論争的な司法長官代理の任命

Image result for Matthew Whitakerマスュー.ウィティカー         By Fox News

昨日トランプに任命されたマスュー.ウィティカーは、トランプ.キャンペーンに関与した人物の親友であると言われているため、利益相反が生じると懸念されている。二人の弁護士は、セッションズに辞職を迫り、上院議会の認可を受けていないウィティカーを代理長官に任命することは完全な憲法違反であると指摘した。ロシア関連調査を再度妨害する可能性があるトランプ大統領の行動が注目されているが、ユタ州の米国上院議席を獲得した2012年の共和党大統領候補者であったミット.ロムニーは、特別捜査官ロバート.ミュラーの調査に関して、上院議会一部の穏健派と同様、トランプとは完全に対立する立場である。今後、下院議会を支配する民主党やロムニーのような上院議員は、トランプの行動を監視する役目を果たす可能性がある。

2016年の大統領選で、ジェフ.セッションズはトランプのキヤンペーンに参加したため、司法長官として、ロシア関連捜査に従事している特別捜査官ロバート.ミュラーを監督することは倫理的にできない立場にあった。その威厳を守ったセッションズは、就任後すぐ、ロシア関連捜査に関して、利益相反を避けるため、その任務から身を引いたが、それはトランプが昨年の春からセッションズを攻撃する要因であった。一部の上院議員、彼の弁護士、または側近の顧問らはセッションズを解雇しないよう常にトランプに注意を払っていたと報告されていた。しかし、トランプは選挙直後、突然彼を解雇した。

8日のロイターによると、政府倫理委員会の元委員長は、ウィティカーは2016年の選挙でキャンペーンの共同議長を務めた人物の親友であるため、トランプ.キャンペーンに対する捜査を積極的に監督できないと述べた。しかし、トランプはロシア関連調査を行っている特別捜査官ミュラーを監督させるため、ウィティカーを長官代理として指名した。キャンペーンでの共同議長を務めたサム.クロビスはミュラーの調査で、2014年から選挙キャンペーンに従事したことがあるウィティカーは友人であると大陪審の前で証言した。クロビスは2017年1月農務省の顧問としてトランプに指名されたが、2018年5月に辞職した。4年間政府倫理局の責任者であり2017年7月に辞職したウォルター.シャウブは、ウィティカーとクロビスとの友情関係はトランプ.キャンペーンを調査しているミュラーを監督する資格はないはずであると述べた。シャウブは「従業員は、個人的または政治的関係を有する者を含む訴追や調査を監督することはできない」とする司法省の規定を引用し「個人的または政治的関係」がある為、その「監督の仕事から身を引かなくてはならない」と述べた。ミュラー.チームはトランプの財務的側面を調査していると報告された時、トランプはミュラーを批判し、ウィティカーも「行き過ぎである」と批判した。

ウィティカーの指名は「完全な憲法違反」であるとして、利益相反の議論より、もっと厳しい指摘をしているのは、ニール. カティヤル及びジョージ.コンウェイの二人の弁護士である。8日、ニューヨーク.タイムスに意見を投稿した両氏は、昨年5月、司法省の副長官ロッド.ローゼンスタインが特別捜査官ロバート.ミュラーを任命した時、WSJのオプエドにこの任命は「憲法違反である」と書いた保守派法律教授であるスティーブン.カラブレジの意見を引用した。トランプは「特別捜査官の任命は完全に憲法違反である」とツイートしたため、カラブレジの意見は間違っていると指摘した。両弁護士は、ミュラーの調査は、ローゼンスタインによって監督されるため、ミュラーの立場は「主要役員」ではないとし、「主要役員」として任命されたウィティカーの状況に適用した場合、カラブレジの意見は正しいと述べた。なぜなら、憲法第2条第2項の「任命条項は主要役員について規定している」ため、主要役員は大統領によって指名され、上院議会によって認可される必要があることを指摘した。また、ミュラーのように、ローゼンスタインに報告する「下士官」と「主要役員」との違いを説明した。憲法で規定する任命条項は主要役員について述べているため、ミュラーを任命したローゼンスタインの行動は憲法違反ではなく、司法長官代理は「主要役員」の任命であるため、「上院の助言と同意の権限によって確認されていないトランプのウィティカー任命は憲法違反である」と指摘している。

しかも、ジェフ.セッションズに対して「辞表を強制した後、アメリカ合衆国の司法長官代理としてマスュー.ウィティカー氏を導入したことは違憲であることを意味する。それは違法です。そして、それはウィティカー氏がその立場で行っている、またはしようとすることは無効であることを意味します」と述べている。カティヤル及びコンウェイ弁護士は「政府の権力の集中化から我々を守るために定められている憲法のチェックとバランス」の重要性を強調し、最高裁は昨年「上院の承認なし」に任命された米国労働関係委員会の総裁が「合法的であったかどうか」の問題を調査した。最高裁判所は、法定の理由でその任命を無効にした」と述べた。また、トランプ大統領が「好んでいる」クレアランス.トーマス判事でさえ、その決定において「その判断に同意した」ことを例に挙げ、トランプのウィティカーの任命に対する彼ら自身の憲法違反の意見を弁護している。トーマス判事は「憲法の起草者は、一人の人間が政府の全ての事務所を満たすことを許可することによって、虐待と腐敗の深刻なリスクを認識した」と指摘した。

上院議員として62%の支持率で選出されたミット.ロムニーは、セッションズに対するトランプの解雇がミュラーの捜査に影響しないかどうかを懸念したと7日報告された。ユタ州の地元紙ソルト.レイク.トリービューンによると、ロムニーは「司法長官として、我々の国に奉仕したジェフ.セッションズに感謝したい。長官代理のマスュー.ウィティカー下で、司法省の重要な業務は継続しており、ミュラーの調査は妨げられずに結論に至ることが不可欠です」とツイートで表明した。ウィティカーはミュラーの捜査に攻撃的であることが既に知られている彼が、捜査を監督することになると一般的に認識されているため、ロムニーだけではなく、一部の上院議会の共和党メンバーは懸念を表明している。テネシー州の米国上院共和党議員ラマー.アレキサンダーは「一つだけ明確なことは、選挙に干渉したロシアに対するミュラーの捜査は終わるまで続くこと及び続くべきである。なぜなら、誰がその調査を止めることを確認できる新しい司法長官はいないからである」とツイートした。メイン州のスーザン.コリンズは「行政がミュラーの調査を妨げないことが不可欠です。私はロッド.ローゼンスタインがもはや調査を監督しないことを懸念しています。特別捜査官ミュラーは、誰が長官であろうと、干渉がなく彼の仕事を完了することが許可されていなければなりません」と述べた。ロムニーは反トランプ運動を先導した政治家であるが、彼のようにトランプによるミュラーの解雇を公的に懸念する人々は、トランプが衝動的な行動に出ないことを警告している。

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