今日5月2日、司法省長官ウィリアム.バァーは、下院司法委員会の公聴会での証言をスキップした。その後、下院議会の議長ナンシー.ペロシはバァーが議会に虚偽を語ったとして、その行為を「犯罪」であると批判した。下院議会委員会の召喚と調査に対する全ての扉を閉ざしたトランプ政権と民主党の戦いは前代未聞の緊張に達している。民主党リーダー達はバァーに対して議会侮辱罪を発行する可能性がある。現在、バァーがミュラーの報告の真実性を弱体化する動きがあったことは益々明白になっている。
司法省長官ウィリアム.バァーは2日、下院司法委員会の公聴会に参加しなかった為、下院議会のリーダー達を怒らせている。加えて、バァーは特別捜査官ロバート.ミュラーの完全な報告書 とその証拠に対する召喚の期限を無視した。下院議会は、バァーが議会に誤情報を伝えた証拠として、ミュラーがバァーに宛てた手紙のコピーを保持している。下院議長ペロシは、公聴会がキャンセルされた後、午前中の記者会見で「それについて致命的に深刻なのは、アメリカ合衆国の司法長官がアメリカ合衆国の議会に真実を語っていなかったことです。それは犯罪です」と語った。
司法省の女性広報担当者、ケリ.クペックは「議長ペロシの司法長官への根拠のない攻撃は無謀、無責任、そして虚偽です」と反論した。しかし、なぜペロシの発言が虚偽であるのかを説明するための証拠を提供していない。ナンシーが強調したバァーの嘘は、特別捜査官「ミュラーの結論の描写に彼が抗議したことに気づかなかった」とバァーが議会の前で証言したことが含まれている。最近のバァーの公聴会は、4月9日と5月1日に上院司法委員会で開催されている。ミュラーは、バァーが彼の調査結果を4ページの要約で議会に提供した数日後の3月27日に抗議の手紙をバァーに送っている為、下院民主党リーダーらは、バァーが虚偽を語っているという確実な証拠を保持している。更に、このミュラーの手紙は、彼が調査した結論の証拠を別途に準備し、それを議会に提供するよう指示しているが、バァーはそのミュラーの調査結果を裏付ける証拠として「同封された書類 」をミュラーの意思に反して、議会に提供せず保留している状況である。
下院司法委員会の委員長ジェリ.ナドラーは、同じく記者会見で「司法長官は選択をしなければなりません。私たち一人一人が同じ選択をしなければなりません。その選択は、現在私達の職務への義務です。選択は簡単です。私たちが大好きな国と憲法を守るために、この大統領に立ち向かうことができます」と述べた。ナドラーは「行政府の監督」を行うことが「憲法上の義務」である立法府をトランプ政権は「体系的に妨害」しているため、共和党議員も彼らと共に戦うべきであると主張したが、共和党はほとんど無言である。ホワイトハウスは下院民主党の調査に対抗する構えを示している。
ホワイトハウスの弁護士エメット.フロッドが4月19日付で、司法長官バァーに宛てた5ページの手紙の一部は驚きの権威主義を示唆している。下院議会司法委員会は、ホワイトハウスの元弁護士であったドナルド.マグガンに証言を求める為、召喚しているが、フロッドの手紙は大統領には行政府における権限があると主張している。これは、大統領と彼の顧問との個人的な会話を公開することを拒否する権利に言及しており、その顧問の現役または退職の地位には関係なく、その権限を行使することは可能であることを意味する。また、フロッドの手紙は「大統領は主に行政府内で行われる犯罪捜査において、完全な協力と透明性を奨励する」が、「彼の顧問が議会の前に現れるのを許す事は、まったく別のことです」と主張している。ミュラーの調査には莫大な量の書類を提供し、完全に協力してきたが、大統領を著しく苦しめてきた為、これ以上、議会が彼を調査することに協力できないとの結論に至っている。しかし、彼の政権が行う大幅な調査については完全な協力と透明性を尊重すると述べており、議会のトランプに対する更なる調査は無視する意向があることを示唆している。これは、議会と政権の分裂を深める要因になっている。
ホワイトハイスがバァーに宛てた手紙は、トランプ大統領は、 議会委員会の召喚と証言を拒否することを彼の顧問に命令する権限があると述べている。それを忠実に実行しているのは、トランプを保護するために雇用されたバァーの行動が最も顕著である。証言のために召喚される人々、およびトランプに関連のある書類の召喚も無視している状況下で、下院民主党リーダーらは「憲法上の義務」を果たすため、ミュラーの完全な報告書と彼の結論を裏付ける証拠の書類をどのように入手するかどうかに苦戦しているようである。トランプ政権の「妨害」の状況は、トランプおよび彼に近い側近らが、大統領と彼の政権の方が議会より権力があると信じているか、または権威主義的側面がある印象を与えている。下院議会リーダーらがバァーに対して侮辱罪を発行した場合、恐らくバァーはこれを無視すると推測されている。大統領選の候補者も含めて、複数の民主党議員らは最終的に召喚したミュラーの完全な報告書とその報告の結論を裏付ける証拠文書を入手する為、告訴し、法廷で争うと推測されている。トランプ政権および民主党リーダー達は、いずれも彼らの権利と義務を主張し、双方が一歩も譲る構えがないような状況である為、法廷での戦いは避けられない。現在、下院議会はバァーに侮辱罪を発行する方向に傾いており、バァーを無視して、証言を求めるため、直接ミュラー.チームと論議していると報告されている。