」な結果であるが、圧倒的な勝利ではない為、まだ不確実性は残っている。
民主党が下院議会を支配する為には共和党の23議席を逆転させる必要があるが、カリフォルニア州はその鍵を握っていると言われている。昨夜の予備選で、同州の民主党は10の共和党の議席に勝利することを目指している。議会キャンペーン委員会の民主党スポークスマンであるタイラー.ローは6日、ロイターへの電子メールで「我々が多数の地区で最終結果を待っている中で、民主党がこれまで以上に下院を取り戻すより強い立場にあることは明白であり、カリフォルニアの優勝地区がその道への中心になるだろう」と述べた。しかし、共和党有権者の堅い投票参加は、2年前の大統領選でトランプを支持していた農村地域だけでなく、ロサンゼルス郊外やサクラメント郊外のような保守的な一部の地域で勝利を目指す民主党の挑戦課題である。
今年の中間選挙に向けた予備選の特徴は、民主党議員および女性が多数立候補していることである。「移民や中絶へのアクセスを制限し、環境規制を緩和するトランプ政権の政策に対する怒り」が彼らの政界入りの意欲につながっているようである。しかし、党派に関係なく2名の最大投票獲得者が11月に争うカリフォルニアの選挙システム下で、民主党の候補者が多数であることは危険な要因である。なぜなら、他の州では、党派別にそれぞれ1名の最高得点者が11月の総選挙に進むだけであるが、カリフォルニア州予備選での民主党間の票割れは11月の総選挙で共和党にチャンスを与える可能性があるからである。従って、選挙システムが最も複雑であり、党内間でも競合性の高い同州の予備選で、民主党がとりあえず安堵する結果を得たため、引き続き彼らに多数派獲得の希望を与えている。そのような理由から同州は中間選挙を予測する上での指標になると言われている。
カリフォルニア、ニュージャージー、アイオワ、ニューメキシコの8つの競争で、全国の民主党に後援された候補者は11月の投票に向けた予備選に勝利している。これらの中にはニュージャージーでもっとリベラルな候補者に直面していた4人の穏健派が含まれている。更に、ニュージャージー、アイオワ、ニューメキシコ、モンタナでは民主党の女性が11月の投票に向けた戦いに勝利した。6日のニューヨーク.タイムスによると、昨日の予備選の結果はカリフォルニアで候補者が多く「ジャングル予備選」と呼ばれるほど不安のあった特殊な選挙システム下で、最悪の状況を免れることを可能にした。加えて、ニュージャージー、アイオワ、ニューメキシコ州での勝利の可能性があるため「民主党は下院支配の見通しを強化した」とタイムスは分析している。下院支配に必要な23議席中、カリフォルニア州とニュージャージー州間で、民主党は少なくとも10の共和党議席を争うだろうと予測されている。民主党議会選挙委員会の通信ディレクターであるメレディス.ケリーは「昨夜の結果は、カリフォルニア州だけでなく、有権者の支持が複数の候補者に分かれていないニュージャージー、アイオワ、ニューメキシコで、かなり圧倒的な支持を得て、最終的に本当に強力な民主党候補者が勝利した」と語り、党内間で票割れがなかったことを示唆した。2014年11月まで民主党議会キャンペーン委員長を務めたスティーブ.イスラエルは、下院民主党が「彼らの道を一層明白にする良い夜を過ごしました」と語った。
上院議会で再選に直面しているカリフォルニア州の米国上院民主党議員ダイアン.フェインスタインは来週85歳になるが、驚くことに彼女の民主党挑戦者の4倍の投票率で予備選に大勝利したことも注目されている。いずれにしても、トランプの関税、パリ協定撤退、貿易戦争、不法移民の子供を家族から引き離す無慈悲な政策は違反であると国連が批判している状況、その他の政策に怒りを表明している地域の有権者、特に郊外で共和党が厳しい現実に直面すると予測されている。昨夜の結果を含めて、これまでの予選戦では郊外で民主党が有利な立場にあると報告されている。NPRによると、予備選の渦中である現在、民主党は郊外で必要な場所を支えており、加えて、民主党の投票参加率は予備選のあった州の全ての競争で共和党より高いレベルである。