By Universal-Sci
世界的に女性は男性より長生きするとの一般的な通念がある。WHOによると、女性は男性よりも平均して6年から8年長生きいている。なぜなら、女性には部分的に固有の生物学的利点があり、男性と女性の行動の違いも反映しているからである。2019年の報告による2018年の国別のデーターによると、世界の全体の寿命は72.6年で 女性の場合74.9年、および男性は70.4年である。性別による寿命が判明している25か国の中で、国民が最も長生きしている国は日本である。
| 順位 | 国名 | 全体 | 女性 | 男性 |
| 1 | 日本 | 84.5 | 87.5 | 81.3 |
| 2 | イタリア | 83.4 | 85.4 | 81.1 |
| 3 | スペイン | 83.4 | 86.1 | 80.7 |
| 4 | オーストラリア | 83.3 | 85.3 | 81.3 |
| 5 | 韓国 | 82.8 | 85.8 | 79.7 |
| 6 | フランス | 82.5 | 85.4 | 79.6 |
| 7 | カナダ | 82.3 | 84.3 | 80.3 |
| 8 | ポルトガル | 81.9 | 84.7 | 78.8 |
| 9 | イギリス | 81.2 | 83.6 | 79.5 |
| 10 | アメリカ合衆国 | 78.9 | 81.4 | 76.3 |
| 11 | 中国 | 76.7 | 79.1 | 74.5 |
| 12 | アルゼンチン | 76.5 | 79.9 | 73.1 |
| 13 | イラン | 76.5 | 77.7 | 75.4 |
| 14 | ブラジル | 75.7 | 79.4 | 72.0 |
| 15 | ラテンアメリカ・地中海 | 75.4 | 78.6 | 72.3 |
| 16 | 東アジア・太平洋 | 75.3 | 77.8 | 72.9 |
| 17 | メキシコ | 75.0 | 77.8 | 72.1 |
| 18 | ヨーロッパ・中央アジア | 74.2 | 77.5 | 70.8 |
| 19 | ロシア | 72.4 | 77.6 | 66.9 |
| 20 | アラブ諸国 | 71.9 | 73.8 | 70.2 |
| 21 | 南アジア | 69.7 | 71.1 | 68.5 |
| 22 | インド | 69.4 | 70.7 | 68.2 |
| 23 | 南アフリカ | 63.9 | 67.4 | 60.5 |
| 24 | サブ.サハラ.アフリカ | 61.2 | 62.9 | 59.4 |
| 25 | ナイジェリア | 54.3 | 55.2 | 53.5 |
この統計は、世界中で女性が男性より長生きしているという証拠を明白にしている。しかし、アジアの一部ではこれらの利点は性別に基づく差別によって無効になる場合もある為、出生時の女性の平均寿命は男性の平均寿命以下であるか又は同等であるという例外もある。又、女性の平均寿命は、地域や国の所得レベルによっても異なるが、少なくとも35か国で女性の平均寿命は80年以上である。アフリカ地域では推定54年であり、東アフリカおよび南アフリカでは、主にHIV / AIDSおよび妊産婦死亡によって平均寿命の向上は遅れている。
最も豊かな国である米国は、他の先進国の寿命に追いついていない。又、米国の男性の死亡率は女性より高い。政府サイトのU.S National Library of Medicine National Institute of Healthによると、男性の死亡率は女性よりも60%高く、性別による死亡率の40%は男性の動脈硬化性心疾患が2倍に上昇している為である。この疾患の発生率が高くなる主要因には男性の喫煙量の増加が含まれる。男性間の競争および攻撃的な冠動脈傾向の行動パターンや女性ホルモンの保護的役割などの生物学的違いがある。加えて、男性は喫煙するため、肺がんと肺気腫による死亡率が高くなっている。男性の死亡率が高い他の主な原因には、事故、自殺、肝硬変などが挙げられる。これらはそれぞれ、女性よりも男性のほうが奨励または受け入れられている行動に関連している。たとえば、銃の使用、冒険心と恐れのない行動、危険な仕事に従事、飲酒などにおける男性の行動は女性より遥かに顕著である。
基本的な生物学的要素は、性別、社会的ストレス、機会などの違いが挙げられる。又、女性の場合、エストロゲンと呼ばれるホルモンがLDL(悪玉)コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロールを増加させる為、心血管リスクを低減することで女性に有利である。一方、男性の場合、テストステロンは悪玉コレステロールの血中レベルを上げ、善玉コレステロールのレベルを下げる働きがある為、男性は高血圧、心臓病、脳卒中のリスクが高くなるという生物学的側面からも女性が男性より長生きする理由の一つとして説明されている。加えて、多くの研究では、女性は男性より健康志向が高く、男性より健康的なライフスタイルと自己ケアに、より多く注意を払う傾向が高いことを示している。また、女性は自分の健康問題について、男性より詳細なコミュニケーションを取る傾向もある為、予防的治療にも男性より積極的である。又、「危険な行動と感覚探求」の側面において、男性はテストステロンが生物学的に危険に晒すだけでなく、行動的に危険に晒す傾向が高い。なぜなら、攻撃性が高まると、事故や殺人による死亡率も高くなるからである。又、衝動的な自殺も危険な行動の一つであるが、ほぼ全ての国で男性は女性より自殺で死亡する可能性が高い。たとえば、米国では、男性は女性よりも自殺で死亡する可能性が3.5倍高く、これは主に、男性が銃器などの自殺により多くの致命的な方法を使用しているためである。米国ではほとんどの自殺者は白人であり、中年の白人アメリカ人男性の死亡率が増加している理由の1つである。