米国を含む世界的なCOVID-19の統計は何を示唆?

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ジョンズ.ホプキンス大学の5月20日の統計によると、世界の感染症例は4,995, 712 であり、死亡数は328,079 である。以前として米国は感染数及び死者数で世界のトップを占めている。しかし、グローバルなパンデミックに関するどの統計も完璧で正確である事を保証していない。ロシアではモスクワの当局者さえ、同国の死者数は過小報告されていると述べている。ホワイトハウスのタスクフォースのコーディネーターであるデブラ. バークス博士は19日の記者会見で、ほぼ全米での新たな感染数、入院数、死者数は減少してきたと語った。

以下のチャートは2020年5月20日の時点での世界の感染数と回復数のトップ10か国である。ジョンズ.ホプキンス大学の統計ではグローバルの死者数は記録されていないが、回復数が記録されている。感染数でトップにランクされていない中国とインドでは回復が顕著である事を示唆している。米国では感染者の約19%が回復し、ロシアでは約50%が回復している。

順位 国名    (人口) 感染数 国名 回復数
1 米国 (331,002,651) 1,550,959 米国 289,392
2 ロシア(145,934,462) 308,705 ドイツ 156,966
3 ブラジル(212,559,417) 271,628 イタリア 132,282
4 イギリス(67,886,011) 250,141 トルコ 113,987
5 スペイン(46,754,778) 232,555 ブラジル 106,794
6 イタリア(60,461,826) 227,364 イラン 98,808
7 フランス(65,273,511) 180,934 ロシア 85,392
8 ドイツ(83,783,942) 178,170 中国 79,310
9 トルコ(84,339,067) 152,587 フランス 62,681
10 イラン(83,992,949) 126,949 インド 45,216

注:更新されるため数値は常に変化。

インドは11番目に感染率が高く111,602である。中国は感染数84,063で13にランクされている。従って、中国は94%の感染者が回復している事を示唆している。米国は感染数で世界のトップであるが、人口も最大であるため、その割合から見ると感染率は低い事を示唆している。米国の試験率(試験数/人口)はわずか3.9%である。20日のCDCの更新によると、米国は約12,918,000人が試験を受けているため、試験者のわずか約11.8%が陽性(感染数/試験数)または感染率である事を示唆している。日本の感染件数は16,367(ランク39)であるが、約255,000人が試験を受けているため、感染率はわずか6.4%であるを示唆している。

米国のトップ10州の感染数と死亡数は以下の通りである。

順位 州名 人口 感染数 死亡数
1 ニューヨーク 19,453,561 359,235 28,540
2 ニュージャージー 8,882,190 150,399 10,747
3 イリノイ 12,671,821  98,300   4,400
4 マサチューセッツ 6,939,373   87,925   5,938
5 カリフォルニア 39,512,223   84,449   3,436
6 ペンシルベニア 12,801,989   67,634   4,718
7 ミシガン 9,883,635   52,337   5,017
8 テキサス 28,995,881   51,153   1,405
9 フロリダ 21,477,737   47,463   2,095
10 メリーランド 6,045,680   42,442   2,123

注:感染件数及び死者数は20日に更新されたニューヨーク.タイムスの統計に基づいているが、日々更新されるため、数値は変化する場合がある。また、人口は州別検索によるWikipediaの最新記録に基づいている。

この統計を見ると、カリフォルニアは全米で最大の人口を誇る州であるが、人口の割合からすると感染率は低い事を示唆している。ホワイトハウスの記者会見でバークス博士は、全国の臨床データ、検査データ、および監視データによると、「過去30日間の新規入院は50%減少し、死亡は週ごとに減少し続けていると語った。現場での信憑性のあるデーターを利用している事を示唆している。また、すべての州で陽性を示しているのは20%未満であり、ニューヨークではちょうど30日前に、テストでの陽性率は45%以上であったが、10%未満に低下した」と述べ、「これらのタイプの減少は、いくつかの領域を除いて、全面的に見られます」と語った。

4月末から、特に死亡数は正確であるかどうかとの疑問が提起されており、死亡数は過小評価されていると述べていた。4月30日のABCニュースによると、日々報告されている統計は、発生の時点で遥かに多いかもしれないと専門家は懸念している。蔓延が始まった時から当局が死者を数えていた場合、「恐らく50%」は現在報告されている数値に含まれていないと述べた。COVID-19による死亡の正確な数を計算することは、いくつかの理由で著しく複雑である。しかし、主要な疫学者、病理学者、健康診断士、病歴学者、地方、州、連邦および世界の保健当局は、正確な全国の死者数を決定する上で、より多くの人々が検査することが最も重要な要素であると語った

特に、ロシアの死亡数は懐疑的なほど少ないと言われている。20日のCNBCによると、ロシアでの感染確定数は30万人を超えているが、複数の専門家は死者数は過少評価されていると述べている。20日の時点で死亡者数は135人増加し、合計2,972人である。ロシアの報告されている死亡数に疑問を提起した政治アナリストのアントン.バルバシンは、実際の死亡数は「公式統計が示しているものより、かなり高いと仮定することが無難です。おそらく、多くのCOVID関連の死亡では、別の死因(心不全または慢性疾患)が登録されています。地域が提供する数値には多くの質問があります。従って、COVIDの陽性者と死亡した人々の数は、報告された数よりも遥かに多い可能性があります」と言った。ヨーロッパの責任者でロシアの主席アナリストでもあるダラー.マクダウェルは、このデータはロシアでの発生規模を過小評価していると考えているとし「公式の感染率と死亡者数は、ほぼ間違いなく、パンデミックの規模をひどく過小評価しています。当局はすでにこれを事実上認めています。セルゲイ.ソビャニン市長は、モスクワだけで5月7日の感染者数は30万人と推定している」とマクダウェルは19日にCNBCに語った。マクダウェルは、感染数が少ないのは、発生の規模を隠そうとする公式の試みではなく、技術的な制限と資源の制約が原因である可能性が高いが、それでも死亡者数の低さは疑わしいと述べた。

要するに、統計は著名な機関であっても、グローバル的な情報をタイムリーに収集する事は困難であるため、特に死亡数は現状を反映していない事を示唆している。また、他に概知の病気がある患者がウイルスに感染した後に死亡した場合、それが実際にCOVID-19の病気が死因であったか不明な場合もある。米国内の統計は、追跡システムがないため、ウイルスが何処に最も集中しているのか不明である。目には見えない敵を追跡するためには、大多数の人々が試験を受けない限り、不可能であると専門家は繰り返し強調している。5月初旬までには、米国で最も感染率が高い地域社会は、介護を必要とする老人ホーム、食肉パッキング工場、刑務所であることが判明している。これらの施設や工場は郊外または農村地域に集中している傾向がある。

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