メアリーは大統領の父の影響力を強調

臨床心理学者であるメアリー.トランプ(Mary Trump)は、Too Much and Never Enough: How My Family Created the World’s Most Dangerous Man(果てしない欲望:どのように私の家族は世界で最も危険な男を創造したのか?)をサイモン&シュースターから7月 14日に出版した。メアリーはトランプの兄であるフレッド.トランプ.ジュニア(長男)の娘であり、トランプ大統領の姪である。彼女は高度心理学研究のダーナー研究所で博士号を取得し、トラウマ、精神病理学、発達心理学を含む大学院の心理学を数年間教え、実際に中毒専門の地域社会で患者のために治療と心理学的テストを提供した専門家である。幾つかのインタビューでは、ストレートで表現に気取りがなく率直であるとの印象を受けた。また、この本のキンドル版の一部を読んで感じたことは、著者がトランプの父の影響力を強調しているということである。彼女がこの本を書く決意をした動機は、トランプにこの国を破壊させることはできないからであると説明している。

ドナルド.トランプの姉の話

メアリー.トランプは、2015年のある日、昼食をしながら、ドナルド.トランプの姉である裁判官のマリアンヌ(Maryanne)が彼女に語ったことを引用し「ドナルドは共和党大統領候補の指名に当選することは決してないだろう」と述べた。著者は、彼女の叔母がトランプについて「彼は道化師です。これは決して起こらないでしょう」と、大統領選の立候補を発表した直後にコメントしたと書いている。又、「ドナルドが教会に行ったのは、カメラがあった時だけでした。それは気が遠くなるような感じです。しかし、それは全て、彼の支持基盤についてです。彼には原則がありません。何もありません!」と叔母の会話を引用している。しかし、彼女の叔母は、兄への愛情と忠誠心からドナルドに投票したと述べている。メアリーは、リアリティ.ショーのスターで、ビジネスに失敗したドナルドが大統領に立候補することを最初信じられなかったため、深刻に受け止めていなかったと書いている。トランプが出演していたアプリヘンタス(見習い)はドナルドのイメージを「生意気な自力の取引業者として作り上げまた。これは、私の祖父の創造であった神話です」と述べている。又、2016年の選挙では、不動産王としてアピールしたが、ビジネスの失敗について、マリアンヌはトランプが5つの倒産を経験したとメアリーに語ったと述べている。

トランプ大統領の人格障害を指摘

著者は、叔父のトランプが彼の父親から悪い影響を受けたと述べ、ドナルドは彼の父に破壊されたと書いている。それはソシオパス(sociopathy)と呼ばれる反社会的人格障害(ASPD)を持つ人がすることであるとし、ASPDの人は他人の気持ちを理解できず、罪悪感を感じることなく、規則を破ったり衝動的な決定をする人について言及すると述べている。また、著者はドナルドに見る性格は、父親であるフレッドの姿を反映していると述べている。ドナルドの父フレッドは、感情がない人物のように見え、実際、彼は人口の3%に見られる高機能のソシオパスであった。診断された人の75%は男性である。症状は嘘が上手く、善悪への区別がなく、虐待的な行動を取り、他者の権利への関心が欠如している。又、ドナルドはフレッドが彼の子供たちを「どのように扱ったかに起因する子供時代のトラウマの産物である」と説明している。彼女は、トランプが精神障害の診断と統計マニュアルの9つの基準に適合するナルシシズム性人格障害の要素を備えていると主張し、何回が強調している。又、反社会的人格障害、慢性的な犯罪性、傲慢さ、他人の権利の無視などの特徴があるこの社会病にも適合していると述べている。ドナルドはまた、依存性人格障害の幾つかの基準を満たしている可能性がある。その特徴は、意思決定ができない、または責任を取ることができない、一人でいる事に不快感を持ち、他の人からのサポートを得るために過度の期間を費やすことなどが挙げられると述べている。又、トランプは診断されていない長い学習障害を抱えている可能性があり、彼が情報を処理する能力や学習障害を抱えている可能性があると述べている。又、トランプは睡眠時間が非常に少なく、食生活は非常に不健全で、運動はしない為、それは彼の他の潜在的な障害に貢献するか又は悪化させている可能性があると述べている。

トランプは税金詐欺で、彼の納税申告書を召喚しているマンハッタンの検察事務所による調査の対象になっていることは現在広範に知られている。善悪の原則に欠けるトランプの人格は、父親の姿を見て育った彼に大きな影響を与えた可能性がある。フレッドの事業は政府の財政支援に基づいて構築されたが、彼は税金を払うことを嫌い、そうすることを避けるためには何でもした。彼の帝国拡大の最盛期には、彼は必要がないお金は一銭も使うことはなく、彼の息子に及ぶような借金をしたこともなかった。フレッドは第二次世界大戦と大恐慌によって形成された希少な精神に拘束され、彼の財産を自由に確保していた。彼の会社が家賃から生み出した利益は莫大であった。彼の純資産に関連して、「アヒルのお尻よりも引き締まっている」と子供たちに言われたフレッドは、比較的控えめな生活を送っていた。

トランプの人格形成に影響を与えた彼の父フレッド.トランプの存在

トランプの父フレッド.トランプは金持ちで、影響力のあるビジネスマンであった。ピアノのレッスンやサマー.キャンプなどに通うゆとりはあったが、二人の最年長の子供達は「貧困白人」の気持ちを抱きながら成長した。フレッドは複数の建物の賃貸から多大な利益を得ていた為、十分な富があった。彼が所有していた建物のほとんどはブルックリンとクウィーンズにあった。これらの地域は一般的に貧困世帯が多く、少なくとも高級地域ではない。彼の家族はどこにでも住める余裕があったが、子供達は15分歩いて公立学校に通った。彼らはニューヨークのマンハッタンに出掛ける時は地下鉄を利用する庶民的な側面もあった。

ドナルドと彼の弟であるロバート(Robert)は彼らが少年の頃、母が不在だった為に深く苦しんでいた。フレッドの育児スタイルは、実際にはトランプの母メアリー.アン.トランプ(Mary Ann Trump)の不在の悪影響を悪化させた。その結果、彼の子供たちは他の世界からだけでなく、お互いからも孤立するようになった。父だけが頼りであったが、同時に父の存在は「児童虐待による恐怖の源」でもあった。ドナルドは重要な発達段階で、少なくとも一年間、子供達を見捨てた母親とのつながりを失い、深刻なトラウマを直接体験したと述べている。ドナルドの母は精神的問題による健康上危険度の高い状況があった。ある時には、家の中では意識を失い、倒れていたこともあり、肉体的負傷で入院したことも時々あったと著者は述べている。フレッドはこのようなことには気付いていなかったが、彼はある瞬間に、死の危機さえある彼の妻の健康問題を解決するための彼の富と力の限界に直面していた。しかし、トランプの母メアリーは、ある時期には、かなり熱心に病院や保育園での慈善活動に関与した。

ドナルドは歴史、憲法、原則、地政学、外交を理解していないとメアリーは述べている。又彼の父はそのような知識を学ぶ必要があると教えたこともなかった。ドナルドが学んだことは、同盟関係と米国の社会プログラムのすべてを金銭の損得で評価することであった。又、自身の限界に挑戦し、自分の力で成功する必要がないよう過保護で育った。誠意のある仕事をするよう要求されたこともなく、どれほど酷く失敗したとしても、彼はほとんど計り知れない方法で報われていた。彼のあらゆる発言を称賛し、違反を重ねることにほとんど無感覚になることを正常化することで、可能な刑事過失も隠すロイヤリストに取り囲まれているホワイトハウスで、彼は引き続き彼自身の災害から守られていると述べている。

トランプが大統領であることの米国の悲劇

著者は、Covid-19のパンデミックと潜在的な景気後退、ドナルドの分裂志向による政治的路線に沿って社会的分断が深まり、米国の将来についての壊滅的な不確実性は、彼女の叔父が管理するほどの装備があるわけではない「完全な大災害の嵐」を巻き起こしたと述べている。トランプは好ましくなく状況に対して、虚偽を語り、事実を変えるか又は歪めて伝え、真実を隠すことでしか対処できない為、彼のおかげで、米国は現在直面している悲劇の真っ只中で無力な状態に至っているとメアリーは述べている。又、ドナルドに驚かされたことは何もないが、就任式に集まった群衆の規模について、嘘をつき、前政権の政策を撤廃する速さとその量に驚いたと述べている。彼は、環境保護を撤廃するのにどれほどひどく扱われたかについて愚痴を言い、何百万もの人々から医療を奪うためアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)の医療法を標的にし、人種差別的なイスラム教徒の禁止を制定したことは最悪の衝撃であったと述べている。又、現在数百万の人々に影響を与えている彼の政策が公式になっていることで、ドナルドの残酷さに対する恐怖は拡大したと述べている。

最後に、メアリー.トランプは、彼女の書籍出版の動機がお金、名声、復讐ではないと述べている。彼女の父はドナルドに冷たい扱いを受けたが、この本は復讐やお金のために書いたのではないと語っている。他の家族は忠誠と恐怖のために沈黙を守り続けているが、唯一、彼女は「世界で最も目立ち、最も強力な家族」の全てについて語る意志があり、これ以上沈黙を続けることはできなくなったと述べている。著者は現在以前にはなかった生死の問題(Covid-19のパンデミック)に直面している中で、我々は脅威に晒されているため、ドナルドの失敗を隠し、又は無視することはできない状況になっていると指摘している。メアリーはこの本が出版される頃、数千のアメリカ人はドナルドの傲慢と故意の無知のために犠牲になり、彼が2期目に勝利した場合、「アメリカの民主主義は終わる」と強く警告した。

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