米国の中産階級の家計は圧迫傾向

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中産階級の意味には幾つかの定義があり、米国成人の50%以上は中産階級の所帯に属している。中産階級の所得には近年変化がないと言われているが、住宅、医療費、その他の高騰により、家計を圧迫しているのが現状であると報告されている。

中産階級とは一般的に労働者グループに言及し、所得の最上クラス20%と最下位の20%のグループには含まれていない中間所得の約65%から200%の間の収入を得ている人達または所帯である。CNN Business によると、具体的には、年間収入が$46,960から$ 140,900の間の収入を得ているグループである。米国人口の過半数は貧困層でもなく、富豪者でもない中産階級に属している。しかし、中産階級の定義には幾つかの理論があり、例えば、どの程度の出費があるかという消費からの定義もある。その消費は医療費と教育を除外して、食料、交通、娯楽、住宅、その他の物品への支出が含まれている。これはノートルダム大学の経済学者ジェームス.サリバンによって説明されたもので、中産階級を支出中央値の1/5と定義している。その支出範囲は年間で$38,200 から $ 49,900までである。

2018年9月6日のピュー.リサーチ.センターによると2016年には、成人約半分以上である52%は中流階級の世帯に住んでおり、2011年に中産階級だった51%からほとんど変化はない。財政的には、米国の中産階級の家計は2016年に2010年よりも好調であった。全体の家計の平均収入は2010年の$74,015ドルから2016年には$78,442ドルで6%増加した。2016年の国民の中間所得層は、世帯3人の場合、年間約$45,200から$135,600ドルであった。この数値は2018年に CNN Businessが提供した数値に近い。

しかし、中産階級の家計は切迫している。3日のニューヨーク.タイムスによると、住宅、医療、教育の費用は、家計の予算を益々増加させており、収入に追いつかない速度で上昇している。その為、中産階級の家族はより長く働き、新たなタイプのストレスを管理し、前世代よりも大きな財政的リスクを背負っている。中産階級とは年間世帯収入が約2/3から全国中央値の2倍であると定義されており、これは3人家族(2018年のドル)で約$48,000から$145,000に相当する。年間 $48,000(毎月$4,000)からの収入で4人家族(2人の子供と夫婦)の毎月の出費は以下のチャートに示す通り、貯金することはほとんど不可能である。

出費項目 月支出 年間$48,000(毎月$4,000)の所帯
賃貸料(2ベッドルーム) $600
食費代/外食 $800 衛生用品、3匹の猫の飼育費を含む
学生ローン $550
交通 $482 2台の車を使用、1台は支払い済み
クレジットカードの借金 $ 340
光熱費 $ 212
通信費 $ 100 T-Mobile携帯電話
YMCA 家族会員費 $ 63
おむつ $ 60
貯蓄 $ 25
健康保険 $   0 両親は無保険、子供達は州政府プログラム
総月額費用 $ 3,232 収入からの残金は 768ドル

コーク夫妻(トレバーとローレン)は2人の子供が生まれるまで、長時間の労働に従事した。特に夫のトレバーは週に50時間以上働き51,000ドルを稼ぐシェフであった。妻のローレンは出産後、レストランの仕事を辞め、子供の世話に専念している。所帯の収入は毎月4,000ドルである為、彼らの財政は1つの給料で切迫している。これは財政不安の例である。トレバーが「シェフとして、福利厚生で給与をもらっていたとしても、彼と彼の妻は引退のために貯金する余裕がなく、彼らの最大の費用は、家賃、食料、借金の支払いであり、彼らは財政困難である」ことを示している。他の家計モデルでは、年収が増えるほど、ライフスタイルが変化する為、賃貸料、ローン、学費などを含む総体的な経費も上がる傾向があるようだ。

イェール大学社会政策研究所の所長であるジェイコブ.ハッカーの分析では、収入減少を経験する多くの人々にとって、その理由はどうであれ、過去の収入減少よりも大きくなる傾向がある。大きな問題は雇用主と政府機関が財政的に労働者を保護するシステムを放棄している「より深い構造的な問題」がある。つまり、雇用主による労働者保障型より、労働者責任に転換している状況になっている。例えば、企業は年金の運営コストが上昇した為、年金を支払うことより、雇用主は年金を401(k)(雇用主がスポンサーになっている退職貯蓄)プランに置き換え始めた。また、包括的な健康保険は、高額控除(控除額が高いほど、初期医療費の負担額が大きくなる)プランに取って代わり、有給家族休暇はほとんど一般的ではない」現状がある。このような状況から、中産階級には年収に大きな幅があり、その最初の$50,000以下の年収の家庭で子供が2人いる所帯は、非常に切り詰めた生活をしていることを示唆している。

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