オハイオ州米国下院議会の特別選挙は何を示唆?

昨夜オハイオ州で開催された米国下院議会の特別選挙が注目された。驚くことに2016年の大統領選ではドナルド.トランプがヒラリー.クリントンを11%ポイントもリードした地区で、選挙前日まで民主党候補者がリードしていた。しかし、両党候補者の対抗となった昨夜の投票結果は接戦すぎるとして、勝利者は確定していない。2018年の中間選挙はトランプ大統領が試されると言われているが、トランプ政権下の共和党は、昨年から行われている各地での特別選挙で、特に伝統的に共和党の地区で2016年より投票率が低下した。これは、少なくとも下院議会で民主党多数派になると予測されている状況を更に強化している。

昨夜オハイオ州12議会地区で開催された特別選挙は、昨年10月に辞職を発表し、今年1月に辞職した米国下院共和党議員パット.ティベリの空席を埋めるためである。共和党候補者のトロイ.バルダーソン(左)と31歳の民主党候補者ダニー.オコナー(右)は接戦となった。昨夜の投票結果はバルダーソンが50.2%、オコナーが49.3%であるが、まだ約8,000の投票がカウントされていないとして、公式な勝利宣伝はなされていないと伝えられている。最終的に民主党のオコナーが敗北したとしても、注目すべき事は、過去40年間見られない歴史的展開になっていることである。過去にわずか0.9%で民主党が接近する例はないことに加えて、2016年の大統領選ではトランプは11%ポイントもクリントンをリードし、再選に直面したティベリは37%ポイントの投票率差で勝利した。

オハイオ州12地区で見られるこの状況は他州でも見られるため、共和党は現在非常に恐れていると伝えられている。2018年の中間選挙は「トランプ大統領がテストされる」と言われているが、2017年から特別選挙が行われた地区では2016年の大統領選の時と比較して、トランプ大統領下で共和党の投票率は大幅に低下した。8日ニューヨーク.タイムスの記録によると、2016年の議会選挙後から昨夜までの特別選挙の期間に、共和党が失った投票率の差は下記の通りである。これらはほとんど伝統的に共和党の地区であることが注目されている。

州名 議会地区番号 票差
オハイオ 12 -36
テキサス 27 –  1
アリゾナ  8 -32
ペンシルベニア 18 -28
アラバマ 上院議会 -30
ユタ  3 -15
ジョージア  6 -19
サウス.キャロライナ  5 -17
モンタナ 全体 -10
カンザス  4 -24

なぜ、昨夜のオハイオ州12地区での特別選挙が注目されたのか?タイムスによると、2010年の国勢調査後、ジェリーマンダリング(地区境界の操作)が行われたため、オハイオ州12地区は完全な共和党地域であった。その地域で、昨夜は州議会の上院共和党であるバルダーソンは民主党対抗者のオコナーをわずか0.9%リードしただけである。トランプ大統領は、バルダーソンのキャンペーンに参加し、援助していたため昨夜のツイートで「トロイ.バルダーソンのためにオハイオ州に行くことを決めた時、彼は早期64%の投票で36%まで落ちていました。それは良くありませんでした。土曜夜の私の演説後、良い方向に大きな変化がありました。トロイは今年非常に厳しい時期に投票に勝利しました。彼は11月に大きく勝利するでしょう」と述べた。

これに反応したワシントン.ポストによると、トランプのこの主張は「ほとんど明らかに真実ではない。早期投票は常に広い範囲で民主党のダニー.オコナーに有利であると予測されていた。彼は全体の投票で、昨夜1%ポイントを下回って終わったにもかかわらず、約27%ポイントでそれを獲得した。その意味では、彼が到着したときにマージンが28%ポイントであったというトランプの主張を考慮すると、より良い方向への変化はなかった」と指摘した。タイムスによると、オハイオ州の法律は2人の候補者が最終的に0.5%ポイント以下の票差であった場合、自動再計算を要求している。まだカウントされていない3,435の暫定投票があり、CNNは早期投票を含めると8,400以上の投票がカウントされていないと述べている。従って、これらの計算に含まれていない票は決定的な重要性があるため、勝利者を決定するには接戦過ぎるとして、オコナーは敗北宣言を行っていない。最終的な結論は数週間後に判明すると予測されている。

伝統的に共和党州であるこれらの地区で、このような激戦は共和党に良い兆候ではなく、民主党の劇的な波動は、引き続き下院議会で民主党が多数派になる可能性が高いことを示唆している。トランプ大統領は「教育を受けた有権者の間で不人気」であり、共和党は大幅に支持率のマージンが減少しているため、民主党は今年の中間選挙で共和党州もターゲットにしている。加えて、下院議員の中で初期のトランプ支持者の一人であったニューヨーク州の米国下院共和党議員クリス.コリンズは今日インサイダー取引で逮捕され、今日下院エネルギー.商業委員会から除去された。今年腐敗のスキャンダルは、ホワイトハウスで特別捜査官ロバート.ミュラーとのインタビュー問題に直面している大統領を含めて、共和党議員に目立っている。11月再選に直面している共和党は益々、厳しい戦いに直面する要因が増加したことを示唆している。

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