中間選挙二日前の状況:議会選挙、知事選、妨害、投票制限

2018年中間選挙のキャンペーンは今日と明日(5日)が最後になる。議会選挙では今日(4日)も予測が変わらない状況が幾つかある。ジョージア州の知事選では、最初の民主党黒人知事を目指す女性候補者が共和党白人男性を微妙にリードしている。今日、その男性候補者は、証拠もなく民主党黒人候補者が有権者をハックしたと非難している。ノース.ダコタでは、理不尽な有権者ID法によりインディアン.リザーベーションの住民が投票権を失う結果になっている。選挙分析者ネイト.シルバーのFiveThirtyEight の予告では、下院議会で民主党が多数派を獲得するチャンスは先週と同様、今日も85%で変化はない。上院議会での予測も先週と同じく15%である。4日のニューヨーク.タイムスによると、超党派の共通した予測では、民主党に必要な23議席を超過し、下院35議席を追加すると推測されている。下院議会とは逆に、上院議会では、共和党が幾つかの民主党の議席を得る可能性がある。民主党はトランプが勝利した州で10の議席を保護する戦いに挑んでいるが、ノース.ダコタの民主党上院議員ハイジ.ヘイトカンプは世論調査での支持率が10%ポイント低下しているため、両党の関係者は、ヘイトカンプが敗北する可能性が高いと予測している。更に、3日の新しい世論調査では、ミズーリ州の民主党上院議員クレア.マカスキルは共和党候補のジャシュ.ハーレイと接戦状態である。彼女は10月中、ヘイトカンプに次いで最も脆弱な現役議員として認識された。インディアナ州で、上院民主党候補者のジョー.ドネリーは共和党対抗者のマイク.ブラウンより幾分リードしている。

ヘイトカンプが敗北した場合、民主党はアリゾナ、ネバダ、テキサス、テネシーで共和党が保持している議席に勝利する必要がある。アリゾナ、ネバダでは、トランプ大統領の「移民に関する言葉がヒスパニック系の有権者を激怒させた」ため、両党の関係者は民主党が有利であると認識していると報告されている。4日の複数のニュース筋によると、テキサス上院議会の競争で、現役のテッド.クルーズの支持率は50%であるのに対して、最近まで無名であった民主党対抗者のベト.オロークは47%であり、ここでも接戦になる。テネシーでは二つの調査で、共和党上院議員のマーシャ.ブラックバーンは民主党候補者のフィル.ブレディセンといずれも同じ支持率であり、激戦になる可能性がある。

今年の中間選挙は、例年に比較して最もお金が使われていると言われている。民主党は選挙資金を2014年の中間選挙の時より15%以上増加したと伝えられている。両党の宣伝広告はテレビ、ラジオ、及びソーシャル.メディアで最も目立ち、郵便受けに投げ込まれるパンフレットの数は非常に多く、選挙事務所から有権者が受ける電話の頻度は驚異的であると報告されている。今年、特に投票に力を入れている両党は、それぞれ戦略があるようだ。共和党有権者はトランプ大統領によるロボコールを受け、民主党有権者は玄関外側のベルを鳴らす予期しない著名人の訪問を受ける場合がある。民主党のキャンペーンで今年最も目立ったことは、女性が積極的に政界入り、前代未聞の力を入れていることである。加えて、多数の女性セレブが民主党のキャンペーンを応援している。ジョージア州から、民主党候補者で初の黒人知事を目指しているステイシー.エイブラムスを支援するため、慈善家で有名な女優であるオプラ.ウィンフリーは週末、有権者の家を訪問し、玄関のベルに対応した住民を驚かせた。

ジョージア州の長官であるエイブラムスの共和党対抗者ブライアン.ケンプは、選挙数日前の4日、証拠を提示せず、エイブラムスの事務所が有権者をハックしたとして、彼女の事務所を調査していると主張した。エイブラムスの事務所はそのような証拠は全くなく、卑怯な選挙妨害であるとして対抗している。4日のワシントン.ポストによると、ケンプのキャンペーンも州の長官関係者も民主党がジョージア州の有権者登録システムをハックしようとしていたという証拠を提示していない。チャンネル2アクション.ニュース及びアトランタ憲法ジャーナルからの調査による、投票率はエイブラムス46.9%で、ケンプは46.7%であるとの結果が報告された。ケンプのエイブラムスに対するハックの主張は、この世論調査が公表された2日後である。CNNを含む複数のメディアは、ケンプは絶望的になっているからであると批判している。

ノース.ダコタで上院民主党のハイジ.ヘイトカンプが敗北する可能性があるその要因の一つは有権者ID法である。同州のインディアン.リザーベーション地区には彼らの住所に通り番地は存在しないが、新たな同州のID法は「ノース.ダコタの住民に現在の住所を記載することを要求している。民主党に投票する傾向のあるアメリカ先住民の多くの居住者には住所がない。彼らは郵便局のボックス番号を保持しており、それらは適格ではない」と指摘されている。これらの地域の住民による訴訟において「最高裁は10月法律を覆すことを拒否」した為、多くの住民は連邦裁判官の命令により、新たな法律に従わなくてはならない。これにより、4つのリザーベーションで2,000人以上の有権者が投票権を失うことになる。民主党に投票する可能性がある住民が密集しているこれらの地域では、共和党が推進する投票抑圧法と呼ばれる有権者ID法によって、多数の人々が投票を諦めなくてはならない理不尽な問題がある。

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