前国防総省のジェイムス.マティスは3日、彼の声明でトランプ大統領が三年間米国を団結させることはなく、分裂させ続けてきた事を批判した。4日、複数の上院共和党議員及び過去のホワイトハウスの要職者はマティスを支持する事を示唆した。上院最古のリーダーはホワイトハウスが4人の監察官を解雇した理由を説明するまで、トランプが指名した二人の座席を保留すると発表した。上院多数派の共和党リーダーであるミッチー.マコーネルは、昨日国防総省のマーク.エスパーが米国の都市に軍隊を派遣する必要はないと公表したその決定を支持することを示唆する巧みなメッセージをツイートした。共和党の一部はトランプを支持することに葛藤がある事を示唆した。
ジェイムス.マティス は「ドナルド.トランプは私の人生でアメリカ人を団結させようとしない最初の大統領です。しようとするふりさえしません。代わりに、彼は私たちを分裂させようとします。この意図的な3年間の努力の結果を目撃しています。成熟したリーダーシップなしで3年間の結果を目撃しています。私たちは、市民社会にある本来の強さを引き出すことで、彼なしで団結することが出来ます。ここ数日間の動きが示しているように、これは容易なことではありませんが、私たちは仲間の市民に、私たちの約束を守るために血を流した過去の世代に、そして私たちの子供たちに、その責任を負っています。私達はこの試練の時をより強く、そして新たな目的意識と相互の敬意をもって通り抜けることができます。パンデミックは、地域社会の安全のために究極の犠牲を払う用意があるのは、私たちの軍隊だけではないことを私たちに示しました。病院、食料品店、郵便局、その他の場所にいるアメリカ人は、仲間の市民と国に奉仕するために命をかけてきました。私たちは、ラファイエット.スクエアで目撃した行政当局の虐待よりも優れていることを知っています。私たちは、憲法をあざけるような人々が職に就く事を拒否し、責任を負わなければなりません。同時に、私たちはリンカーンの「より良い天使」を思い出し、団結しようと努めているので、それらに耳を傾ける必要があります。新しい道を採用することによってのみ、つまり、実は我々の創設の理想における従来の道に戻ることで、私たちは再び国内外で称賛され、尊敬される国になるでしょう」と書いている。
このマティスの声明に最初に反応したのはアラスカを代表する米国上院共和党議員である。穏健派の共和党議員の一人である彼女は、深く心の琴線に触れるものあったらしく、マティスの声明を支持した事を示唆した。4日のNBCによると、マティスの声明文に反応した人々の一人、ユタ州の共和党上院議員ミット.ロムニーはマティスの発言を「見事で力強い」と述べた。ロムニーは彼の発言の内容については詳しく説明していないが、彼を「アメリカの愛国者」であり、マティスを「私が尊重する判断力のある個人」であると述べた。リサ.マーカウスキーは、大統領の再選を支持するかどうかを聞かれ「私はそれに葛藤しています。私はそのことに長い間葛藤してきました」と述べた。又、マティスの声明文について「私は今、適切に表現する必要のある言葉を表現する方法を探すことに葛藤しているので、今は誰に投票するのか、投票しないのかという質問に当惑しています。人々はそれを隠匿だと思うかもしれませんが、私たちはアメリカ人として、私たちが今どこにいるかについて、私たち自身が持つ必要のある重要な会話があると思います」と語り、彼女は、トランプの再選を支持すると明白に言えない心境であり、マティスの言葉は彼女が求めている「重要な会話」である事を示唆した。
マティスのトランプに対する批判が公開された3日、トランプは「彼が解雇した」と主張した。引退した海兵隊の将軍であり、トランプ政権下で短期的に国土安全保障省長官を務め、その後、大統領補佐官であったジョン.ケリーは、4日ワシントン.ポストとのインタビューで「大統領は彼(マテイス)を解雇しませんでした。辞任を求めませんでした。大統領は、それが実際にどのように起こったのか、または混乱しているのか又は忘れています。大統領はジム(ジェイムス)がフォックス.ニュースで彼の手紙の解釈を見るようになるまで、ジムについて非常に前向きなツイートをしました。それから彼は嫌悪的になりました。ジム.マティスは立派な人です」と言った。マティスは2018年に辞表を差し出し、シリアから米軍を撤退させるというトランプの決定に異議を唱えた。
独裁国の権威者のようなトランプの言動が目立つ最近、圧倒的なプロテストに威圧されていると思われる米国上院財務委員会の委員長であるチャック.グラスリーはトランプが指名した二人の承認プロセスをブロックすると公表した。パンデミック中、トランプは国務省も含めて、少なくと4人のウォッチドッグと呼ばれる主要な部署の連邦監察官を解雇したため、ホワイトハウスが理由を説明するまで、トランプの指名者の承認はない事を明らかにした。4日のCNBCによると、グラスリーが解雇の理由を求めているその該当者は国務省の情報機関の監視官であるマイケル.アトキンソンと国務省下の監察官スティーブ.リニックの二人が含まれている。つまり、彼らの後任者はトランプが指名したものの上院で承認されていない事を示唆している。グラスリーは以前、トランプ大統領に彼が両氏を解雇した後、その説明を求める手紙を送っていた。ホワイトハウスの弁護士は、リニックの追放に関する5月下旬のグラスリーの書簡に応じたが、当時グラスリーは、そのような解任には「正当な理由」があるという要件にホワイトハウスが「対処できなかった」と述べた。グラスリーは4日午後、解雇した場合、その理由を明確にする必要がある事を「法律で義務付けられている」とし、その「理由が判明するまで」トランプ政権の指名を「保留」しているとし、「私が望んでいるのは、これらの4人を解雇した理由だけです」と述べた。
平和的に抗議を行っているアメリカ人に対して、1日にトランプは写真撮影の目的で教会を訪問する為、催涙ガスや他の化学物質を利用して、ホワイトハウスの近辺で平和的に抗議していた人々を退散させるため、連邦武力を行使した。又、「軍隊を派遣する」ことで軍事力を行使すると脅していた為、益々混沌状況になっていた。上院議会の多数派リーダーであるマコーネルは、長年の巧みな政治家のリーダーらしく、最も賢い表現で、国防総省の長官マーク.エスパーがトランプの主張とは全く逆の決定を発表したことについて、エスパーを支持した。彼は、トランプが「彼らの専門家の助言と原理的なリーダーシップ」によって「非常に良く奉仕されている」と大統領を褒めた。これは、直接エスパーの決定を称賛することで、トランプとの直接的衝突を避けるための表現であると思われる。マコーネルは「私たちの国のこの困難な時期に、彼らの献身的な仕事と、平和と秩序を維持し、自由を守り、自由の権利を行使できるよう、アメリカ人を保護するという憲法上の義務に対する彼らの確固たる取り組みに感謝します。トランプ大統領がすべてのアメリカ人のために、一生懸命働いているそのような印象的なチームを組み入れてうれしい」とツイートした。
今日、ジョージ.フロイドの追悼式が行われている中で、各地の抗議者は彼を哀悼する静かな祈りの集会又は行進に参加している。フロイドは9分間膝で首を押さえつけられたことが直接的死因であることを家族の弁護士によって公表された。4日の平和的な抗議は、一部の地域で大勢の群衆が芝生にうつ伏せになり、手錠を掛けられているような姿勢で両腕を背中に回し、9分間黙祷を行った。彼らの抗議は圧倒的規模のメッセージになっている。マティスは約2ページ半の声明文で、人の心を癒すことが可能なリーダーシップとしてのメッセージを送り、トランプなしに米国民は団結できると述べた。このようなリーダシップの声が欠けている事を間接的に表現したマーカウスキーは、トランプを支持する事に迷いがある事を示唆した。グラスリーはトランプに解雇された4人の監察官に対するその理由を求めていることを珍しく公的に表現した。圧倒的パワーを示している抗議と、マティスを含む幾人かが強力な声を出していることもグラスりーやマコーネルを動かす原動力になっているかもしれない。トランプは彼に同意しない人物を解雇することは、彼の最初の司法長官ジェフ.セッションズを含む多数の人々の例が証明している。それを身近に知っている人々はマティスのように辞表を提出して意義を唱えた後に辞職するというパターンがある。グラスリーが求めているような正当な理由をホワイトハウスが提供できるはずはない。マコーネルはエスパーが平和的に抗議活動が行われている全国の都市に軍隊を派遣する必要はないと決定したその結論を明白に支持した事を示唆した。