従来の大会とは劇的に異なるパンデミック下の民主党と共和党の全国大会

Milwaukee wins 2020 Democratic National Convention - Milwaukee ...By    The Business Journals

今年は、コロナウイルスの蔓延のため、通常の大会とはほとんど状況が変わる。民主党全国大会(DNC)は17日の月曜日から木曜日までの4日間ウイスコンシン州のミルウォーキーで開催されるが、ほぼ全面的にバーチャルである。委員長のトム.ペレッツは2019年3月既にミルウォーキーが大会を主催すると発表していた。場所の選択は、ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンを含む中西部の接戦州でバイデンの勝利に焦点を当てるための戦略のひとつである。しかし、群衆の集会を開催することはできないため、会場は縮小され、当初予定されていたミルウォーキーのフィサーブ.フォーラムではなく、ウィスコンシン.センターで開催されることが2020年6月下旬に発表された。ミルウォーキーでのウィスコンシン.センターでのDNCの開催は1984年以来であり、共和党は同じ場所で1996年に開催している。共和党全国大会(RNC)は24日から27日まで、人員を大幅に限定することで、ライブ集会を行うが、ほとんど最近まで場所の選定に葛藤があった。

参加者は自宅または孤立した場所から、スピーチを提供するが、一般の支持者はほとんどテレビを見ることになる。バーチャル大会のスピーチはインタネットのこのサイトから見ることができる。加えて、一回に二時間の内容を全面的に放送するテレビ局はC-SPAN、ABC、CBS、NBC、CNN、MSNBC、PBS、フォックス.ニュースである。放送は東部時間午後9時から午後11時までである。毎晩多数のゲストがスピーチを披露し、最後の20日にジョー.バイデンは民主党大統領候補者の受諾スピーチを行う予定になっている。17日初日のDNCの主なスピーカーは前ファースト.レディのミシェル.オバマ、2016年および2020年も大統領選の候補者の一人であったバーニー.サンダース、ニューヨーク州知事のアンドリュー.クオモ、米国上院議員エイミー.クロバッシャー(ミネソタ州)、下院で3番目のランクである下院議員ジム.クライバーン(サウス.キャロライナ州)、共和党の元知事ジョン.ケイシック(オハイオ州)などである。この中で、最も注目されるスピーカーは人気が高いミシェル.オバマである。

18 日の主なスピーカーは、バイデンの妻ジル.バイデン、ビル.クリントン元大統領、オバマ政権下の司法省副長官サリー.エイツ、上院少数派民主党リーダーのチャック.シューマー、元国務長官ジョン.ケリーなどである。19日にはバラク.オバマ前大統領、下院議長ナンシー.ペロシ、前国務長官ヒラリー.クリントン、上院議員エリザベス.ウォーレンなどである。最後の木曜日には、カリフォルニア州知事ギャビン.ニューサム、イラク戦争の退役軍人で、米軍ヘリコプターのパイロットを務めたタミー.ダックワースが注目されている。彼女は2004年、ヘリコプターがイラクの武装勢力によって発射され手榴弾に襲われた後に両足を失った車椅子の勇敢な上院議員として知られている。

民主党の政綱は、投票権の保護と安全ネットの強化などが含まれる政治的平等、人種問題やLGBTの権利などを含む社会的平等、環境保護などである。トランプ大統領は郵便局への融資を拒否しているため、郵便投票は大幅に遅れると予測されている。これは現在最大の懸念になっている。マンマス大学が8月11日に公開した世論調査によると、米国有権者の58%は、今年、郵送で投票を行うことを奨励し、37%は悪い考えだと答えている。民主党有権者の90%はメールによる投票を拡大することは良い考えだと述べているが、共和党有権者の20%のみが同意している。独立系(または無党派)有権者の60%は良い考えだと言っている。全有権者の32%は、総選挙での投票用紙を郵送する可能性が非常に高いと答え、その可能性があると答えた率は17%である。これらには72%の民主党、無党派の48%、共和党の22%が含まれている。つまり、積極的に郵便投票を利用する可能性が最も高いのは民主党有権者である為、大幅なメールの遅れによって投票権が奪われる脅威に直面している為、民主党議員らは、トランプの脅しに神経質になっている。従って、民主党全国大会は、Covid-19の脅威と郵便投票への潜在的な妨害が現在の主要課題になっている中で開催されている。

この大会中、バイデンおよび先週彼が副大統領に選出した上院議員カマラ.ハリス(カリフォルニア)はいずれも大会中に公式に指名される。ハリスは26日、バイデンは27日にデラウェア州ウィルミントンでの指名を受け入れることが期待されている。両氏はそれぞれの日程で、スピーチを披露する予定であり、大会での最も重要な一部である。民主党および共和党はそれぞれの大会で指名プロセスを行う。共和党全国大会(RNC)は人数を大幅に限定するが、従来とほとんど変わらない大会を行うため、さほどプロセスに変化はない。一方、DNCの党幹部はパンデミック下で伝統的な大会を開催することは不可能であると判断したため、今年は形式が劇的に異なる。従来、大きな会場に全米の代議員、ゲスト.スピーカー、一般の支持者が結集するが、今回、ミルウォーキーで開催されるイベントは全国に広がる数十のサテライト.サイトに直結している。そこで、それぞれの代議員は投票を行い、投票は主要会場の関係当局に送信されることになっている。つまり、コミュニケーションはすべてインターネットで行われ、ゲスト.スピーカーを含む全ての参加者はウィスコンシン.センターに直接行く必要がなく、自宅または近辺の孤立した場所からスピーチを行う予定である。

共和党全国大会(RNC)は2020年8月24日から27日まで開催される予定である。RNCは、群衆の集会を知事に拒否されたため、最初に予定していたノース.キャロライナ州シャーロットでの大会をフロリダ州のジャクソンビルに変更したが、7月23日にキャンセルし、規模は劇的に縮小した。大会は開催せず、ホワイトハウスからの共和党の指名をライブで受け入れる可能性が高いことを示唆したが、非合法の可能性がある為、初日の8月24日(月)は結局、シャーロットで開催される予定である。この日、午後9時から午後11時の間にトランプ大統領と副大統領マイク.ペンスの正式な指名はライブで行われる。8月25日から27日はワシントンD.Cで3日間、娯楽的なイベントが開催され、その他の都市や場所でも様々なイベントが予定されている。

トランプは受諾スピーチをホワイトハウスで行う予定であると13日に発表した。同日のロイターによると、トランプは「ホワイトハウスは素晴らしい場所なので、おそらく私はスピーチをするでしょう。 それは私を気分良くさせ、国を快適な気分にする場所です」と述べた。また、「中国ウイルスの観点」から、ホワイトハウスには様々な芝生があるので、私たちはおそらく外側ので芝生のひとつで、それを行うでしょう」と言った。しかし、ホワイトハウスで、受諾スピーチが行われた歴史はない為、「歴史的な邸宅を政治化」することになると民主党が指摘し、トランプの支持者である一部の共和党も「多分、それは辞めた方がいい」と言った。トランプは、先週ペンシルベニア州ゲティスバーグにある南北戦争の戦場現場で演説を行うという考えも浮上させた。

民主党による完全なバーチャルでの全国大会は米史上初めての記録的なイベントになる為、早くから慎重な計画に基づく準備が行われた。従来の大会でも、一部ビデオでのスピーチや動画が紹介されることがあるが、バーチャルの大会はそれが全面的になるイメージである。いずれの党も全国大会を開催し受諾スピーチを行うことで、有権者は初めて、誰を大統領として投票するかを決定することが可能になる。郵政公社は郵便が大幅に遅れると警告している為、9月から投票用紙を請求することが可能な一部州の有権者は、この大会後に準備することが可能になる。また、大会終了の翌日には、従来の日程を変更し、早く投票用紙を請求するよう市民に要求するか又は、全ての有権者に自動的に投票用紙を郵送する州は、これまでの日程を繰り上げる為の措置を開始することも可能になる。更に、バイデンとハリスのキャンペーンも本格的に開始される。今後の重要なイベントは、トランプとバイデンおよびハリスとペンスの討論会である。

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