ホワイトハウスから来ている狂気の沙汰の一例

Image result for Images of Steven Miller and Kirstjen NielsenBy   GQ

大統領執務室会議で3月、移民について最初に発言したトランプ大統領は、驚くべき非人道的な不法移民と国境の対策について、前代未聞の残酷な方針を語った。3月のその週のイベントに直接関与したホワイトハウスの側近および行政当局者は、大統領や政府高官との繊細な会話を匿名で説明することに同意した。12人以上の関係者とのインタビューに基づいて、この記事を1日に公表したニューヨーク.タイムス(NYT)は、2017年12月から2019年4月まで国土安全保障省(DHS)の長官であったカーステン.ニールセン(左)が移民と国境問題の取り組みにおいて、トランプに対する驚異的な葛藤を繰り返していたことに焦点をあてている。

NYTによると、今年3月、国境の安全性を強化する為にトランプが考えていた移民政策は残酷極まるものであった。トランプは次のようなことを彼の顧問に命令した。⑴ メキシコとの2,000マイルの国境全体を閉鎖する。⑵ 個人的な会話で、大統領はしばしば、蛇やワニを詰め込んだ水で満たされた溝で境界壁を強化することについて話し、助手に費用の見積もりを求めるよう促した。⑶ トランプは人間の肉を刺す可能性のあるスパイクが壁の上部にある電化壁を望んでいた。 ⑷ 移民が石や岩を投げた場合、兵士らは彼らを撃つことを公式に示唆した。彼の顧問らが大統領に、それらは違法であると告げた時、その提案を撤回した。その後、会議の後半部で、不法移民の進行を鈍らせる為、トランプは移住者の足を撃つことを提案したが、側近らは「それも許可されていません」と言ったことを回想した。

その時は30分の会合であったが、トランプのチームは大統領を「必死になだめようとした」ため、30分間の会議は2時間以上に延長された。当時、その週の終わりまでにトランプは彼の脅威的な提案を引き下げたが、トランプに対抗した側近を追放する報復を開始した。現在、トランプは彼に「立ち向かう気がない顧問に囲まれている」ため、「移民の洪水から国を封鎖する」為にこれらの案は「依然として活発」である。トランプはこの夏、NYTとのインタビューで「私は国境を閉鎖する絶対的な力を持っている」と言った。会議に参加していた複数の役人がトランプの提案は法的に無理であることを説明した時、トランプは「貴方達は私を馬鹿のように見せている!」と冒涜を加えて怒鳴り、「私はこれを管理した。私の問題です」と言った。この会議には、今年4月に解雇された国土安全保障省(DHS)の長官カーステン.ニールセンおよび現在国務省の長官であり、トランプの弾劾調査で、利益相反の疑惑が問われているマイク.ポンペオ、トランプの娘婿であるジャレッド.クシュナーなどが参加していた。最初のトランプ政権下のDHS長官ジョンF.ケリーが大統領補佐官に就任した後、DHSを引き継いだニールセンはジョージW.ブッシュの元補佐官であり、2016年の大統領選で彼女はジェブ.ブッシュのキャンペーンを支援したグループに貢献した為、「常に大統領から疑いの目」で見られていた。ニールセン在職中に、トランプが「最も幸せだった」のは、アメリカ国境の当局者がメキシコから米国の国境を越える移民を停止する為、「催涙ガスを発射した時」である。人権団体はこの動きを非難したが、トランプはその動きに満足していた。しかし、彼女はもっと頻繁に大統領の軽蔑を引いた。国境を閉鎖するとのトランプの考えについて、ニールセンは大統領と何度も推論を試みた。春の閣議で彼女が彼に反対した時、トランプは激怒し、彼女はほとんど辞職に追い込まれる状態になった。

その後も、国境を閉鎖するとのトランプの固執に対して、彼女は、亡命者を封鎖することはできない為、国境を閉鎖することが解決策ではないことをニールセン側に立ったクシュナーと説得したが、トランプは断固として、不法移民の流れを止める「唯一の方法」は国境を閉鎖する事であるとの主張を譲ることはなかった。彼は「もう沢山です。 明日の正午にやりたい」との一言に会議に参加した「大統領の顧問はほぼパニック状態」に陥った。毎年2,000億ドル以上のアメリカの輸出はメキシコ国境を越えて流れている。その「国境を閉じることは、アメリカの農民、自動車メーカー、および多くの人たちに大混乱をもたらす」ことになる。上院共和党多数派のリーダーであるミッチ.マコーネルは、当時のインタビューで、国境閉鎖は「わが国に壊滅的な経済的影響を与える可能性がある」と述べた。トランプはそのような現状を認識していなかったことを示唆した。

トランプの顧問らは、一時的に彼を説得することはあったが、彼の考えを変えることはできなかった。一方、移民政策に関与している極右派の顧問であるスティーブン.ミラー(右)は、国土安全保障省を全面的に見直し、移民をブロックする努力を妨害していると信じていた高官を大統領が排除する必要があると考えていた。ミラーは、亡命当局者が移民の保護を素早く拡大していると信じていた。ニールセンはミラーの明らかなターゲットの一人であった。大統領が国境の壁に「フラット.ブラック」ペイントを要求したとき、彼女は1マイル当たり、更に100万ドルかかると伝え、トランプが壁の建設を急ぐよう命じたとき、彼女は土地所有者からの許可が必要だと説明した。トランプは「土地を奪って、私たちを訴えさせる」と述べた。また、ニールセンは国境以外の話題に集中させようとした時、無人機を倒すための新しい法的権限の必要性についての要旨説明中、トランプは「カーステン、貴方は最初私が言っていることを聞かなかったですね。ハニー。撃ちなさい。空から撃ち落としなさい。オッケー?」とニールセンに言った。トランプは、メキシコからの移民を防ぐため、メキシコに関税を課すこと、国境壁をセメントにすること、 一人残らず移民が国境を越えないようにすることなど、トランプの提案に法的懸念を示していた政権の人々は辞職する結果になった。トランプは移民が国境を越えないようにすることをニールセンに命じ、セメントの壁建設は「文字通り、それが可能だとは思いません」と彼女は述べた。大統領は彼女が行く(辞職する)時だと応答し、「カーステン、私は変化を起こしたい」と言った。

彼女に対する解雇はトランプ政権の移民法の転換期になり、ミラーの政策を採用するチームを導いた始まりであった。トランプは、ニールセンも含めて2か月以内に国土安全保障省の3人を解雇し、移民強硬派で悪名高いバージニア州の元司法長官であるケン.クッチネリをDHS長官に任命した。その後、合法的移民さえ極度に制限する為、グリーンカードの拒否、亡命者の制限、全米で学校や他の公共施設などの建設に利用する為、議会が提供したペンタゴンの予算を国境壁の建設に36億ドルを移動する計画など、次々に驚異的な移民政策が紹介されるようになった。裁判での紛争は大幅に増加したものの、極端な政策に反対または意見を述べる側近は次々に解雇された。トランプは夏のNYTとのインタビューで3月に国境を封鎖することを真剣に検討したと述べたが、そうすることは「非常に厳しい」と認めた。

ホワイトハウスの側近および行政当局者の12人が語ったホワイトハウスの内幕で起きていることは、世界が米国の狂気の沙汰を見ている一例である。米国の大統領には全ての分野で顧問またはアドバイザーが必要であり、大統領の職務は議会が作成した法律の執行と責任を負うことである。大統領としての主な仕事は文書により閣僚の意見を求めることも含めて、米国の向上と繁栄のために、常に全てのアドバイザーとの相談および協議を通して行われることが一般的である。ニールセンを含む官僚および他のホワイトハウスの顧問らは、トランプにそのような姿勢が全くないことを示唆している。約2年8ヶ月間、アメリカ人はホワイトハウスに異常な混沌があることを頻繁に聞かされてきたが、トランプはほとんど独裁者の振る舞いをしている。驚異的なほど、アドバイザーの話には耳を傾けず、特に合法的および常識的なアプローチを試みる顧問を解雇している実態があることを再度明白にしている。NYTは就任以来、狂気の沙汰と思われる発言を繰り返してきたトランプが公式に弾劾調査の対象になっている状況下で、彼の側近がどれほどトランプとの対処に苦労しているかをなぜ今伝えているのか?

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