By By New York Times
ワシントン国立大聖堂で、第41代米国大統領 ジョージ.ハーバート.ウォーカー.ブッシュの葬式が厳かに開催された5日、全米が追悼する日として、連邦政府はほぼ閉鎖された。米国には歴史的に現役の大統領が、追悼の日として宣言することで、多数の歴代大統領の死に敬意を表する歴史がある。ブッシュ家は、敬愛する父のため、個人的感情を捨て、かっては不穏な関係にあったトランプに歩み寄った。
今日、国立大聖堂で開催された ジョージ.ハーバート.ウォーカー.ブッシュの荘厳な葬式には中央分離通路側の前列の右側(演題に面して)にトランプ大統領、メラニア.トランプ、バラク.オバマ前大統領、ミッシェル夫人、ビル.クリントン元大統領、クリントン前国務長官、ジミー.カター元大統領、カター夫人の8人が着席していたようである。トランプは着席したまま、オバマとミッシェルに握手した。通路を挟んで、左側の最初の席には第43代大統領であったジョージW.ブッシュ、ローラ夫人、ジェブ.ブッシュ夫妻、および他の家族が着席していた。H.Wブッシュの長男で2代目の大統領ブッシュは、参列した大統領の中で唯一褒辞を披露した。彼はスピーチの中で父がユーモラスで滑稽な側面があったことを語った。最後の瞬間で、涙を流しながら、父が偉大で高貴な男性であったこと、息子や娘にとって最高の父親であったことをエモーショナルに語った。
トランプ大統領は、第41代米国大統領ジョージH.W.ブッシュの葬式が開催される5日を「追悼の日」として宣言した。追悼の日は、多くの米国民が大統領の偉業に感謝し弔意を表明する特別の日として設定され、記録としては1865年4月15日に暗殺によって死亡した第16代大統領エイブラハム・リンカーンがもっとも古い。現役大統領によって、追悼の日の宣言がなされた場合、連邦政府関係の業務はほぼ休業になる。5日、ニューヨーク株式市場、 郵便局、安全保障、防衛、および 閉鎖することが不可能な業務を除き、ほとんどの政府関係の事務所は閉鎖された。パスポートや社会保障年金申請などの事務所も閉鎖しているようである。NBCニュースによると、ブッシュが政界入りしたメリーランド州およびテキサス州では州政府機関や事務所、彼が個人的に長年過ごしたメイン州では一部の事務所が閉鎖された。全米の政府関連の建物空上で翻る国旗はその追悼の日を記念する歴史的なシンボルである。従って、追悼の日の5日には2007年以来、多くの連邦政府の従業員が休暇を過ごしている。
大統領の死亡によって米国が追悼の日として国家休日となった日は以下の通りである。
| 大統領名 | 追悼の日 | 宣言した大統領 |
| ジョージH.W.ブッシュ(共) | 2018年12月5日 | ドナルド.トランプ(共) |
| ジェラルド.フォード (共) | 2007年1月2日 | ジョージW.ブッシュ(共) |
| ロナルド.レーガン (共) | 2004年6月11日 | ジョージW.ブッシュ(共) |
| リチャード.ニクソン (共) | 1994年4月27日 | ビル.クリントン (民) |
| ハリー.トルーマン (民) | 1972年12月26日 | リチャード.ニクソン(共) |
| ジョンF.ケネディ (民) | 1963年11月25日 | リンドン.ジョンソン(民) |
| ウィリアム.マッキンリー(共) | 1901年9月19日 | セオドア.ルーズベルト(共) |
| エイブラハム・リンカーン(共) | 1865年6月1日 | アンドリュー.ジョンソン(民) |
上記の他にドワイト.アイゼンハワー、フランクリン.ルーズベルト、ウッドロー.ウィルソンを含む他複数の大統領に関しても何らかの記念日が設定されている。しかし、公式な追悼の日として明記された正確な日付と追悼日を宣言した大統領に関する情報を調査することには限界があったため、ここでは完全な調査が可能であった大統領のみを表記している。追悼の日はほとんど葬式の日に設定されているため、死亡日から少なくとも5日以内の数日後になっていることが特徴である。歴史的に、元大統領の死亡において、現役の大統領が追悼の日を宣言する場合、国および国民のために奉仕し、顕著な実績のある大統領がその名誉に輝く場合もあるが、不名誉なスキャンダルで辞職に追い込まれたニクソンがその歴史に連なっているような例もある。国民による追悼と褒辞を受ける事に値する大統領を選択する基準は存在しないことを示唆している。
過去の時代には党派を超えて、大統領同士が敬意を払っている例があることも示唆している。また、偉大な指導者の死は政策の違いを超えて、人間としての距離を縮め、何かを変える場合もあることを示唆している。トランプはアルゼンチンのブエノス.アイレスに滞在中、ジョージW.ブッシュと電話を通して会話したことがホワイトハウスの報道官によって12月1日に報告された。トランプ大統領はブッシュが死亡した11月30日の翌日である12月1日、国民の悲しみを表現するため国旗を30日間振り上げることを命令し、ブッシュを「健全な判断と常識を備えたリーダーシップ」の持ち主であったと称えた。また、5日追悼の日として指定し、ブッシュ大統領の記憶に敬意を表するため、アメリカ人が礼拝所に集まるよう奨励し「私は悲しみを分かち合う世界の人々をこの厳粛な遵守のもとに招待します」と付け加えた。