下院議会の議長ナンシー.ペロシと財務省の長官スティーブン.マヌーチンは第二の兆ドル単位のコロナ救済に関する交渉を進めていた。しかし、感染Covid-19の病気治療中のトランプ大統領は、軍事医であるホワイトハウスの医師に退院を命令し、ホワイトハウスのレジデンスに帰宅した翌日、早速重大な失敗をした。彼はツイートで、この交渉を止めると宣言した。それまで、穏やかに上がっていた株は突然急落した。しかし、トランプはそのメッセージを昨夜遅く修正したため、7日の朝、株は再度急増した。パンデミック下の米国に援助金を注ぐことが、どれほど急務であるかを劇的に示した。学者は、トランプのツイートの態度が株式市場に及ぼす影響に関する研究を行なっている。驚く事ではないが、トランプは試験や隔離を放棄し、大統領執務室に戻ったと今日報告されている。
トランプは退院した翌日6日早朝に「ナンシー.ペロシは、貧しい実行、高犯罪、民主党の州を救済するためにCovid-19とはまったく関係のない2.4兆ドルのお金を要求しています。私たちは1.6兆ドルの非常に寛大な申し出をしました。そして、いつものように、彼女は誠意を持って交渉していません。私は彼らの要求を拒否し、私たちの国の将来に目を向けています。 私は選挙後、私が勝った直後に、勤勉なアメリカ人と中小企業に焦点を当てた主要な刺激法案を可決するまで、交渉をやめるよう代表者に指示しました」とツイートした。このメッセージは真実を反映していないが、その日の早い段階で、200ポイント以上も上昇していたダウ工業株平均は、突然コースを逆転させ、一時、約410ポイント以上も急落した。その日の株式はダウが約377ポイント(1.3%)、ナスダック指数は1.6%、S&P 500は1.4%下落した。
議会からの救済をもっとも早急に必要としている企業は航空会社である。コロナの救済援助がない場合、航空会社は多数の従業員を一時解雇または永久的に解雇しなくてはならない状況に直面している。下院議会の議長ナンシー.ペロシはトランプのツイートに即時反応し、財務省長官マヌーチンと電話で話をしたと伝えられた。7日のワシントン.ポストによると、ペロシは、下院民主党議員が先週「情報に基づいた会話ができるよう」前進しようとして失敗した航空会社の救済法案を読むようにマヌーチンに伝えたとペロシのスポークスマンであるドリュー.ハンミルが報告した。3月にケア法の一部として承認された給与サポート.プログラムは9月30日に期限切れになった為、その後、航空会社は数万人の労働者を一時解雇している。先週、アメリカン航空とユナイテッド航空は3万人以上の従業員を解雇し始めた為、ペロシは先週、単独の法案またはより広範な交渉の一部として、給与サポートを更新すると述べ、解雇を延期するよう航空会社に促した。
民主党下院議員ピーター.デファジオ議員は先週金曜日に、すべての議員の全会一致の同意を必要とする手続き下で、航空会社が労働者の給与を援助するために280億ドルの法案を進めることを試みたが、共和党はその動きを阻止した。上院共和党員は、援助の使用方法に関する要件がそれほど厳しくない航空会社向けに同額の法案を押していた。特にトランプが突然、「選挙後まで交渉をやめるように指示した」とツイートした6日の「奇妙な出来事」の後、ペロシとマヌーチンの両当事者は、彼らが援助しようとしている航空会社と契約を結ぶことが可能であるかどうか不明な状況になった。しかし、トランプは、交渉停止の最初のメッセージから約7時間後の東部時間午後9時54分に、先週の連邦援助プログラムの期限が切れた後、すでに数千人の従業員を解雇し始めた航空業界に250億ドルの新しい援助を「即座に承認」するよう下院と上院に求めた。また、午後10時18分、トランプは1,200ドルの支払いを数百万人のアメリカ人に向けるよう議会に呼びかけ、中小企業への即時援助を望んでいると述べ、「私は今署名する準備ができています。ナンシー、聞いていますか?」と書いた。
両氏間の交渉を切断したトランプのツイート後、再選に直面している共和党からの反発が高まっている中で、ホワイトハウスと下院議会は交渉を止める計画はない動きを示唆した。その後7日の朝、株式市場は跳ね返りを見せた。ホワイトハウスが交渉を終えないことを示唆した同日に、株式市場は肯定的に反応し、午後3時前にはダウが約559ポイント(2.02%)、ナスダック総合指数は約1.9%以上、S&P 500は約1.8%増加した。このような状況は初めてではない。ファイナンス.ヤフーは「2016年以来、株式市場は新たなリスクに取り組んできた。それはトランプ大統領のツイートです」との述べている。2019年5月16日、トランプ大統領の貿易政策に関するツイートは「世界の株式をガタガタ鳴らしている」と述べている。トランプ大統領が5月5日、中国からの輸入品の関税引き上げについてツイートした直後にそれは始まった。また、彼のツイートとそれに続く関税引き上げは、数ヶ月で「最も意味のある株式市場の後退」を見る結果になった。5月13日の時点で、S&P 500は5月1日の日中の高値から約5%下落したと指摘している。
加えて、学者はトランプ大統領のツイートでの態度が世界の株式に及ぼす影響をもっと良く理解するため、既に調査を始めている。今年3月21日のフォーブスによると、危機を調査するテキサスA&Mの主要な学者ベンキー.シャンカー博士は、株式市場がトランプのコミュニケーションにどのように反応しているかに関する彼の研究と重要な学習についての洞察を共有している。また、コロナウイルス感染のパンデミックの危機に対処している他の指導者に彼の研究情報を提供している。シャンカー博士は「あなたの研究に関連する大統領のツイートをどのように調査していますか?」と聞かれ、「国レベルでは、市民と投資家はリーダー(トランプ大統領)の発言を尊重し、彼らの対応を導きます。トランプ大統領はツイッターを介してコミュニケーションを取る傾向があることを考えると、彼のツイートのメッセージは、投資家の反応を決定する上で重要な役割を果たす可能性があります」と述べ、トランプのメッセージは、実際に株式市場に多大な影響があることを示唆した。
トランプは、わずか3泊後に退院し、ホワイトハウスに戻って以来、ほとんどマスクを着用せず、必要な日々のテストを避け、健康状態が明白に公開されていない状況で、隔離していなければならない感染中に、大統領執務室に戻ったと伝えられている。7日、ホワイトハウスの医師は症状や熱はないと報告した。医療当局は、どのような治療薬を提供し、日々症状があるかないかの情報を提供しているが、実際にはトランプ大統領がどのような健康上の問題を抱えているのか、どのような潜在的な副作用が予期されているのか明らかにしていない。彼の姪や姉は「規律がない」とトランプについて言及したが、分別のないツイートも含めて、その規律に欠ける態度は引き続き問題である。救済法案に関して、突然独断的な行動を取り、株式が敏感に反応し、共和党議員らが苦情を述べた後に、彼の最初のツイートのミスを修正する試みで、別の異なるメッセージを送るというパターンを繰り返している。そのような状況下で、前副大統領ジョー.バイデンは、6日のペンシルバニア州ゲティスバーグへのキャンペーン旅行中、トランプがまだ感染している状況であれば、15日に予定されている2回目の討論会はキャンセルするべきであると語った。問題は、トランプの感染状況が不透明であることである。7日の今日、東部時間午後9時から開催される副大統領マイク.ペンスと副大統領候補者のカマラ.ハリスの討論会は司会者も含む当事者の前にプレキシガラスが配置されると伝えられている。