今日最高裁は、オバマ政権下で約70万人に与えられたダカ(DACA)プログラムに対するトランプの廃棄の脅威から救済した。最高裁に上訴したトランプ政権の挑戦は却下され、子供の頃不法移民の両親又は家族に米国へ連れてこられ、米国で成長したドリーマーと呼ばれる若い世代の人々に劇的な勝利と安堵をもたらした。2020年6月18日、4人のリベラル派に参加し、彼らを救った判事は元大統領ジョージW.ブッシュに任命された人物である。この判定には現役及び前大統領がツイートで反応した。
トランプは2017年9月5日、大統領令によって、Deferred Action for Childhood Arrivals (DACA)プログラムを廃棄し、議会に行動を求めた。その後、複数の訴訟に直面し、複数の下級裁判所は、トランプ政権の主張を却下していた。18日のワシントン.ポストによると、米国第9巡回区控訴裁判所のキム.マクレーン.ウォードロー判事は、政権がプログラムを終了させるための法的要件を遵守していないとし、「明確にするため、私たちはDACAが行政機関の裁量権の行使として、取り消すことができなかったとは考えていません」と述べた。又、行政はDACAを終了するための行政権の一定の範囲内での判断に基づく選択をしなかったとし、「むしろ、法律が要求している事に対する誤った見解に基づいて行動しました。(政権による)撤回は解決された法律下で恣意的で気まぐれでした」と述べた。
そのような下級裁判所によるDACAに関する判例は、最高裁の数年の関心の一つであった。18日、最高裁は5対4の差で、若く資格のある人々を強制送還から保護する為にオバマ前大統領の行政命令によって2012年に制定された人道的なプログラムを維持すると決定した。この判定の鍵を握った人物は最高裁首席判事ジョン.ロバーツである。最高裁がトランプによるこのプログラム廃棄の試みを終える判定を下したことは、引き続き劇的であるが、予測可能な決定である。最高裁はカリフォルニア州の不法移民を擁護するサンクチュアリー(聖域)に関して聴聞を拒否し、下級裁判所の判定を保持した為、特に予想外の決定ではなかった。
多数派を代表したロバーツの意見書を引用した同紙によると、最高裁がトランプ政権の挑戦を否定した理由は、DACAプログラムを終える法的理由の説明が不足している為である。ロバーツ判事は「我々は、DACAまたはその撤回が健全な方針であるかどうかを決定しません」と述べた。さらに、「国土安全保障省がその行動について合理的な説明を提供するという手続き上の要件に準拠しているかどうかのみを取り上げます。ここで当局は、忍耐を維持するかどうか、およびDACA受益者への苦難について何をすべきかについて顕著な問題を検討することに失敗しました。その二重の失敗は、政府機関がその裁量の範囲を評価したのか、それともその裁量を合理的な方法で行使したのかについて疑問を投げかけます」と書いている。
トランプ大統領は失望を表明し「最高裁判所から出てきたこれらの恐ろしく政治的な決定は、共和党又は保守派と名乗ることを誇りに思っている人々の顔にショットガンを吹き飛ばしました。私たちはより多くの判事を必要とします。そうでない場合、第二条修正およびその他すべてを失うでしょう。2020にトランプに投票してください!」とツイートした。一方、オバマ前大統領は、最高裁の決定を率直に歓迎するツイートでのメッセージを送った。「8年前の今週、私たちはアメリカ人家族の一員として育てられた若者を国外追放から保護しました。 今日、彼ら、彼らの家族、そして私たち全員のために私は幸せです。私たちはそれぞれ、外見が異なり、様々な国から来ているかもしれませんが、私たちをアメリカ人にするのは私たちの共通の理想です」と書いている。
ニール.ゴーサッチとブレット.カヴァナフ二人の判事を2017年と2018年に最高裁に送った為、保守系の判事が多数派を占める最高裁に過剰に依存しているトランプは、下級裁判所で拒否されたほぼ全てのケースを最高裁に持ち込んだが、既にその幾つかは聴聞さえ拒否された。18日の最高裁の決定は複数の判例を統合した2つのDACA関連の判例に対して、終止符を打った事を意味する。つまり約650,000から700,000のDACAプログラム下の受益者は、引き続き米国に合法的に滞在し、合法的に就労することが可能である。しかし、彼らは永住権や市民権を保持していない為、2年毎にそれらの滞在及び労働の合法性を更新しなくてはならない厳しい環境下で生きている。しかし、彼らの多くは高度教育を受け、大企業に雇用され、米国の経済に深く貢献している。又、何千人ものドリーマーはCOVID-19と戦っている医療従事者であるとCBSニュースを含む複数のニュース源が伝えている。上院少数派の民主党リーダーであるチャック.シューマーは、18日最高裁の前に集合した一部のドリーマー達と歴史的決定に対する喜びを共有した。