新規コロナウイルスの現状

アメリカで新規コロナウイルス(2019-n Cov)に影響を受けている人はまだ数人であるが、アフリカ、ヨーロッパ、東南アジア、東地中海、西太平洋など、世界的な新規での発生が懸念されている。新しい疫学的情報は、2019-nCoVがある個人から別の個人に伝染する可能性があるという証拠が益々強化されている。最新の情報をまとめたWHOは現状を報告し、旅行についてのアドバイスを提供している。28日の疾病対策予防センター(CDC)によると、このタイプのウイルスは現在米国ではまだ拡散していない。

24日に更新されたWHOの情報によると、新規コロナウイルスの確定症例は世界的に合計846件が報告されている。そのうち830件は中国からの報告である。中国以外の6か国で11件の確定症例が報告されている。これら11件の確定症例のうち、10件は中国の大都市の一つであるウーハン(Wuhan武漢)への旅行歴があった。ベトナムで確認された症例の1つは、過去に中国への渡航歴がなかったが、最近ウーハンを訪れた確定症例の家族であった。これは、ベトナムで発生した人から人への感染の例を示している。中国で確認された830件のうち、375件が湖北省で確認された。830件のケースのうち、177件は重病として報告されている。これまでに25人の死亡が報告されている。2020年1月24日に報告された2019-n CoVの確認症例数は、2020年1月23日に公表された最後の状況報告から265症例増加した。これは中国が追加の259件の確定症例を報告したものが含まれている。

急速に感染している状況下で、中国は大規模な旅行禁止を命じている。WHOは、中国での新しいコロナウイルスに起因する肺炎の発生に関する国際旅行および貿易に関するアドバイスを提供した。集団で報告された患者の臨床徴候と症状は主に発熱であり、呼吸困難を示す患者がわずかであり、胸部X線写真では両側肺浸潤が示されている。華南シーフード市場(Huanan Seafood Market)のディーラーまたはベンダーを運営している人の症例報告もある。利用可能な情報からの予備調査は、人から人への顕著な感染はなく、中国では医療従事者の間での感染はほとんど報告されていないことを示唆している。感染源が判明していないこの新たなウイルスの感染と臨床症状を更に理解するには、より多くの情報を必要としている。

肺炎の原因は新規コロナウイルスであると推測されているが、伝染源は不明である為、影響を受けた地域(例:ウーハン市)を出入りする際、急性呼吸器感染症の一般的なリスクを減らすことが賢明でである。海外旅行者は通常の予防措置を実践する必要がある。⑴ 急性呼吸器感染症に苦しむ人々との接触を避ける。⑵ 病人やその環境と直接接触した後は特に、頻繁に手洗いする。⑶ 生死に関係なく、農場及び野生動物との密接な接触を避ける。⑷ 急性呼吸器感染症の症状がある旅行者は咳やくしゃみの際、距離を保ち、ティッシュや衣服で覆い、手を洗うなど、咳のエチケットに従う必要がある。

米国では3番目の症例が報告された。26日のニューヨーク.タイムスによると、米国では、最近ウーハンを訪れた乗客を対象にした特別な審査プロセスを実施している空港はまだ少数に限られている。カリフォルニア州オレンジ郡で中国からの旅行者が新規コロナウイルスの三番目の症例として確認された。又、幾人かの人々は呼吸器疾患の潜在的な症例として監視されている。カリフォルニアの一人は、米国で確認された症例の三番目である。他にシカゴの60代の女性とワシントン州の30代の男性が記録されている。28日のCDCによると、2019-nCoV感染が持ち込まれた事例は米国でも検出されているが、現時点では、このウイルスによる人から人への拡散は検出されておらず、このウイルスは米国の地域社会では拡散していない。

新規コロナウイルスは深刻な公衆衛生の脅威であり、このウイルスが中国で深刻な病気を引き起こし、人から人への拡散を持続させているという事実は懸念されているが、現時点で米国の状況がどのように変化するかは不明であるとCDCは述べている。又、個人へのリスクは暴露の程度に依る為、現時点では、2019-nCoV患者の世話をする医療従事者やその他の密接な接触者を含む一部の人に感染のリスクが高くなると警告している。このウイルスに晒される可能性が低いアメリカの一般市民にとって、2019-nCoVの当面の健康リスクは低いと考えられている。

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