ニューヨーク By Business Insider
ジョンズ.ホプキンス大学の更新によると、13日の時点で、新型コロナウイルスの世界の感染数は約1,873,000、死者数は116,000以上である。米国での確定感染数は約559,000、死者数は 22,000以上に達し、世界最大のパンデミックの中心地になっている。トランプ政権は先週、議会の調査メンバーのケイティー.ポーターによって報告された通り、医療用具の確保に遅れた。加えて、他の重要な決定にも遅れた為、今日のような現状を見ている。2003年から2005年の期間に発生した幾つかのコロナウイルスの感染源は現在も不明であるが、蔓延は急速に拡大した事例があるにも関わらず、現政権下では早急な取り組みに欠けていた。
COVID-19のパンデミックで米国が世界一になった重要な原因の一つはトランプ政権が自国で「ウイルスを追跡するためのテストの実施に失敗したことである。連邦政府のインフルエンザ追跡システムに便乗することを目的とした小規模な監視プログラムもまだ存在していない。トランプ大統領は「心配していなかった」為、「4月までに少し暖かくなれば、奇跡的に消える」と予測した。彼のホワイトハウスはまだ国中の大規模な感染の潜在的なコストに備えるため、追加の資金を議会に要請していなかった。しかも、医療提供者はマスク、人工呼吸器および他の装置の入手可能性について益々緊張していた。専門家は、健康な人々が感染している事に気づかず、至るところでウイルスを撒き散らしている可能性がある為、前代未聞の大幅な社会隔離を行う必要性に気づき、多くの専門家は、ホワイトハウスに警告していた。しかし「2月の最後の日、おそらくホワイトハウスでの在任中の他のどの瞬間よりも、トランプが警告を吸収できない、または意欲がないことを示していた。彼は公衆衛生災害の真っ最中、コロナウイルスが国中に静かに広まっている時、政治的に対処し、重要な時間を浪費した」と指摘されている。
国家安全保障理事会と調整して作成された2月14日付けのメモは「2019年の新型コロナウイルスに対する政府の対応」はより徹底的な措置に関する内容を文書化した。学校の閉鎖、公的機関や民間組織による「在宅勤務」の指令、一部の人々によるほぼ100%の在宅勤務などであった。このメモは、早急な国家閉鎖を提唱しなかったが「隔離と隔離手段」の標的を絞った使用は「持続的な人から人への感染」が明白である場所での拡散を遅らせるために使用できると伝えていた。しかし、彼らが大統領に説明を行う前の24時間以内に、その計画は実行されなかった。トランプが深刻な社会的距離を置く取り組みを発表するまでに、ウイルスの拡散が急速に加速した期間に3週間以上の時間が失なわれた。
少なくとも、過去の事例から、ヒントを得る努力さえなかった。2020年の新型コロナウイルスは過去のコロナウイルスと同様に、急速に感染が拡大している。SARSの蔓延は2003年に中国で発生したが、これも同様に「猛烈で政府の認識より遥かに速く拡大し、それが世界の他の地域に届くまでに、さほど時間を必要としなかった」と言われている。過去に発生したコロナウイルスは複数の種類が確認されており、その記録は以下のチャートに示す通りである。
| コロナウイルス | 発生年 | 発生地 |
| SARS | 2003 | 中国 |
| NL63 | 2004 | オランダ |
| NL | 2004 | オランダ |
| HCov-NH | 2005 | コネチカット州ニュー.ヘイブン |
| HKU1 | 2005 | ホンコン |
SARSは2003年に中国南部からコロナウイルスとして出現し、定量化可能な速度で世界中に拡大した。この期間の集団発生中、SARS感染は、北米、南米、ヨーロッパ、アジアの29か国で報告された。全体で8,098人(中国の5,327を含む)感染者が確認され、774人のSARS関連の死者が出た。ウイルスが「どのようにして人間の集団に侵入したのか、ヒマラヤジャコウネコがウイルスの自然の貯蔵庫であったのか」など、確実な発生源は理解されていない。
HCoV-NHに感染した11人の子供の半数以上は咳、鼻漏、頻呼吸が見られた。HCoV-NHが陽性であると診断された6か月の子供1人は、幼児期の血管炎である川崎病の診断を受けた。その後の症例対照研究で、川崎病の11人中8人(72.7%)の子供はHCoV-NHに陽性であった。一方、年齢と時間を一致させたコントルールのテストでは22人中1人(4.5%)のみがHCoV-NHに陽性を示した。これらの発見の要約は、HCoV-NHが川崎病の病因に役割を果たす可能性があることを示唆していたが、HCoV-NHが川崎病の原因であるかどうかを判断するには、さらなる研究が必要であると結論づけられた。専門家は、上記表のコロナウイルス関連はかなりの割合で乳幼児と子供の気道疾患の原因である可能性があると発見した。新型コロナウイルスは、病気を持つ成人及び高齢者が最もリスクが高いと言われ、乳幼児と子供はさほど影響を受けていないと言われている。ワクチンが開発されるまでに、蔓延の第二の波が押し寄せるとの最も脅威的な予告もある為、このウイルスは長期的に存続する可能性があるという。
新型コロナウイルスのパンデミックについては、幾つか判明していることがある。例えば、中国や韓国を含むアジア諸国では集中的及び非常に強い封じ込めの努力により、蔓延を止める可能性がある事を示唆した。しかし、ダイアモンド.プリンセスのようなスペースが限られた客船の中では家族やグループの集まりによる集団感染が素早く蔓延する事を示唆した。又、国立衛生研究所のアンソニー.ファウチ博士及び、結核、インフルエンザ、エボラ出血熱などを研究した科学者と疫学者は社会隔離又は自宅滞在を続けることが効果がある為、攻撃的なこの方法を続ける事を奨励している。13日、CNNニュースはニューヨーク、シアトル、ニューオリンズ、サンフランシスコが社会隔離に効果がある事を示していると伝えている。治療法やワクチンがない現在、その厳しい対抗だけがウイルスを遠ざける方法であるとほぼ全ての専門家は述べているが、トランプ大統領だけは、可能な限り、早く米国を解放する事に焦っているようである。しかし、ファウチ博士は解放する前に、感染した個人がその前に誰と接触があったかを知るためのトラッキング.システムを導入する必要があると述べている。政府のリーダーによるパンデミックの認識と米国市民を守る強い責任感のある大統領下では、米国が世界一のパンデミック国にはなっていなかっただろうと指摘する声も最近高くなっている。オバマ政権を含む前政権は、過去のコロナウイルスも急速に感染が拡大した事を認識し、トランプ政権に資料を提供し、警告していたにも関わらず、中国で感染が報告された時、全く何一つ準備を実施しなかった。それは現実に対する否定と機能不全がある事を示唆し、パンデミックを緩和する機会は失われ、体制的な失敗が事態を悪化させる要因になった。