驚くことに選挙結果はまだ完全に判明せず、下院議会では民主党候補者の当選が相次いでいる。フロリダ州では、上院議会および知事選での両候補者の票差は極度に狭すぎるため、リカウントが行われている。トランプ大統領が7日、司法省長官ジェフ.セッションズを解雇した後、米国の各地で特別捜査官ロバート.ミュラーの保護を求めるデモ抗議が行われた。これらの状況はブルー.ウェイブと呼ばれ、国民がトランプに反発している現象が起きていると言われている。
9日の時点で下院議会での民主党の議席は226、共和党は197議席である。民主党はこれまで31議席を追加し、共和党は31議席を失っている。12議席はまだ判明していないが、予測通り、民主党は35以上の議席を追加する可能性がある。下院議会の競争での新たな現象として、現役議員(ほとんど男性)が新人の女性に敗れているため、2019年1月からフレッシュな多数のメンバーが新議会を飾ることになる。世論調査では女性議員が増えることを70%以上の国民は支持している。勝利した新人女性の多くは政界で未経験であり、イスラム系の女性も含めて人種的にも多様である。
フロリダでは上院議会の議席を争っている現役共和党知事リック.スコットの投票率50.1 %に対して民主党の現役上院議員ビル.ネルソンは49.9%で、極度に接近している。民主党の有権者が最も多いブロワード郡で、実質的な投票が計算されていない可能性があり、リカントが行われている。また、同州の知事選では、民主党候補者であるタラハシ市の黒人市長アンドリュー.ギラムと共和党対抗者のロン.デサンティスはいずれも49%代で接近しすぎているため、リカントが始まったと報告されている。アリゾナ州米国上院議会の競争では民主党候補者のキルステン.シネマは49.3%で共和党候補者のマーサ.マクサリーの48.3%にわずかながらリードしている。ミシシッピー州の上院議会の競争では、共和党のシンディ.ハイド.スミスと民主党のマイク.エスピーとの間で11月27日に決勝戦が行われる可能性がある。トランプが勝利したジョージア州の保守地区では、知事選の競争で黒人女性ステイシー.エイブラムスは州の元長官である白人男性ブライアン.ケンプとわずかな差で接近しており、結果はまだ判明していない。
2018年の中間選挙は明らかにブルー(リベラルまたは民主党)の波が押し寄せる現象を見ている。この選挙ではトランプが試されると言われていたが、まさに大半の有権者はトランプを拒否していることが明白である。この選挙結果は、ブルー.ウェイブ現象の一つであるが、トランプ政権で過去2年間、憲法崩壊の危機が懸念された状況で、正義を求める米国民の勢いも別のブルー.ウェイブ現象である。憲法違反の可能性がある人事変動で、7日トランプが司法省の長官ジェフ.セッションズを解雇し、マスユー.ウィティカーを任命した後のショックの波動は想像以上に劇的である。その直後、ワシントンDC、ニューヨーク、カリフォルニア州幾つかの大都市、ニュージャージ、シカゴ、ジョージア、テネシー、その他の多数の都市で大規模なデモ抗議が開催された。米国民は、選挙に介入したロシアとトランプ.キャンペーンとの共謀を調査している特別捜査官ロバート.ミュラーを保護することを議会に求める抗議活動を展開した。抗議者らはミュラーを守れ、法の上に人は存在しない、ウィティカーは身を引くべきであるなどのサインを掲げていた。
下院で敗北した選挙結果を受けて、召喚および弾劾の危機に直面した大統領は、ほぼ全ての共和党議員が支持していたセッションズを解雇した。トランプのこの動きに急速に反応したブルー.ウェイブ現象は、ロシア関連調査の結論が出る前にトランプが、現行の調査を停止する危惧を抱いたことが要因であり、ミュラーが調査を完了することを望んでいる人々の驚異的な勢いである。トランプはセッションズを解雇し、長官代理として、政権でほぼ最高位にある席にはほとんど不適切であると見られているウィティカーを任命した為、そのショックの波動は想像以上に劇的である。ウィティカーは、判事は全てクリスチャンであるべきだと述べている2014年の彼のスピーチおよび他複数の過激な発言が注目されている。驚くことに、トランプによるウィティカーの任命は完全な憲法違反であると指摘した二人の弁護士の一人は、トランプ大統領側近の顧問であるケリアーン.コンウェイの夫ジョージ.コンウェイである。トランプの行動に対抗する人々の情熱は驚異的であるが、米国上院議会でも、アリゾナ州共和党議員ジェフ.フレイクはミュラーの捜査を保護するための法案制定を求めて、上院議会のフロアーで演説を行った。