トランプ大統領のトランプ就任委員会は大幅な書類の召喚命令を受けたことが4日に報告された。この召喚の最もユニークな点は、主に民主党の寄付者として知られていたベンチャーキャ.ピタリストのイマード.ズベリについてである。彼はバラク.オバマおよび2016年の大統領選でヒラリー.クリントンを支持し、民主党全国委員会に寄付していたが、トランプ勝利後にトランプ就任委員会に寄付した。大規模であると言われている召喚は何を求め、何を示唆している?
トランプ就任委員会を召喚したのはニューヨーク州南部地区の連邦検察官であり、これは司法省下の特別捜査官ロバート.ミュラーの捜査とは別件である。委員会に対する召喚は完全捜査が目的であり、誰が寄付したのか、外国から寄付金を受けていないか、誰が就任式に参加したのか、どのような活動が行われたかなど、総体的な調査をするため就任式と財政に関する全ての書類を要求している。これは明らかに深まっている犯罪捜査の兆候であり、就任献金者、ベンダー、請負業者、就任委員会の銀行口座、および委員会への外国人寄付者に関するすべての情報を求めている。前例のない巨額の就任寄付金に関する就任委員会への召喚が求めている情報は、トップ寄付者への見返りに提供される利益、募金活動者向けのトレーニング文書、寄付者が直接ベンダーに支払った寄付金の情報などであり、幅広い角度からの調査に言及している。
就任式の合法的寄付者は米国市民だけであるが、既にご承知の通り、トランプの就任式にはロシア人が参加したという理由だけでなく、外国から違法のお金が流れているとの強い疑惑が持たれている。ロスアンゼルスのベンチャーキャ.ピタリストであるイマード.ズベリは最近最も注目されている調査対象下の個人である。召喚令状はズベリと提携している会社アベニュー.ベンチャーが2016年12月28日、委員会に90万ドルを寄付した為、彼と会社との全てのコミュニケーションの記録も要求している。ズベリはバラク.オバマの大統領選および再選を支持し、2016年の大統領選でヒラリー.クリントンを支持したが、トランプ勝利以後、2017年1月の就任式のため「直接寛大な寄付をした」と報告されている。
ズベリは2017年1月13日、2016年の共和党全国大会の開催委員会に10万ドルを寄付し、トランプ政権の最初の2年間で、大統領の再選委員会と共和党全国委員会に467,000ドル以上を寄付した記録があるとワシントン.ポストは報告している。彼は召喚を受けたことに対して、彼の寄付が外国と繋がっているかどうかの疑惑を完全に否定した。トランプの個人的な慈善団体であるトランプ財団及びトランプ組織も州および連邦当局による調査下に置かれていることは既に報告されている。ズベリの最もユニークな点は、主に民主党候補者の寄付者からクリントンの敗北後にトランプへの支持に逆転したことである。ポストによると、彼は2016年大統領選で、クリントンの選挙と民主党間の共同募金委員会に615,000ドル以上を寄付し、4年前、オバマの再選のために資金を集める委員会に77,000ドル以上を寄付した。クリントン.キャンペーンの議長ジョン.ポデスタは2015年9月にズベリと会ったこともある。
彼は、マイクロソフト社の創始者ビル.ゲイツが企業の製品を促進するため、ある時点から両党に寄付するようになったことと同様の動機があると考えられる。しかし、そのような単純な理由だけではない事を示唆する行動があった。ズベリのFacebook投稿は彼が2016年12月にニューヨークのトランプ.タワーを訪問し、当時、次期安全保障顧問であったマイケル.フリンに会ったことを示唆した。その同じ日に、外相を含むカタールからの代表団はトランプ.タワーを訪問し、彼らはフリンとキャンペーンの最高責任者スティーブン.バノンに会った。ズベリは彼らとエレベーターで会ったが、彼らと一緒の会合には参加していないと述べている。トランプ.キャンペーンの元議長であったポール.マナフォートの長年の同僚であるリック.ゲイツはマナフォートと共に逮捕され、昨年2月にウクライナの政治コンサルタントとして、マナフォーとの共同業務に関連する多様な罪状について有罪を認めた。ゲイツは昨年8月、バージニア州でのマナフォートの裁判で、彼の仕事のために虚偽の経費報告書を提出することによって、彼が就任委員会からお金を盗むことが「可能」であったと証言した。
この召喚は、過去2年間でトランプ大統領が外国政府からの寄付を禁止する憲法のエモユゥメンツス条項に反しているとの複数の報告を無視できない事態である事を示唆している。召喚命令は、2016年の大統領選を干渉したロシアとトランプ.キャンペーンとの共謀を捜査している特別捜査官ミュラーの捜査とは別件であるが、 ニューヨークの連邦検察官らはそれを超えたトランプのビジネスから大統領職下のトランプの個人的行動の全てに至るまで捜査していることを示唆している。召喚は全ての委員会への寄付者に関する情報を求めていることから、トランプと寄付者との個人的関連性と寄付者の政治的動機、トランプの財政関連の取り扱いを含めて、不正寄付の受理、資金洗浄、賄賂など、犯罪要素の角度から非常に深刻な捜査が続いていることを示唆している。ズベリはカタール政府関係者およびトランプの元忠実な個人弁護士マイケル.コーエンとも繋がりがあったと見られている。彼は、彼が提携している会社が外国からお金を受けていないかを調査する連邦検察官の調査対象下の新たな人物であることを示唆している。