感謝祭イブの21日、米国最高裁の首席判事ジョン.ロバーツは、亡命者制限の政策を阻止した判事にトランプがツイートで攻撃したことを受けて、稀にみる司法制度を擁護する反論の声明を公開した。驚くことに、トランプは次にロバーツ判事の声明に対して反撃するという愚かな行動にでた。大統領が最高裁の判事を敵に回す様な異常な行動の結果は見えている。
最高裁首席判事ジョン.ロバーツは、裁判官を批判するトランプのツイートに反応し、公的声明 を出した稀なニュースが伝えられている。トランプは亡命者を制限する大統領令を19日にブロックした米国地方裁判所の判事ジョン.ティガールを攻撃するツイートでティガールを「オバマの裁判官」と呼んだ。これに対して、ロバーツは「 オバマ裁判官、トランプ裁判官、ブッシュ裁判官、クリントン裁判官はいません。私たちにあるものは、彼らの前に出ている同等の権利のために最善を尽くす献身的な裁判官の素晴らしいグループです。 その独立した司法は、私たち全員が感謝しなければならないものです」と記述した。ロバーツはトランプの名前には言及していないが、愚かにもトランプは「最高裁首席判事ジョン.ロバーツ、すみませんが、あなたは本当に「オバマ裁判官」を抱えており、彼らは私たちの国の安全を任されている人々とは大きく異なる見解を持っています」とロバーツに対抗した。
このエピーソードは、21日けたたましくエコーしている。普段、大統領の見解や意見に反応する裁判官はほとんどいないが、ましてや米国最高裁の保守派の首席判事が保守派大統領のツイートに反応したことは前代未聞である。これは何か意味があるに違いないと感じる。21日のロイターによると、バージニア州のジョージ.メイソン大学法学部のイリヤ.ソミン教授は「ロバートは、トランプが責任ある政治的論議の垣根を越えてきたというシグナルを送っています。長い間、首席判事はそれに反応しませんでした。ある時点でロバーツは『もう十分である』と決定し、何かを言わなければならなかったと私は思います」とソミンはコメントとした。
ロバーツは、ジョージW.ブッシュに指名されたが、二回オバマケアを救済した判事である。トランプのロバーツに対するツイートは今回が始めでではない。2012年の判定で、ロバーツはオバマケアの強制加入条項に基づく罰金は合憲であると判定した時、トランプは「彼のBS(嘘)のためにアメリカ人が最高裁を嫌いになるように仕向けたジョン.ロバーツに祝福します」とツイートした。前大統領オバマの業績をすべて廃棄することに努力しているトランプは、 前大統領署名のアフォーダブル.ケア.アクトの撤廃は彼の最大目標の一つであった。その様な観点では、最初からトランプにとって、ロバーツは政敵だったかもしれない。しかし、最高裁の首席判事を敵に回すことほど愚かな行為はない。トランプが弾劾に直面した場合、上院での裁判に席を連ねる判事は首席判事ジョン.ロバーツである。ロバーツは弾劾決定の投票には参加しないが、その首席判事を敵に回すことは、彼の政策、特に憲法違反である可能性がある議題を最高裁に上訴することは益々困難になる。トランプはロバーツを攻撃するツイートを公開した時点で、亡命者を制限する彼の大統領令に失敗したと言える。