新型コロナウイルスの蔓延と大統領再選の予測

ほぼ全ての世論調査で、前副大統領ジョー.バイデンにリードされているトランプ大統領は調査結果を信じないと公的に反発している。30日、失業保険の請求者が3,000万人以上に達し、COVID-19疾患によって米国での死者はベトナム戦争での犠牲者を超過する60,000人以上に達した。大統領選挙年に、経済恐慌とパンデミックのダブルパンチによる最悪の状況に遭遇している中で、3人の共和党評論家及び1人の無党派の選挙分析者は、11月に行われるトランプ大統領の再選を非常に現実的に分析している。彼らの予測と分析は何を示唆している?

無党派の選挙分析者ネイト.シルバー及び他3人の共和党戦略家は、トランプの再選をどのように見ているだろうか?ネイト.シルバーは3月25日の彼の記事で、トランプの再選は経済とコロナウイルスが要であると述べている。トランプの支持率を日々追跡しているシルバーによると、コロナウイルスのパンデミック中、トランプの支持率はわずかに改善したが、それは国の緊急事態中の現在「持続しないかもしれない」とし、「逆に、コロナウイルスによって引き起こされる潜在的に非常に深い不況の可能性が強いトランプ再選のチャンスを危険に晒している」と述べている。又、「病気の蔓延を遅らせるための積極的な対策と、経済の打撃を和らげる経済刺激策により、米国は今年後半にスピードを取り戻し、トランプの立場を改善することはあり得る。それがなければ、最近の選挙の歴史にはコロナウイルスとの完全な類推はないものの、私たちが知っていることの大部分は、彼に問題がある可能性を示唆している」と述べている。

中道右翼寄りのシンクタンク組織、アメリカン.エンタープライズ研究所の保守派評論家マスュー.コンティネッティは、非大統領選挙年1918年のスペインでのインフルエンザの蔓延、2008年の大統領選挙年に起きた金融業界の崩壊、2020年の選挙中に起きているパンデミック中の選挙に目を向けた分析を提供している。彼は2016年の総選挙で民主党が政権を支配したが、1918年の議会選挙では両院を失った。共和党大統領ジョージW.ブッシュによる8年間の任期後、民主党のバラク.オバマは2008年にホワイトハウスを獲得した。コンティネッティは 経済が選挙日までに上昇しているように見える場合、「今日の混乱はトランプの再選の希望を抹殺すことはできないかもしれない」と予測した。しかし、経済状況が変わらないか又は悪化した場合、それは現役者や共和党議員にとって良い前兆ではないと予測した。又、コンティネッティはトランプが以前、有権者は再選すべき理由として好景気を引用していたが、トランプのキャンペーンの声明から経済についての言及が消えていることを指摘した。彼は「私はそれが本当の脆弱性を明らかにすると思います。現役者が景気後退や不況の恩恵を受けることはほとんどありません」と述べた。

共和党政治戦略家のスティーブン.シュミッツは3月30日NBCニュースの共和党ホストであるニコール.ウォレスとのインタビューで、「あなたが見ているのは、明らかに彼自身の再選に興味を持っており、規律が欠如し、焦点が欠如している人です。アメリカ大統領が政治的敵を攻撃し、下院の上級民主党を攻撃し、州をリードしている知事らを攻撃しているのは並外れた事です」と述べ、トランプのコロナウイルス蔓延中の現在の行動を説明した。シュミッツは「それは、そのホワイトハウスから致命的な瞬間に逃げられた愚者の船です。 そして今、私たちは選挙の結果を覚えています。これは、人々がウイルスを利用して、私たちの政治に自分自身を昇格させる為の政治化の瞬間ではありませんが、意思決定の準備がまったくできていない無能で無知な人々がいることの致命的な結果を理解しているので、それは確かに政治の瞬間です。彼の動揺が見えます。 私たちは誤った情報を見ます。致命的な間違った方向が1か月、1か月半蓄積されていることがわかります。その結果、アメリカ人の死者は他の場合よりも遥かに多くなります」とウォレスに語った。彼は11月の選挙を直接予測しなかったが、2001年9月11日の同時多発テロで死亡者は約3,000、ベトナム戦争の犠牲者は約58,000であったとし、コロナウイルスに素早く準備しなかったトランプ政権下で、COVID-19の死者は推定10 万から 20万人に達すると言われた最初の推定と対比した。

共和党の政治コンサルタントおよび政策顧問、フォックス.ニュース、ニューズウィーク、ウォール.ストリート.ジャーナルの政治分析寄稿者であり、2007年8月31日の辞任まで、ジョージW.ブッシュ政権の上級顧問および副参事官を務めたカール.ローブは4月10日フォックス.ニュースで、コロナウイルスによる経済的影響に対するトランプ大統領の行動が選挙に「大きな影響」を与えると語った。彼は、不況下の大統領は敗北し、景気良好の時に勝利する傾向があるが、大統領選挙年のウイルス蔓延で「国が経済収縮に苦しんでいるこのような状況を見たことはありません」と語った。ローブは、アメリカ人はコロナウイルスの「責任をトランプに負わせない」かもしれないが、彼らはパンデミックに対するトランプの対応と今後数ヶ月間の経済的影響から、彼の再選を判断すると示唆した。ローブは「彼らの質問は次のようになるでしょう:彼は私たちをできるだけ迅速に経済の健全性に戻すために合理的且つ賢明なことをしているように見えますか?」と言った。

4月2日から28日までに10機関が実施した全ての全国世論調査では1機関による同率を除き、バイデンがトランプを最低4%ポイントから最大11%ポイントまでの範囲でリードしている。トランプの平均率は42.0% 、バイデンは48.3%である。トランプは、彼の政敵であるバイデンが4月の世論調査でも連続的にリードしている為、キャンペーンのマネージャーであるブラッド.パースケールに「叫び」または「怒鳴った」と報告された。トランプは「キャンペーン.マネージャーが「拙い」対応をしていると非難し、「私はジョー.バイデンに負けているわけではない」と言ったと報告されている。30日のワシントン.ポストは「トランプが再選に勝てないかもしれないことを知ってショックを受けた」と伝えている。世論調査は、必ずしもトランプが再選に敗北する事を意味しない。なぜなら、全ての世論調査でヒラリー.クリントンが2016年の大統領選に勝利すると予測されていたにも関わらず、誰も予測しなかった結果になった前歴がある。加えて、ロシアは再度トランプをあらゆる高度技術を利用して援助すると警告されている。全ての州が郵便による投票を行うべきであると提案された時、トランプは投票を「騙す人間が出てくる」と言い、激しく反対した。ウイルス蔓延の影響と、蔓延に対する彼のリーダーシップが共和党の批評家に非難されている現状で、議会共和党は誰一人トランプの再選を公的に支持し、援助していない。米国は2008年より、もっと最悪の経済恐慌になる可能性があることに加えて、脅威的な健康危機に直面している。上記4人の専門家に共通した分析はCOVID-19の危機と早急な経済回復に対するトランプの行動、すなわち彼自身が再選の鍵を握っていると示唆した。

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