ポートランドでは今何が起きているのか?

ドイツ.ナチスでは1930年代にゲシュタポと呼ばれる秘密国家警察が存在した。現在5月26日から毎日抗議活動が続いているオレゴン州のポートランドでは、トランプ大統領が派遣した身元不明の連邦武力勢力が暴力と催涙ガスで、平和的なプロテストを攻撃している。トランプが派遣したこの勢力はゲシュタポを回想させるものがある。抗議者は、建物の落書きを除き、破壊及び盗難活動を行っていないにも関わらず、連邦勢力は彼らの前に立ち塞がるものを警棒で殴り、抗議者の目に催涙ガスを直接噴射するという残忍行為を展開している。米国の憲法は抗議活動を合法的であると定めている為、犯罪行為がない限り、彼らを攻撃し、逮捕し、拘束する行為は違反である。しかし、ここではそのような異常な事態が起きている。プロテストに参加したポートランドの市長は、トランプの秘密武力軍が使用した化学爆発物の攻撃に遭遇したと23日に報告した。同市の抗議者は、彼らが「占領軍」と呼ぶ連邦武力勢力が都市を侵略したと主張している。ポートランドでは今何が起きているのか?

ミネアポリスで5月25日、黒人男性ジョージ.フロイドが警察の手によって窒息死した後、翌日から全米の各地で、警察の変革を求めるプロテストが開始された。ポートランドでは5月26日から開始された抗議活動が50日以上経過した今日も続いている。平和的に開始されたポートランドでのプロテストに対抗する為、派遣された連邦勢力が今月同市に入って以来、物騒になっている様子がビデオで紹介されている。先週、Wall of Moms(ママの壁)と自称する女性らがプロテストを守るために抗議活動に参加している。しかし、女性らが対処可能であると思えるような平和的雰囲気はもはや見られない。一人の抗議者が、複数の連邦当局に「貴方たちは宣誓したのではないですか」と言った時、一人の当局者は、この男性を警棒で3回殴り、別の当局者は彼の目に向けて催涙ガスを噴射した。更に数回警棒で叩いた。被害者は腕を骨折し、病院に搬送されたと伝えられた。

化学物質を利用して、プロテストを攻撃している連邦当局と抗議者の間で、緊張と喧騒が漂い、同市は非常に危険な状況になっている。ポーランドの民主党市長のテッド.ウィーラーは連邦当局者からガスに襲われたと報告した。23日のワシントン.ポストによると、連邦当局は爆発物を発射し、化学物質を数百人の群衆に向けて発泡した。ウィーラー市長は、青いサージカル.マスクを着用し、目を守るためにゴーグルをつけていたが、濃いガスの黒煙が彼に向かって急上昇したので、彼は鼻と口を手で押さえた。彼は顔が火傷し、目からは水が溢れているようだと言った。又、「息をするのが難しいです。思ったより少し難しいです。これは忌まわしいことです」とワシントン.ポストに語った。道路に散らばっている落葉を吹き飛ばす掃除用のブロワーを持った男性は、そのブロワーを使って空中に残っているガスを取り除いた。

幾人かの抗議者は、ウィーラーに辞職を迫り、催涙ガスの「味はどうですか?それは燃えますか?どのように貴方は貴方の人たちに毎晩ここで(抗議者を)ガス処刑させているのですか?」と質問した。トランプ大統領は、ポートランドの状況は「アフガニスタンよりも悪い」と表現し、この都市に連邦勢力を配備したが、抗議者たちは彼らを「占領軍」と表現したことに直面して、ウィーラーは、抗議者たちの側に立つためにプロテストに参加したと述べた。ウィーラーとオレゴン州の民主党知事ケイト.ブラウン及び他の州と地方の役人は、この太平洋岸北西部の都市から、急増している連邦当局者を撤退させるようトランプに要求したが何の変化もないという。

この連邦武装団はゴム製の弾丸、ペッパー.ボール、致命的な影響の少ない弾薬を利用して、抗議者を激怒させ、街路に催涙ガスを発射し、群衆にスタン.グレネード(致命的ではない爆発装置の一種)を発射している。この光景のビデオはソーシャル.メディアで紹介されている為、ポートランドは現在最も注目されている。抗議者らは、ポートランド警察当局に50%の融資を削減し、連邦武装軍を追放することで、この状況に早くから対処しなかった市長ウィーラーの辞任を求めている。又、一部の人々は同市の警察システムを全面的に変更するよう求めている。ワシントン.ポストがインタビューした多くの抗議者は、彼らが「連邦政府に残忍な扱い」を受けている時、「ポートランドの警察官を全面的に擁護」しており、「市民を安全に保持する」ための行動がなかった市長の辞職を求めているという。催涙ガス攻撃を経験したウィーラーは、これらの化学物質の使用を許可したことを後悔し、禁止する必要があることも語っている。

連邦勢力がポートランドに現れた後、ポーランドにはWall of Moms(ママの壁)と呼び女性のグループが台頭している。肌の色に関係なく、様々な人種の母親が混合している女性のグループを代表した元空軍の退役軍人の女性は、なぜプロテストを保護する必要があるかとの観点から次のように語っている。以下の声明はビデオで紹介された。

黒人女性、黒人男性、黒人の子供たちは、長い間恐れの中で暮らしてきました。そして私たちは彼らの声を増幅するためにここにいます。この地域社会で私たちが彼らの後ろにいることを彼らが知ることを明確するためです。私たちの地域社会が保護されていることを連邦当局が確実に理解できるようにするため、私たちの体を壁として貸すためにそこにいます。私たちは彼らのいじめや人権侵害に耐えることはできません。多くの人々が外に出て実際に立ち会う動機となったのは、連邦軍が私たちの都市を占領した事です。それは恐ろしいことです。それはアメリカ的ではありません。そして、それは私たちの憲法上の権利に反しています。これが考慮に入れられない場合、これが何であるかを説明されない場合、法執行機関が政策なしで、私たちの公民権を尊重せずに私たちの街路を移動することを許可されている場合、この国がどこに向かっているのか私は懸念しています。空軍の退役軍人として、これが米国の土壌で起こっていることが私には衝撃的です。軍人は署名し、合衆国憲法を守ることを誓った人々です。連邦軍の導入は皆を怖がらせるばかりです。それは市民を激怒させています。この時点で、私たちは警察の残虐行為と人種差別に抗議しているだけでなく、民主主義を保護するために戦っていると思います。賭け金はとても高いので、「ママの壁」は他の皆と同様に、私たちの時間を費やす必要があり、私たちが自分の体を列に並べる必要があるその時を理解しました。

彼女の声は連邦軍が彼らの都市を占領していると感じているポートランド市民を代表している事を示唆した。この連邦武力軍には幾つかのグループが混合しているように見える。カモフラージュの軍隊のユニフォームを着ている兵士スタイル、警察当局に似た黒の制服、灰色の民兵スタイルなど、彼らはプロテストとは識別可能な武装勢力である。もっとも重要な特徴は、彼らが誰であるか識別不可能である事である。通常、米国の軍人や兵士であれば、海軍、空軍、陸軍、その他の所属が明白に識別可能なバッジを付けているが、彼らは、無記名であると報告されている。ポートランドにいる連邦勢力はドイツ.ナチスで1930年代前半に登場したゲシュタポと呼ばれる秘密国家警察を思わせる。民主主義国の米国で、一般市民を脅かすような状況があるのはなぜか?

22日のビジネス.インサイダーは「トランプは常に彼自身の警察力を望んでいました。ポートランドはそれを使うための彼の言い訳にすぎません」と述べている。同誌によると、トランプの好きな言葉は「強い」と「強力」である。トランプは1989年に、天安門広場で数千の民主主義デモ参加者を大量殺戮した中国政府を「強さの力」として1990年代に賞賛した。ポートランドの抗議者に対するトランプの行動は「彼が独裁者と権威主義者を賞賛する理由である」と述べている。トランプはシカゴ、ミルウォーキーなど「民主党が運営している都市に対しても同じことをすると脅している」が、彼のその脅威は、トランプが「彼のキャンペーン.シーズンに間に合う」ように彼の「力の力」を示す「最高の機会」であることを「証明」していると述べている。しかし、トランプに派遣された当局は「バッジを着用していない」ため、「バッジを代表する機関を特定」することは不可能である。なぜ、このような状況があるのか?

オバマ政権は2014年8月、過度に警察が軍隊化している状況下で、装甲車両を含めて、通常戦争で使用される余剰軍事設備を警察が使用することを制限する措置を講じたが、トランプはその制限を撤廃した。加えて、トランプはこの3年間で、国土安全保障省(DHS)の穏健派の長官を次から次に解雇又は配置変えすることで、現在、国土安全保障省はトランプの私有物のようになり、法務執行当局、警備員、その他の捜査当局を個人の警察のように取り扱うことを可能にしていることを示唆した。トランプによって、ポートランドに派遣された武装勢力は実際にはDHSによって動かされている。トランプ下の「DHSはその係員に抗議者の情報収集を行う」権限を与えた。元ブッシュ政権の当局者は「トランプがDHSを彼の私的な小さな悪党の秘密軍に変身させている」とワシントン.ポストに伝えたという。つまり、トランプはDHS下で構成されているテロ対策、国境警備、移民と税関、サイバーセキュリティ、防災など他種の部署から人々を集め、ゲシュタポのような秘密国家警察を保持するようになっていることを示唆した。ゲシュタポは1933年に多様な組織から集めた治安警察機関を1つの組織に統合された部隊である。ゲシュタポは、ヨーロッパのユダヤ人を撲滅するためのナチス計画において重要な役割を果たした。トランプは民主党によって運営されている都市をターゲットにしている。ゲシュタポはユダヤ人をターゲットにした点で異なるように見えるが、民主党が運営する多くの都市には、多数の有色人種や移民が在住しているため、人種差別という点では類似性がある。トランプが再選された場合、米国の民主主義は崩壊すると懸念を表明しているのはトランプのホワイトで最後の国家安全保障顧問として辞職したジョン.ボルトン及びトランプの姪の臨床心理学者メアリー.トランプだけではない。

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